2006/07/14 - 2006/07/18
1054位(同エリア1735件中)
えり♪さん
屋久島に呼ばれた(気がした)今年の春。
「そうだ!屋久島に行こう!」と決めた。
それから3ヶ月後。
いざ到着した彼の島で私を迎えてくれたのは、山・森・川・海のあふれる大自然と、そこに住まう素敵な人々。
豊かで尊いモノにたくさん触れた4泊5日の一人旅だった。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 JALグループ
-
関西から屋久島へは、飛行機(鹿児島空港経由)で3時間もかからない。朝に伊丹空港を出たら午前中のうちにはもう屋久島に降り立つのだ。案外近くてあっけないのぅ。そんなんじゃイマイチ旅行気分の盛り上がりに欠けるわ。もっと「離島に来たぜ!」って実感がほしいわ。
ってわけで、私は空路で鹿児島まで来て、その後、鹿児島港から高速船でわざわざ時間をかけて屋久島に行くことにした。この選択はなかなかよかった。私の乗った高速船トッピーは早すぎず遅すぎず、大海原をひた走る。水平線を越えて、越えて、やっと屋久島の宮之浦港へ。
そう、この「やっと」な感触がよい♪よい♪
天気も快晴で、大満足な旅の滑り出しとなった。 -
屋久島は、言わずと知れた「世界遺産」の島だ。
島の玄関口である宮之浦港にはこんな記念碑も立っている。やっぱり世界遺産を前面に売り出して仰々しく観光展開してるのかな・・・などと思ったが、実際に島を歩いてみると全然違った。この記念碑以降、町で「世界遺産」の文字にほとんど出逢わなかったのだ。ポスターの中に小さくとか、お土産のパッケージに印字されてるとか、その程度。
なんかいいな、そのスタンス。あくせくしてなくて、屋久島っぽくて、なんかいい。そういえば、食事に行った店で隣に座った地元のおじさんが言っていた。「僕はねぇ、屋久島を観光地だとは思ってないんだよ。植物学とかの研究には向いてると思うけどね。あまりたくさんの人に来てほしくはないんだよねぇ」
この何気ない言葉の中に屋久島の魅力が隠されている気がする。 -
お昼はラーメンを食べた。その名も「屋久島ラーメン」(なんてストレートな名前!笑)
ご当地モノ好きでラーメン好きな私としては、食べないわけにはいきますまい!
で、お味はと言いますと、うーん、サバ。とってもサバ。サバサバしてるというわけではなく、鯖(さば)の切り身がいっぱい入っているのだ。燻製っぽい風味でクセがあって、これはこれで美味しい。でも麺はもうちょい改良の余地アリと見た。(大将ゴメンナサイ。)
ま、旅先で食べるものはなんでもおいしいわけで、屋久島ラーメンももちろんおいしかったけどね。(←ちょっとフォロー) -
午後、レンタサイクル(1日800円!安ッ!)で宮之浦周辺を散策。宿の奥さんのススメで、宮之浦川を遡ってみる。地図を見せてくれて「この川沿いの道をスイスイ行けばいいから」なんて軽く送り出してくれたのだが、道はスイスイなんてもんじゃなかった。そもそも川沿いのはずなのに川が見えないほど高いところに道が造ってあるのだ。あたりは完全に山道の様相。もちろんアップダウンつき。音だけを頼りに自分が川のそばにいる(はず)と判断しながら進む。(笑)
そうしてなんとかたどり着いた自然公園は、美しい景色が広がり、かなり感動モノだった。しかも人っ子一人いない。嬉しくなって一人で川遊び♪その後お昼寝♪川の流れに合わせるようにゆるやかに静かに時が流れてゆく・・・
しばらくして遠くの橋を車が一台通っていった。やけに徐行運転で。「あ!サルだ!」「違う!人だ!!」「え!?死んでるの!?」なーんて言われてたりして。笑 -
夕方になり、陽も傾き、ぼちぼち帰路に着く。
「そうだ!行きとは違う道を通ってみよう!」なんて考えた私。甘い。甘すぎ。山道をなめてはあかんかったのだ。いつもの生活圏での「道を間違えてもその次の角で曲がれば同じことさ」的な考えが一切通用しないのが、ここ屋久島。曲がり角をひとつ間違えればとんでもなく遠い地まで運ばれてしまいかねないってことに気づき、慎重にチャリを漕ぐ。陽はどんどん傾く。もちろん外灯なんて一切なし。夜になれば確実に路頭に迷うぞ。ヤバイぞーってだんだん焦ってくる。
と、ガサガサッ!山からなんか出てきた。慌てて急ブレーキ。見たら小さなカニだった。向こうもチャリにビックリしている。可愛いなぁ♪肩の力がストンと抜けた。
ふと横を見ると、清水が湧いていた。わきにひしゃくもぶら下がっている。飲んでいいのかな?いいのかな?よぉし、飲んじゃえー!
