那智勝浦・太地旅行記(ブログ) 一覧に戻る
4月6日(木)晴<br /><br />今回の旅は、名古屋から熊野へ向かう電車の時間を考えると、新横浜からのぞみで行くしかない。文子と新幹線に乗るのも久しぶり。もうずっと前の京都以来かもしれない。<br />新横浜を8時20分に出るのぞみ11号は名古屋に9時55分に到着する。南紀3号は10時6分の発車なので、その間に駅弁を買う。僕は幕の内弁当で、文子は日本の味博覧弁当とかいうのを買う。お昼には時間がまだ早いが下車駅まで3時間も乗っているのだ。それに、昔の列車と違って途中駅では駅弁を買う時間もない。<br />南紀3号は3両編成。指定席の禁煙車は3号車だけで席が取れなかった。1号車は指定席だがタバコOKの車両で、2号車は自由席になっている。この頃は珍しいディーゼルの列車だった。それでも「ワイドビュー南紀3号」と称しているだけあって、窓は開放的で大きい。運転席側の前方も開けているので確かにワイドビューという感じがする。<br />禁煙の3号車が満員だったわりには1号車は空いている。2列前にお年寄りが4人。少し後ろにもお年寄りの小団体。背広にネクタイの人も2〜3人乗っていた。四日市、津と過ぎ松坂へ出る。列車の左側の席なら海が見えると思ったが、海は全然現れず山ばかり。列車は伊勢の方には行かず、更に山の方へ入って行く。このあたりまで来ると特急が止まる駅があっても乗る人はまばら。線路も単線だしドアも自動では開かない。こういう列車も残っているところはどんどん少なくなっていく。<br />紀伊長島に近付くと漸く海が見えてくる。時間も12時に近いので駅弁を食べる。後ろの席のお年寄りたちは、社内販売の駅弁を買って食べていた。やがて尾鷲を過ぎると次が熊野。そして終点の紀伊勝浦へと続く。新宮から和歌山側は電化されている。新宮からはずっと海沿いを走る。新宮を出て直ぐに勝浦と思しき街が見えるのだが、湾を大きく回っていくためなかなか近付かない。でも海越しの勝浦も綺麗だった。勝浦では紀の松島巡りの観光船に乗る。途中で太地にも下船できるので、くじら博物館に寄った。<br />今日の宿はかつうら御苑という大きなホテル。部屋は1階の109号室。1階なのは理由があって、部屋に露天風呂が付いているからだ。露天風呂付きの部屋は10室しかなく、僕たちの部屋と並行して並んでいる。でも、今日は空いているそうで、露天風呂付きの部屋に泊まっているのは僕たちのほかに1組だけとのことだった。とりあえず大浴場に行く。ここも広くて気持ちの良い露天風呂が付いている。大浴場には6〜7人しかいない。しかも露天には誰も入っていなかった。僕一人で大きな露天を占領してしまった。部屋に戻ると直ぐに夕食の準備。ここは食事も部屋へ出してくれる。食事はとっても豪勢。まぐろが有名なのでお刺身で出るほか、まぐろの頬肉の陶板焼き、伊勢海老、イサキの揚げ物、天麩羅(塩味で食べるのが美味しかった)、それに定番の茶碗蒸しとか前菜。前菜には、この辺の名物の秋刀魚寿司というのが付いていた。ビールは地ビールを頼んだあと、文子が売店で買ってきた羅生門という生酒を飲んだ。仲居さんがとっても親切でお酒を冷やす氷やグラスまで用意してくれた。ゆっくり飲んで食べてお腹一杯になったのは8時を回っていた。<br />この宿は大きなホテルなので売店も充実している。文子が買いに行く、というので一緒に行く。二人のお土産で結構一杯になってしまったので、まとめて宅急便で送ることにした。<br />買い物をしてお腹がこなれたところで部屋のお風呂に入る。部屋の外がベランダになっていて、その向こう側にお風呂がある。四角い石造りのお風呂で二人で入ってもゆったりできる。そのお風呂の脇には南国風にヤシの木が1本。この枝はお風呂の外の道路にまではみ出ている。お風呂の脇に立つと海が見える。その海の向こう側は那智大社がある山々だ。このお風呂はのんびりできてとても良かった。<br /><br />4月7日(金)晴<br />朝はいつものように5時過ぎに目が覚めてしまったが6時まではウトウトしていた。文子はまだ寝ているが待ち切れずに露天風呂に入る。ところが夕べ少しぬるくしてしまったらしくお湯の温度が低い。熱いお湯をどんどん出しているうちに、何とか温かくなった。文子も朝風呂に入ってさっぱりしたあと、朝食の時間。朝食はレストランでバイキングだ。バイキングは和食だけだが何となく中途半端。ハムやソーセージや入り玉子は洋食向きだと思う。魚の干物と海苔と納豆、それに温泉玉子で済ます。<br />この日はレンタカーを借りるようになっている。トヨタレンタカーは送迎をしていないというので一旦駅前まで出てから営業所まで歩く。車はカローラ。直ぐに出発して那智大社に向かう。那智大社は勝浦と新宮の中間辺りから山へ登って行く。国道42号線の標識に従って曲がると、そこに補陀洛山寺があった。そこは帰りに寄ることにして山へ登る。途中に大きな駐車場があって熊野古道の大門坂へ行かれるようになっている。そこも通過して更にカーブを曲がって上に登ると今度は那智の滝への入り口がある。そのちょっと先に500円の安い駐車場があったのでそこに止める。駐車場のおじさんが「元気なうちに参道を歩いて登って帰りに滝を見た方が良い」と言っていたが500段の階段と聞いて怖気づく。でもバスで来たお年寄りの方たちもそのコースを行くのを見て、結局は歩くことにする。滝のところから少し道路を歩くと10分もしないうちに右手に階段の上り口が現れる。ここから登り始めるが、結構急な階段。でも途中途中の踊り場にはお土産屋さんなんかがあって休み休み行くことができる。途中には桜の大木が綺麗な花を咲かせていた。上り切ったところが那智大社の境内。思ったほど人が多くはなかった。ゆっくり参拝してお札を買ったりする。生きている楠の大木の根元がポッカリえぐれて御胎内巡りをすることができる。<br />那智大社は熊野巡りの終着点だ。