2006/07/14 - 2006/07/18
1360位(同エリア1659件中)
えり♪さん
屋久島3日目。海へ出た。目指せ「海歩人」!!
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 JALグループ
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屋久島3日目。今日もいい天気。こんな爽やかな初夏の朝は散歩しなけりゃもったいないわ♪
ってわけで、朝の6時にぶらっと宿を出る。外はまだほとんど人も車もいない・・・のかと思いきや、実はいるんだなー、これが。地元の人があちこち動いているのだ。外で立ち話してたり、仕事道具を洗ってたり、船で沖から帰ってきてたり。
まだ6時だよ!しかも日曜だよ!今日は何かイベントでもあるのか!?って驚く私を尻目に、皆いたってフツーの顔でフツーの朝って感じで。そっかー、ここではこれがフツーなんだなって私も気づく。私の住む街ではこうはいかない。気の遠くなるようなローンと引き換えにやっと手に入る小さな家が並ぶ街。そこに住む人々は、たいてい日々の生活に疲れきっている。日曜の朝は束の間の安眠を貪っているのか、人通りはほとんどないのがフツー。
なのに、この地はどうだろう。涼やかな顔でゆるぎない朝のリズムを刻む人々を眺めながら、こんなにも「フツー」の感覚が違うのか、まるで違う国に来たみたいだ、と感じた後で、あぁ、違うな、こっちが本来の日本なんだろうなと思い直す。なんていうか、変なゆがみがないのだ。人も場もかぎりなく自然体でムリしてない感じが見ているこっちにも伝わってきて、とても心地よい。
こういうの、大事にしたいな。毎日雑多に追われあくせく生活しなきゃいけないとしても、こういうゆったりとした時間の流れ方もあるんだってことを心の片隅に忘れずにいれたらちょっとは違うんじゃないだろうか。どうせ生きるなら、なるべくいいリズムで生きていきたいもんね。
なーんてことを朝からブツブツ考えてるあたり、すでにリズム悪いじゃん、私!って気もしなくもないけど。笑 -
あっ!なんじゃもんじゃのおじいちゃん発見!!(旅日記1日目参照)
橋に行ったら会えるかなーって楽しみにしてたのだ。また会えて嬉しいなぁ♪しかもおじいちゃん、私に気づくとなにやらしゃがみこんでゴソゴソして・・・
ナント!もう1本釣竿を用意してくれてるではないか!!(写真で手に持ってるやつね)それって、私のため?私のため?いやぁ、もぅ〜、ちょ〜〜〜嬉しいなぁ〜〜〜〜〜♪♪♪
私のことおぼえててくれて、しかもわざわざわたし用に釣竿まで持ってきてくれてたその心遣いに、じ〜んとしてしまう。私は行きずりの旅人に過ぎないのに。「朝釣り、見に行きますわ!」とは確かに言ったけど、そんなのどうせ旅人特有の調子のよさだろって聞き流すこともできただろうに。私の言葉をちゃんとまっすぐ受け止めてくれてたんだなぁ。ホンマ素敵な人だなぁ。も〜大好きだっ!!! -
このおじいちゃんは、なんじゃもんじゃのおじいちゃんの釣り仲間。毎朝夕一緒に釣りしてるんだって。家もお向かいさんどうしだし、もう何十年の付き合いになるんだろうね。いっぱいしゃべらなくても2人は熟年夫婦のようにツーカーで(笑)とても素敵だった。
素敵といえば、このおじいちゃんの笑顔!いつも穏やかで優しそうな笑みを浮かべながら話をしてくれる人なのだ。実はすぐそこの教会の牧師さんなんだそうだ。う〜む、納得!! -
さてさて。釣りを存分に楽ませてもらっておじいちゃんたちと別れた後は、宿に帰って今日の準備。本日のメインは何かというと・・・
これだっ!シーカヤックだっ!!