水は冷たくてとても美味しかった。おかげで体も心もクールダウンできた。まさに天からの恩恵。ありがたやーって拝みたくなった。
その後は順調にチャリを飛ばして飛ばして、無事に日暮れ前に宿へ到着。
屋久島の道はいろんなトラップあり・発見ありで、とても面白い。観光客はレンタカーを借りて目的地までブイーンと一直線に行っちゃう人が多いらしいけど、たまには自転車でゆっくりってのもいいと思うな。
あ、でも、普段チャリに乗らない人がいきなり「自転車で島内一周!」とかやったら死ぬ目に会うらしいから、気をつけるべしなのだ。笑 -
夕涼みに散歩に出かけたら、川っぺりにすごく立派な木があった。隣に建つ3階建の家よりデカイ。おまけに根っこがぐねぐねしててかなり奇怪な感じ。
なんだろ、この木・・・
近づいてみると、【なんじゃもんじゃの木】と書いた札がぶら下がっている。
おぉ!ピッタリな名前だ!笑
そういえば屋久島には【なんじゃもんじゃ苔】ってのが生息すると聞いたことがある。「なんじゃもんじゃ」ってこのあたりの方言なのかな。
※と思ったけど、後で調べてみたら、「なんじゃもんじゃの木」は全国にあるらしい。その地方には珍しい樹種や巨木をさしていう称らしい。へぇー。
いつか全国の「なんじゃもんじゃ」巡りの旅をしてみたら面白いかもなー。 -
【なんじゃもんじゃの木】の写真を撮っていたら、そばの家からおじいちゃんが出てきた。
「立派な木ですねー」「これね、実はわしが植えたんだよ。昭和27年にね。最初はこんな小さくてねー」
なんじゃもんじゃの木の下で、話に花が咲く。
そうか、この木はおじいちゃんと共に毎日生きてきたんだな。何故か【大きなのっぽの古時計】のメロディーが頭の中を回る。時代を越えて一緒って感覚がなんだか素敵。木を静かに見上げるおじいちゃん。おじいちゃんを静かに見下ろす木。そこには誰も立ち入れない濃密な空気が確かに流れていて、あぁ解り合ってるんだなぁって感じられた。
ちなみにこの木の正式名称は「ガジュマル」なんだって。南国を代表する有名な木だ。でも家のそばに植えると家を食ってしまうこともあるらしい。。。怖っ!まぁ、このおじいちゃんとこの木の関係なら、そんなことは起きっこないと思うけどね。
別れ際、おじいちゃんが言った。「わしね、毎日朝晩、そこ(すぐそばの橋を指差す)で釣りしてるから。よかったらまたおいで」
わーい!マジっすか!!嬉しいなぁ♪♪♪ -
この犬はメリーちゃん。散歩の途中で会ったのだ。
柴犬とホワイトテリアのmixなんだって。愛嬌たっぷりの笑顔をふりまいてくれて、犬好きの私はもぉ〜たまらん♪連れて帰っちゃいたいくらい♪(ォィ)
飼い主の奥さんもすごくいい人だった。ダンナさんの転勤で屋久島に来て3年目なんだそう。「屋久島は何がいいかっていうとね、なんてったって【人】がいいのよー」って言っておられた。「え?一人旅なの?じゃぁゴハンとか寂しいわねぇ。うちのダンナの帰りがもっと早ければうちの夕食に招待できるのに・・・」とか、「え?免許ないの?じゃぁ滝とか見に行きにくいわねぇ。うちのダンナがもっと早く帰ってくれば・・・」とか、見ず知らずの私の旅をあれこれ気にかけてくれる。なんて優しいんだ♪(感動)
これ読んで「どうせ社交辞令だろ」なんて思ったあなた、かなりすさんでまっせ(笑)奥さんは本気だったさ。(たぶん。)
屋久島に住む人はみんないい人。かどうかは短い旅では分からないが、旅の途中、たくさんの人に親切を分けてもらった。心がじんわり温かくなることが多かった。これは紛うことなき事実。
ここには地域コミュニティがまだ存在していて、来訪者をなるべくもてなしてあげようという優しい空気がある。都会が忘れてしまった大切な何かをまだ持っている。だから疲れた人が癒されに来るのかな。その磁力に引かれるように。私もそうなのかな。確かに疲れていたかもしれないなぁ。屋久島でいっぱいパワー充電させてもらった気がするもん。 -
夕食は宿の近所の【竹善】さんへ。
ここの女将さんはめっちゃ楽しい人だった。一人でカウンターに座った私を気遣ってくれて、後ろを通るたびに話しかけてくれる。でも他のテーブルに料理を運ぶ途中だったりするもんだからそんなにゆっくりおしゃべりできるわけもなく、会話は常に一言ずつ。
一言・・・(数分)・・・一言・・・(数分)・・・
それでも話はちゃんと積み重なって続いてゆく。なかなかオツな会話方式だった。笑
女将さんは、去年やっと子育てから解放されて、現在第2の青春真っ盛りなんだそうだ。山登ったりして楽しんでるんだって。いいなぁ、そういうの。人生を楽しむのに、歳は関係ないものね。幾歳だろうが、気持ちひとつで青春は謳歌できるのだ!