昔、京都を出ていくつもの山を越えてここまで来るのは大変なことだったろうと推察できる。今でもその名残が残っているのが熊野古道だ。大門坂から滝のところに出て那智大社に出るところまで熊野古道が残っている。那智大社側の熊野古道をちょっとだけ入ってみた。この那智大社の裏側に青岸渡寺というお寺がある。このお寺も熊野ならではの謂われがある。仏教伝来後も熊野の地は修験道の聖地になっていたが、この熊野で修行を積んだお坊さんの何人かが、西方にあると謂われる極楽浄土を目指して海へ船出していったのがこの地なのだ。その修行の最後の地がこの青岸渡寺で船出していったのが補陀洛山寺である。<br />さて、青岸渡寺から裏参道に入り下って行くと三重の塔に出る。ここは開けた場所に建ち那智の滝も見える。さらに桜が満開で彩を添えている。ここから道は急な石段になり、下りきったところがさっき車を止めた駐車場の近くへ出る。那智の滝へはここから更に下る道が付けられている。でも、今までの道に比べれば大したことはない。一番下は樹林の中だが滝は近くて良く見える。更に近くに行かれるが、そこは300円を払って入場しなければならない。入ったところにお清めの水があるが、それは湧き水だそうだ。この上に赤い欄干で作られた滝見の場所がある。さすがにここは壮観である。天気も良くて青空なので滝を見上げると滝の白さと青空のコントラストが綺麗である。ここを下ったところに売店があって、八太鴉のお御籤があったので買ってしまった。<br />車に戻るともう11時だ。やはり歩いて回ると思ったよりも時間が掛かる。今日の泊りは白浜なので結構遠い。文子にガイドブックで美味しいお店を探して貰うがなかなか分からない。カーナビを潮岬にセットして走って行くとガイドブックにもなかった橋杭岩というところに出る。その名のとおり岩が橋の杭のように海に残ったところだ。ここで写真を撮るとそこに食堂があって刺身定食1,350円になっている。時間はもう12時半だったのでそこで済ますことにする。<br />この辺りから海の向こうに大きく見えるのは大島だ。ここは串本、向かいは大島の民謡で有名な大島だが、今はループ橋が結んでいる。潮岬は台風が来ると必ず中継される本州の突端だ。僕は潮岬灯台まで行ってしまったが、灯台の手前に駐車場があったのでそこから潮岬に歩けるようになっているらしい。灯台へは駐車場から少し歩く。ここにパトカーが止まっていて、何があったのか知らないけど警察官が2人立っていた。灯台はどこへ行っても同じ。ただ、潮岬は歴史も古いし太平洋に突き出た潮の流れの激しいところだから北海道や能登とは違った印象だった。灯台の1階は展示室になっていて、灯台の大きなレンズや船の模型が展示されていた。明治の初期にトルコの軍艦が遭難してこの付近の人々が助けたことから今でもトルコとの友好関係が続いている、とのことだった。<br />潮岬を出ると道は海沿いではあるが特に観光地もなく淡々と白浜に向かって行く。<br />結構走ったあと、ようやく白浜への標識を見つける。最初に行ったのは白良浜という白浜の中でも一際砂の綺麗な海岸だ。ここは道路の向かい側に無料の駐車場がある。砂浜はそう広い訳でもなく外れにはホテルも出来てしまっているので景観が良くない。でも砂浜には家族連れや何組かのカップルもいた。ここを出たのは、もう4時になっていた。白浜の有名観光地はここのほかに千畳敷というのと三段壁というのがある。この駐車場から出たところに千畳敷への標識があるのでそこへ向かう。ホテルの間を抜けて行くと、そこにも無料駐車場がある。ここは名前のとおり、広さが千畳もあるという大きな一枚岩だ。ここにも多くの人がいる。でも、こういう風景は真鶴や伊豆と変わらない。白良浜くらいだと近隣にはなかなか無いけど。ここでは写真を撮っただけで出発。<br />今日の泊りは海椿葉山という6室しかない小さな宿。名前のとおり椿温泉というところにあるが、そこは白浜からJRで2駅ほど勝浦の方に戻ったところだ。千畳敷から国道42号線へも標識がある。白浜空港の下をトンネルで抜けて行く道。この道沿いには、まだ行っていない三段壁の駐車場もあったので、明日はこの道を戻って来られるようポイントは覚えておいた。空港の下を抜けた三叉路で左折。しばらく行くと川を渡ったところで国道にぶつかる。ここが富田橋の信号なので、そこを右折。明日は、その逆コースを取ることになる。ここから椿の駅まではそう遠くない。駅への道を過ぎたあたりで左側(海側)へ下って行く道がある。そこに小さく海椿葉山という看板があるのを見付けて入って行く。椿の駅も無人駅なので鄙びた温泉かと思っていたらとても大きな白いホテル(元湯椿楼というらしい)と外観が円形の目立つホテル(ときわ楼というらしい)があったのでビックリ。この両方のホテルは僕たちの部屋のベランダから良く見えた。<br />海椿葉山というのはデザイン賞を貰った建物だそうで、駐車場から円形に回ってフロントに入って行く。フロントも小さな机が一つあるだけで無人。そこのベルを鳴らすと奥から若い女性が出てきて受付をする。通された部屋は海星という部屋。入ると玄関に続いて8畳の和室があり、そのまま板の間に続いている。板の間はそのままベランダに繋がり、ガラス戸を空けると一段下がって結構広いテラスになる。ここへ着いたのは5時に近くなっていたが、海がまだ綺麗に輝いていた。部屋は6室だが1本の廊下沿いにずっと並んでいる。さっきのテラスからは各部屋のテラスが丸見えだ。テラスの大きさから見ると、一番端の1部屋だけが一回り大きく、あとは皆同じ広さのようだ。部屋は木ではなくコンクリートの打ちっ放しのような造りだが、意外と音は聞こえない。この1本の廊下の突き当たりの階段を4〜5段下りたところにお風呂がある。6部屋しかないのでそう大きなお風呂ではないが、大き目のタイルの綺麗なお風呂だった。今日は僕たちの他に1組しか泊っていない、とのことだったが男性は僕だけなのではないか、と思う。