8時半に宿までガイドさんが迎えに来てくれる。屋久島3日目にして初めて屋久島の「ガイド」という職種の人とご対面。ちょっと楽しみでもあり、ちょっと緊張でもあり。だってねー、ガイドさんとの相性って一人旅してる者にとって大きな問題だと思わない?もし強烈にアクの強い人だったら今日一日疲れきってしまうかも、、、離島に移住してガイドになろうって一大決心した人たちは只者ではないビビットなオーラを発してる人が多そうだしなぁ、、、なんてちょっとドキドキしてたのだ。笑
でも!今日お願いしたガイドのマサさんはすっごく人当たりのいいナイスガイだった!やれやれ、よかった。よかった。一安心。車窓から見れば海は真っ青でキラキラ光ってるし、見上げれば素晴らしい青空だし、今日もいい一日になりそうだ☆ -
これは助手席からの光景。カヤックの先っぽがびょ〜んと並んで飛び出してるのだ。まるでバナナみたい。笑 2人乗りシーカヤックの全長って5.5mもあるんだって。そんなにデカイのかー。そりゃ車からはみ出しもするわなー。運転してる人にはちょっと邪魔だろうけど、でもただ乗ってただけの私にはとても面白い光景だった。なんかね、自分がカヤックとともに今まさに海まで運ばれてる途中なんだなーってリアルに実感できるのよ、常に。そういう感覚って、なんか新鮮。笑
このカヤックに乗って実際に海に漕ぎ出すのって、どんな感じなんだろう♪海面すれすれから見る景色って、どんなふうなんだろう♪なんかどんどんワクワクしてきたぞぅ! -
子供激写!!
って、いえ、別に意味はないんすけど。
地元の子供たちを見かけるのってなんか珍しくて、つい写真撮っちゃった。ご家族連れの観光客はわらわら見るんだけどね。生粋の屋久島っ子(そんな言い方しないかもしれんが)って不思議なほど見かけない。もしや家の中でテレビゲームばっかりしてるのか!?いやいや、まさかなぁ。やっぱり絶対数が少ないんだろうな。
※後で宿のご近所さんのガイドさんに聞いたところ、やっぱり子供の数って減ってきてるんだって。島全体、高齢化が進みつつあるらしい。そっかー、若者って地元を離れたがるもんだからのぅ、、、って、あれ?でも、屋久島の場合、若い世代の移住者が逆に増えてきてるんじゃないの??って思ったんだけど、でも移住してくる人はどうも居着かないらしい。3年周期くらいでどんどん変わっていっちゃうんだって。「やっぱりここら辺はまだまだ封建的な社会だからねぇ」ってご近所のガイドさんはちょっと寂しそうにおっしゃってた。ふ〜む。時代を超越する世界遺産の島といえども、現代日本が抱える地方問題からは逃れられないものなのね。 -
海に着いたぞー!
といっても、ここはまだ永田川の河口あたりなんだけど。でも堤防の向こう側を見れば、おぉ、白波だっ!外海だっ!!
・・・と浮かれていてはいけないのだ。さぁ、準備を手伝わなきゃ。今日のツアーをご一緒する皆さんと初めての共同作業。その合間に遠慮がちにコミュニケーションも図る。でもこういうときに尋ねる最初の質問って大概同じパターンだよね。「どちらから?」とか「お仕事は何を?」とか。これってなんでなんだろ。しかも万国共通だし。笑 で、答える方も慣れたもんで、よどみない答えが用意されてたりして。話を膨らませられるようなとっかかりまでちゃんとつけてあったりして。
私はこの手の形骸的な質問ってあまり好きじゃないんだけど、まぁしゃーない。しゃーない。今回は若輩者のポジションとして、人なつっこく皆に話しかけて場を盛り立てる役回りを頑張ってみた。でも途中でもっといい方法に気づいた。ツアー最年少の少年、シャイなようでしっかり者の彼をイジって遊ぶと場がいい感じに和むのだ。これはなかなかよいぞー☆ 今日一日イジリ倒してあげよう、よっちゃん。(小学生で遊ぶなよ。笑) -
カヤックって一見、軽そうに見えるかもしれないけど、これがけっこう重いのだ。大人が数人がかりでやっと抱え上げられるってくらい重い。まぁ今回は非力な女性が多かったせいもあるだろうが。←もちろん私含め。(え?)
そして、見た目と違う点としてもう一つ、収納力ってのがあると思う。この写真の部分がハッチになってるんだけどね、これ、予想以上にけっこういっぱい入るのだ。しかも前と後ろに2つついてるし。さらには、ゴムのネットで鍋とかもくくりつけて運んじゃえるし。カヤック君なかなかやるやん!って感じ。でも考えてみたら、カヤック一つで何ヶ月も旅することだってあるんだもんね。私の敬愛する写真家さんもよくアラスカの海や川をカヤックで旅してたなぁ・・・。いつか私もやってみたいものだ。(ぇ?ムリ?) -
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