ところで、写真に写っているお酒(ピンボケで申し訳ない)は屋久島の有名な芋焼酎で「三岳」というのだ。隣の席にいたお兄さんたちが食後に1杯おごってくれて、私も飲んじゃった♪芋なのに飲みやすくて、すっきりしたお味。ヤバイ、ハマりそう♪
お兄さんたちは海洋大学の先生なんだって。生徒をいっぱい引き連れて東京からはるばる来てるらしい。もちろん船で。で、屋久島の沖でトロール漁の実習するんだって。すごいなぁー。世の中にはいろんな人がいる。普通に会社生活してたらたぶん会えない職種の人々とばったり出逢えちゃうのが、旅の醍醐味だね。 -
「何か屋久島っぽい料理ありますか?」と聞いて、女将さんがイチオシしてくれたのが、コレ。
なんだか分かる?(またしてもピンボケだが・・・)そう、鯖のお刺身♪
一口食べてビックリ!ぷりぷりで弾力あってもぉ〜サイコ〜♪私が歴代食したサバのなかでナンバーワンだわ!!昔、日本海の境港で鯖のしゃぶしゃぶを食べたことがあってそれもめっちゃ美味しかったけど、でもやっぱりこっちに軍配だな。弾力がほんまスゴイのだ。半端じゃない。只者じゃない。
屋久島では獲ったサバをその場で首を折って絞めちゃうんだって。(これを「首折れサバ」というらしい。)で、急いで持って帰ってくるからこんなに新鮮で美味しい生サバが食べられるんだって。なんだか贅沢な話だ。関西じゃ絶対ムリだもんなー。
その地でしか食せないものを食す。これも旅の醍醐味の一つ。屋久島へ行く際には、ぜひ鯖のお刺身を食べるべし!なのだ。(&トビウオも美味しかったよ♪) -
これが私が4泊させてもらったお部屋。適度に生活感があって初日からなごみまくり。もっとキンチョー感とかないのかよ、私。って思うほど。笑
お世話になった宮之浦の民宿は【やくしま89】といって、とってもフレンドリーで素敵なお宿だった。奥さんは旅程の相談に親切につきあってくれるし、ご主人はメールでしつこくいろんな質問をした私に嫌な顔せずに常に丁寧に答えてくれたし。極め付けが翌日の相談。「明日白谷雲水峡に行きたいんですけど」「あら、いいじゃない」「朝一番に行きたいんですけど」「あら、いいじゃない」「タクシーって朝何時から予約できますか?」「あらあら、そんなん、うちの主人に送ってもらいなさいよ」
ナント!!そんなご親切にいいんですか!?甘えちゃっていいんですか!?!?
もうただただ恐縮である。底抜けの親切が怖ろしいほどだ。(失礼な。)
宿には優しいおばあちゃんもいて、孫のようだとよく声をかけてくれて可愛がってもらった。ほんとに居心地のいい、素敵なお宿。【やくしま89】超オススメっす。(宣伝しときましたぜ、塚田さん!) -
>> つづきは
「そうだ!屋久島へ行こう!(2日目)」
の旅行記を見てね。
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この旅行記へのコメント (1)
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- Ikurinさん 2016/11/03 11:56:23
- なんじゃもんじゃの木
- 屋久島のなんじゃもんじゃの木の下で今は亡き祖父を撮影して下さり有り難うございます。
普段の祖父そのままがとても綺麗に撮られており家族皆で拝見させて頂きました。
祖父はお話好きでいつも古橋で釣りをしたり、木の下でのんびりと過ごしてました。
えりさんとお話出来て喜んでいたのでしょう♪
祖父を素敵に撮影して下さり本当に有り難うございました。
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