最初に行った時は使った形跡がなかったし、次に行った時も僕が使っただけのような感じだった。このお風呂は露天ではないが、下段が素通しのガラス窓で湯船から海が見えるようになっている。その窓は開けることができるので、僕一人なのを良いことに露天のようにして入っていた。<br />夕食は6時から。ここも部屋食だ。ビールは地ビールを頼んで、あとは昨日の飲み残しの羅生門を飲んだ。6時からの夕食だが、日没が6時20分くらい。丁度、部屋から正面に太陽が沈んで行く。夕陽に赤い海や、日没直前の真っ赤な太陽の写真を沢山撮ってしまった。ここの料理は会席で一品づつ運んで来てくれる。昨日のように量は多くなく、しかも1品と次に料理との間が空いているのでそれほど食べた気がしないうちに終了。最後はお茶漬けにしてご飯を食べた。<br />ここは旅館の外に出ても特に何もするところがない。宿の中も特にすることがない。海を見ながらのんびりして温泉に浸かってゆったりと過ごすところだ。<br /><br />4月8日(土)晴れ<br />今回の旅行の最終日。今日はレンタカーを返すまでに廻りたいところがあるので少し早く出る。とは言っても食事の時間も決まっているので、それまでに朝の温泉にも浸かる。朝食も部屋で。卵、魚、海苔と普通の定番。部屋から朝の海を見ると昨日に比べて風が強く波が大きく砕けている。そんな中でも沢山の漁船が出ているのには感心する。僕のように海の素人では怖いような波だ。それでも天気は良く、暖かな陽気だった。<br />宿を出てしばらく行くと海辺に降りれる道があったので降りてみる。海のものを取るな、と書いてあったが、岩海苔が岩に沢山ついているし、他にも豊富な海産物が取れるようだ。僕たちは写真だけ撮って出発。<br />昨日通った道なので間違えることもなく三段壁に到着。道路沿いの無料駐車場に車を停めて海岸まで歩く途中には、江ノ島のような土産物屋さんや海産物を売る店が並んでいる。まだ9時を少し回ったばかりなのに、もう食べてる人がいた。三段壁にも観光バスの団体さんが大勢。そういえば今日は土曜日だ。三段壁は海に突き出た岩場が切り立っているところ。その高さがあるし、累々と重なっている様子が三段という名前になったのだろう。ここには観光センターがあり、その中にエレベーターがある。これに乗ると三段壁洞窟というところに降りることができる。三段壁の内部が波の浸食で削られて、内部が空洞となっていて熊野水軍の隠し場所とも言われているところだ。能登で見た弁慶の船隠しが洞窟の中にあるようなものだ。内部は結構広くて弁天様があったり鍾乳石ができていたりしている。帰りのエレベーターのところには熊野水軍の格好をして写真が撮れるようになっているので僕も撮ってみた。<br />駐車場に戻って次の目的地に出発。と言っても、ここから先は昨日も一応回っているので、そう多くはない。島の真ん中に穴が開き、そこに沈む夕陽が見れるという円月島くらいか。でも、そこへ行くには砂浜の綺麗な白良浜を通ることになる。この海岸はあまりにも綺麗なので、今日も立ち寄る。土曜日なのに、海岸の目の前の駐車場は車を停めることができた。写真を少し撮ったあと、綺麗な砂も少しすくって持って行く。人出もそんなに多くなく三段壁の方が多いくらいだった。<br />そこから更に海岸線に沿って走ると左手に円月島が見えて来る。夕陽がなくても絵になる島だ。道路沿いに車を停めて写真を撮る。その先にちょっとした駐車場があったので、そこでも少し写真を撮る。その先まで行くと白浜の反対側の方へ回り込むようになって遠回りになりそうなので引き返す。時間は10時半を回っているが、まだ時間があるので最後に平草原というところに行ってみることにする。ここは白浜空港と同じような山の上で、道路標識もあまり出ていない。でも唯一、三段壁の近くの交差点に案内が出ていたのを思い出し、そこから山の上に上る。そう長い距離を走った訳ではないが展望が開け、白良浜などを見下ろす場所に出る。そこが平草原だった。ところがここは車を停める場所もない程の混雑。ここは桜の花見の場所になっていて、大勢の人たちが花見に来ていたのだ。公園の入り口には桜祭りという看板も出ていた。僕たちは時間もないので写真を撮っただけで引き上げる。ここから下の道路に下ると、そこがレンタカー会社の近くの道だった。<br />レンタカーを返却したのが11時半。そのまま白浜駅まで送ってもらい、駅で電車を待つ。でも乗車は12時43分のくろしお16号なので、1時間くらい時間がある。駅前で何か食べようかと思ったが歩いてみると大して美味しそうなものはないので、途中のお店でコーヒーとソフトを食べる。結局、お昼はお土産屋の外れにあるお弁当屋さんで、コンビニ弁当などよりは少し豪華なお弁当を買った。白浜駅から乗ったくろしお16号は、来た時とは反対に大阪に向って行く。特急なので途中駅をどんどん飛ばして行くが、大阪市内に入るまで沿線はずっと桜が満開だった。お弁当は電車が動き出してから食べてしまい、あとは寝たり起きたりしながら新大阪まで行く。新大阪到着は14時49分なので、2時間しか掛からないで大阪に着く。<br />新大阪からの帰りの新幹線は15時43分発のひかり378号。湘南方面に帰るには小田原停車の新幹線が一番都合が良い。でも岡山始発で名古屋までは各駅停車だ。だから大阪から名古屋まで1時間もかかるのだ。京都も桜が満開だった。ここからは大勢の人が乗り込んでくる。米原や岐阜羽島という駅に停車したのは初めてだった。小田原到着は18時8分。家に帰り着いたのは7時半を回っていた。駅から家までの旅行バックが随分と重かった。<br /><br />久しぶりの電車旅行。南紀の地は、昔、文子の両親を行かせてあげたところだ。そこに今度は僕たちが30年の時を経て行ってきたことになる。海は綺麗だったし、宿も良かった。<br />でも、多分、もう一度来る可能性は少ないだろうと思う。<br />

那智の滝と白浜の旅

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2006/04/06 - 2006/04/08

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秘湯マニア

秘湯マニアさん

4月6日(木)晴

今回の旅は、名古屋から熊野へ向かう電車の時間を考えると、新横浜からのぞみで行くしかない。文子と新幹線に乗るのも久しぶり。もうずっと前の京都以来かもしれない。
新横浜を8時20分に出るのぞみ11号は名古屋に9時55分に到着する。南紀3号は10時6分の発車なので、その間に駅弁を買う。僕は幕の内弁当で、文子は日本の味博覧弁当とかいうのを買う。お昼には時間がまだ早いが下車駅まで3時間も乗っているのだ。それに、昔の列車と違って途中駅では駅弁を買う時間もない。
南紀3号は3両編成。指定席の禁煙車は3号車だけで席が取れなかった。1号車は指定席だがタバコOKの車両で、2号車は自由席になっている。この頃は珍しいディーゼルの列車だった。それでも「ワイドビュー南紀3号」と称しているだけあって、窓は開放的で大きい。運転席側の前方も開けているので確かにワイドビューという感じがする。
禁煙の3号車が満員だったわりには1号車は空いている。2列前にお年寄りが4人。少し後ろにもお年寄りの小団体。背広にネクタイの人も2〜3人乗っていた。四日市、津と過ぎ松坂へ出る。列車の左側の席なら海が見えると思ったが、海は全然現れず山ばかり。列車は伊勢の方には行かず、更に山の方へ入って行く。このあたりまで来ると特急が止まる駅があっても乗る人はまばら。線路も単線だしドアも自動では開かない。こういう列車も残っているところはどんどん少なくなっていく。
紀伊長島に近付くと漸く海が見えてくる。時間も12時に近いので駅弁を食べる。後ろの席のお年寄りたちは、社内販売の駅弁を買って食べていた。やがて尾鷲を過ぎると次が熊野。そして終点の紀伊勝浦へと続く。新宮から和歌山側は電化されている。新宮からはずっと海沿いを走る。新宮を出て直ぐに勝浦と思しき街が見えるのだが、湾を大きく回っていくためなかなか近付かない。でも海越しの勝浦も綺麗だった。勝浦では紀の松島巡りの観光船に乗る。途中で太地にも下船できるので、くじら博物館に寄った。
今日の宿はかつうら御苑という大きなホテル。部屋は1階の109号室。1階なのは理由があって、部屋に露天風呂が付いているからだ。露天風呂付きの部屋は10室しかなく、僕たちの部屋と並行して並んでいる。でも、今日は空いているそうで、露天風呂付きの部屋に泊まっているのは僕たちのほかに1組だけとのことだった。とりあえず大浴場に行く。ここも広くて気持ちの良い露天風呂が付いている。大浴場には6〜7人しかいない。しかも露天には誰も入っていなかった。僕一人で大きな露天を占領してしまった。部屋に戻ると直ぐに夕食の準備。ここは食事も部屋へ出してくれる。食事はとっても豪勢。まぐろが有名なのでお刺身で出るほか、まぐろの頬肉の陶板焼き、伊勢海老、イサキの揚げ物、天麩羅(塩味で食べるのが美味しかった)、それに定番の茶碗蒸しとか前菜。前菜には、この辺の名物の秋刀魚寿司というのが付いていた。ビールは地ビールを頼んだあと、文子が売店で買ってきた羅生門という生酒を飲んだ。仲居さんがとっても親切でお酒を冷やす氷やグラスまで用意してくれた。ゆっくり飲んで食べてお腹一杯になったのは8時を回っていた。
この宿は大きなホテルなので売店も充実している。文子が買いに行く、というので一緒に行く。二人のお土産で結構一杯になってしまったので、まとめて宅急便で送ることにした。
買い物をしてお腹がこなれたところで部屋のお風呂に入る。部屋の外がベランダになっていて、その向こう側にお風呂がある。四角い石造りのお風呂で二人で入ってもゆったりできる。そのお風呂の脇には南国風にヤシの木が1本。この枝はお風呂の外の道路にまではみ出ている。お風呂の脇に立つと海が見える。その海の向こう側は那智大社がある山々だ。このお風呂はのんびりできてとても良かった。

4月7日(金)晴
朝はいつものように5時過ぎに目が覚めてしまったが6時まではウトウトしていた。文子はまだ寝ているが待ち切れずに露天風呂に入る。ところが夕べ少しぬるくしてしまったらしくお湯の温度が低い。熱いお湯をどんどん出しているうちに、何とか温かくなった。文子も朝風呂に入ってさっぱりしたあと、朝食の時間。朝食はレストランでバイキングだ。バイキングは和食だけだが何となく中途半端。ハムやソーセージや入り玉子は洋食向きだと思う。魚の干物と海苔と納豆、それに温泉玉子で済ます。
この日はレンタカーを借りるようになっている。トヨタレンタカーは送迎をしていないというので一旦駅前まで出てから営業所まで歩く。車はカローラ。直ぐに出発して那智大社に向かう。那智大社は勝浦と新宮の中間辺りから山へ登って行く。国道42号線の標識に従って曲がると、そこに補陀洛山寺があった。そこは帰りに寄ることにして山へ登る。途中に大きな駐車場があって熊野古道の大門坂へ行かれるようになっている。そこも通過して更にカーブを曲がって上に登ると今度は那智の滝への入り口がある。そのちょっと先に500円の安い駐車場があったのでそこに止める。駐車場のおじさんが「元気なうちに参道を歩いて登って帰りに滝を見た方が良い」と言っていたが500段の階段と聞いて怖気づく。でもバスで来たお年寄りの方たちもそのコースを行くのを見て、結局は歩くことにする。滝のところから少し道路を歩くと10分もしないうちに右手に階段の上り口が現れる。ここから登り始めるが、結構急な階段。でも途中途中の踊り場にはお土産屋さんなんかがあって休み休み行くことができる。途中には桜の大木が綺麗な花を咲かせていた。上り切ったところが那智大社の境内。思ったほど人が多くはなかった。ゆっくり参拝してお札を買ったりする。生きている楠の大木の根元がポッカリえぐれて御胎内巡りをすることができる。
那智大社は熊野巡りの終着点だ。昔、京都を出ていくつもの山を越えてここまで来るのは大変なことだったろうと推察できる。今でもその名残が残っているのが熊野古道だ。大門坂から滝のところに出て那智大社に出るところまで熊野古道が残っている。那智大社側の熊野古道をちょっとだけ入ってみた。この那智大社の裏側に青岸渡寺というお寺がある。このお寺も熊野ならではの謂われがある。仏教伝来後も熊野の地は修験道の聖地になっていたが、この熊野で修行を積んだお坊さんの何人かが、西方にあると謂われる極楽浄土を目指して海へ船出していったのがこの地なのだ。その修行の最後の地がこの青岸渡寺で船出していったのが補陀洛山寺である。
さて、青岸渡寺から裏参道に入り下って行くと三重の塔に出る。ここは開けた場所に建ち那智の滝も見える。さらに桜が満開で彩を添えている。ここから道は急な石段になり、下りきったところがさっき車を止めた駐車場の近くへ出る。那智の滝へはここから更に下る道が付けられている。でも、今までの道に比べれば大したことはない。一番下は樹林の中だが滝は近くて良く見える。更に近くに行かれるが、そこは300円を払って入場しなければならない。入ったところにお清めの水があるが、それは湧き水だそうだ。この上に赤い欄干で作られた滝見の場所がある。さすがにここは壮観である。天気も良くて青空なので滝を見上げると滝の白さと青空のコントラストが綺麗である。ここを下ったところに売店があって、八太鴉のお御籤があったので買ってしまった。
車に戻るともう11時だ。やはり歩いて回ると思ったよりも時間が掛かる。今日の泊りは白浜なので結構遠い。文子にガイドブックで美味しいお店を探して貰うがなかなか分からない。カーナビを潮岬にセットして走って行くとガイドブックにもなかった橋杭岩というところに出る。その名のとおり岩が橋の杭のように海に残ったところだ。ここで写真を撮るとそこに食堂があって刺身定食1,350円になっている。時間はもう12時半だったのでそこで済ますことにする。
この辺りから海の向こうに大きく見えるのは大島だ。ここは串本、向かいは大島の民謡で有名な大島だが、今はループ橋が結んでいる。潮岬は台風が来ると必ず中継される本州の突端だ。僕は潮岬灯台まで行ってしまったが、灯台の手前に駐車場があったのでそこから潮岬に歩けるようになっているらしい。灯台へは駐車場から少し歩く。ここにパトカーが止まっていて、何があったのか知らないけど警察官が2人立っていた。灯台はどこへ行っても同じ。ただ、潮岬は歴史も古いし太平洋に突き出た潮の流れの激しいところだから北海道や能登とは違った印象だった。灯台の1階は展示室になっていて、灯台の大きなレンズや船の模型が展示されていた。明治の初期にトルコの軍艦が遭難してこの付近の人々が助けたことから今でもトルコとの友好関係が続いている、とのことだった。
潮岬を出ると道は海沿いではあるが特に観光地もなく淡々と白浜に向かって行く。
結構走ったあと、ようやく白浜への標識を見つける。最初に行ったのは白良浜という白浜の中でも一際砂の綺麗な海岸だ。ここは道路の向かい側に無料の駐車場がある。砂浜はそう広い訳でもなく外れにはホテルも出来てしまっているので景観が良くない。でも砂浜には家族連れや何組かのカップルもいた。ここを出たのは、もう4時になっていた。白浜の有名観光地はここのほかに千畳敷というのと三段壁というのがある。この駐車場から出たところに千畳敷への標識があるのでそこへ向かう。ホテルの間を抜けて行くと、そこにも無料駐車場がある。ここは名前のとおり、広さが千畳もあるという大きな一枚岩だ。ここにも多くの人がいる。でも、こういう風景は真鶴や伊豆と変わらない。白良浜くらいだと近隣にはなかなか無いけど。ここでは写真を撮っただけで出発。
今日の泊りは海椿葉山という6室しかない小さな宿。名前のとおり椿温泉というところにあるが、そこは白浜からJRで2駅ほど勝浦の方に戻ったところだ。千畳敷から国道42号線へも標識がある。白浜空港の下をトンネルで抜けて行く道。この道沿いには、まだ行っていない三段壁の駐車場もあったので、明日はこの道を戻って来られるようポイントは覚えておいた。空港の下を抜けた三叉路で左折。しばらく行くと川を渡ったところで国道にぶつかる。ここが富田橋の信号なので、そこを右折。明日は、その逆コースを取ることになる。ここから椿の駅まではそう遠くない。駅への道を過ぎたあたりで左側(海側)へ下って行く道がある。そこに小さく海椿葉山という看板があるのを見付けて入って行く。椿の駅も無人駅なので鄙びた温泉かと思っていたらとても大きな白いホテル(元湯椿楼というらしい)と外観が円形の目立つホテル(ときわ楼というらしい)があったのでビックリ。この両方のホテルは僕たちの部屋のベランダから良く見えた。
海椿葉山というのはデザイン賞を貰った建物だそうで、駐車場から円形に回ってフロントに入って行く。フロントも小さな机が一つあるだけで無人。そこのベルを鳴らすと奥から若い女性が出てきて受付をする。通された部屋は海星という部屋。入ると玄関に続いて8畳の和室があり、そのまま板の間に続いている。板の間はそのままベランダに繋がり、ガラス戸を空けると一段下がって結構広いテラスになる。ここへ着いたのは5時に近くなっていたが、海がまだ綺麗に輝いていた。部屋は6室だが1本の廊下沿いにずっと並んでいる。さっきのテラスからは各部屋のテラスが丸見えだ。テラスの大きさから見ると、一番端の1部屋だけが一回り大きく、あとは皆同じ広さのようだ。部屋は木ではなくコンクリートの打ちっ放しのような造りだが、意外と音は聞こえない。この1本の廊下の突き当たりの階段を4〜5段下りたところにお風呂がある。6部屋しかないのでそう大きなお風呂ではないが、大き目のタイルの綺麗なお風呂だった。今日は僕たちの他に1組しか泊っていない、とのことだったが男性は僕だけなのではないか、と思う。最初に行った時は使った形跡がなかったし、次に行った時も僕が使っただけのような感じだった。このお風呂は露天ではないが、下段が素通しのガラス窓で湯船から海が見えるようになっている。その窓は開けることができるので、僕一人なのを良いことに露天のようにして入っていた。
夕食は6時から。ここも部屋食だ。ビールは地ビールを頼んで、あとは昨日の飲み残しの羅生門を飲んだ。6時からの夕食だが、日没が6時20分くらい。丁度、部屋から正面に太陽が沈んで行く。夕陽に赤い海や、日没直前の真っ赤な太陽の写真を沢山撮ってしまった。ここの料理は会席で一品づつ運んで来てくれる。昨日のように量は多くなく、しかも1品と次に料理との間が空いているのでそれほど食べた気がしないうちに終了。最後はお茶漬けにしてご飯を食べた。
ここは旅館の外に出ても特に何もするところがない。宿の中も特にすることがない。海を見ながらのんびりして温泉に浸かってゆったりと過ごすところだ。

4月8日(土)晴れ
今回の旅行の最終日。今日はレンタカーを返すまでに廻りたいところがあるので少し早く出る。とは言っても食事の時間も決まっているので、それまでに朝の温泉にも浸かる。朝食も部屋で。卵、魚、海苔と普通の定番。部屋から朝の海を見ると昨日に比べて風が強く波が大きく砕けている。そんな中でも沢山の漁船が出ているのには感心する。僕のように海の素人では怖いような波だ。それでも天気は良く、暖かな陽気だった。
宿を出てしばらく行くと海辺に降りれる道があったので降りてみる。海のものを取るな、と書いてあったが、岩海苔が岩に沢山ついているし、他にも豊富な海産物が取れるようだ。僕たちは写真だけ撮って出発。
昨日通った道なので間違えることもなく三段壁に到着。道路沿いの無料駐車場に車を停めて海岸まで歩く途中には、江ノ島のような土産物屋さんや海産物を売る店が並んでいる。まだ9時を少し回ったばかりなのに、もう食べてる人がいた。三段壁にも観光バスの団体さんが大勢。そういえば今日は土曜日だ。三段壁は海に突き出た岩場が切り立っているところ。その高さがあるし、累々と重なっている様子が三段という名前になったのだろう。ここには観光センターがあり、その中にエレベーターがある。これに乗ると三段壁洞窟というところに降りることができる。三段壁の内部が波の浸食で削られて、内部が空洞となっていて熊野水軍の隠し場所とも言われているところだ。能登で見た弁慶の船隠しが洞窟の中にあるようなものだ。内部は結構広くて弁天様があったり鍾乳石ができていたりしている。帰りのエレベーターのところには熊野水軍の格好をして写真が撮れるようになっているので僕も撮ってみた。
駐車場に戻って次の目的地に出発。と言っても、ここから先は昨日も一応回っているので、そう多くはない。島の真ん中に穴が開き、そこに沈む夕陽が見れるという円月島くらいか。でも、そこへ行くには砂浜の綺麗な白良浜を通ることになる。この海岸はあまりにも綺麗なので、今日も立ち寄る。土曜日なのに、海岸の目の前の駐車場は車を停めることができた。写真を少し撮ったあと、綺麗な砂も少しすくって持って行く。人出もそんなに多くなく三段壁の方が多いくらいだった。
そこから更に海岸線に沿って走ると左手に円月島が見えて来る。夕陽がなくても絵になる島だ。道路沿いに車を停めて写真を撮る。その先にちょっとした駐車場があったので、そこでも少し写真を撮る。その先まで行くと白浜の反対側の方へ回り込むようになって遠回りになりそうなので引き返す。時間は10時半を回っているが、まだ時間があるので最後に平草原というところに行ってみることにする。ここは白浜空港と同じような山の上で、道路標識もあまり出ていない。でも唯一、三段壁の近くの交差点に案内が出ていたのを思い出し、そこから山の上に上る。そう長い距離を走った訳ではないが展望が開け、白良浜などを見下ろす場所に出る。そこが平草原だった。ところがここは車を停める場所もない程の混雑。ここは桜の花見の場所になっていて、大勢の人たちが花見に来ていたのだ。公園の入り口には桜祭りという看板も出ていた。僕たちは時間もないので写真を撮っただけで引き上げる。ここから下の道路に下ると、そこがレンタカー会社の近くの道だった。
レンタカーを返却したのが11時半。そのまま白浜駅まで送ってもらい、駅で電車を待つ。でも乗車は12時43分のくろしお16号なので、1時間くらい時間がある。駅前で何か食べようかと思ったが歩いてみると大して美味しそうなものはないので、途中のお店でコーヒーとソフトを食べる。結局、お昼はお土産屋の外れにあるお弁当屋さんで、コンビニ弁当などよりは少し豪華なお弁当を買った。白浜駅から乗ったくろしお16号は、来た時とは反対に大阪に向って行く。特急なので途中駅をどんどん飛ばして行くが、大阪市内に入るまで沿線はずっと桜が満開だった。お弁当は電車が動き出してから食べてしまい、あとは寝たり起きたりしながら新大阪まで行く。新大阪到着は14時49分なので、2時間しか掛からないで大阪に着く。
新大阪からの帰りの新幹線は15時43分発のひかり378号。湘南方面に帰るには小田原停車の新幹線が一番都合が良い。でも岡山始発で名古屋までは各駅停車だ。だから大阪から名古屋まで1時間もかかるのだ。京都も桜が満開だった。ここからは大勢の人が乗り込んでくる。米原や岐阜羽島という駅に停車したのは初めてだった。小田原到着は18時8分。家に帰り着いたのは7時半を回っていた。駅から家までの旅行バックが随分と重かった。

久しぶりの電車旅行。南紀の地は、昔、文子の両親を行かせてあげたところだ。そこに今度は僕たちが30年の時を経て行ってきたことになる。海は綺麗だったし、宿も良かった。
でも、多分、もう一度来る可能性は少ないだろうと思う。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
レンタカー 新幹線

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  • 紀の松島と呼ばれる紀伊勝浦の湾内巡り

    紀の松島と呼ばれる紀伊勝浦の湾内巡り

  • 那智の滝遠望

    那智の滝遠望

  • 熊野大社への参道。500段の石段がある。

    熊野大社への参道。500段の石段がある。

  • 熊野大社境内からの那智の滝

    熊野大社境内からの那智の滝

  • 熊野古道

    熊野古道

  • 近くで見る那智の滝。

    近くで見る那智の滝。

  • 串本に近い橋杭岩

    串本に近い橋杭岩

  • 本州の最南端、潮岬からの展望。天気が良く波が穏やかで台風情報の時とは大違い。

    本州の最南端、潮岬からの展望。天気が良く波が穏やかで台風情報の時とは大違い。

  • 南紀の有名観光地白浜。その中でも砂が綺麗な白良浜

    南紀の有名観光地白浜。その中でも砂が綺麗な白良浜

  • 千畳敷

    千畳敷

  • 椿温泉の宿海椿葉山からの夕陽。<br />部屋から海が一望できる。

    椿温泉の宿海椿葉山からの夕陽。
    部屋から海が一望できる。

  • 三段壁

    三段壁

  • 円月島

    円月島

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