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10月19日(土)<br /><br />9時出発。<br />バザールを見た。トマト、キュウリ、にんじん、じゃがいも、グリンピース、おなじみの野菜が並んでいる。<br />ナスはナスの色はしているが、実に細長い。それにゴーヤ(苦瓜)、巾着瓜もある。珍しい野菜は、これは何だと聞くが、返事はここの呼び名だから、結局はわからない。果物もオレンジ、りんご、柿もある。<br /><br />干し魚を山積みして売っている。インドから来るのだという。<br />ヨーグルト、葉に包んだバター、チーズ、飲み物の乳清。<br />チーズもいろんな種類がある。柔らかなもの、乾燥したもの、スモークしたもの。名前を聞くとみんな違う。農業国といってもかつての日本と違うのはこの乳製品の摂取だろうか。しかもチーズを使った料理がふしぎと日本人の口に合うのである。<br /><br />ドマを売っている。ドマとはビンロウジュの実。この皮をむいて石灰といっしょに口に入れ噛む。南の国々のタバコのようなもんだ。歯が真っ赤に染まる。この噛んだ赤い汁を道路に吐き出す。<br />刺激的な味わいがあり、習慣性があるみたいだ。健康にも悪いと聞いているが、どこでも売っている。<br /><br />生活用品は何でもある。バザールは土曜日に開かれるのだそうだ。ああだこうだと売り手に聞いたので悪くなって花山椒を買った。花山椒もいろんな種類がある。ポリ袋に入れて、コートのポケットへ入れておいたのだが、車中が山椒の香りにつつまれた。<br /><br />パロへ一昨日通った道を戻る、と言ってもティンプーに着いたのは夕方だったから、よく覚えていない。ティンプー川沿いにプールのような、ため池のようなものがある。<br />「あれは農業用水?」と聞くと<br />「下水処理場です」という。<br />「沈殿式みたいだね」と言いながら見ている。<br />ほんとは近くに行ってみたかったが、それはならず。<br />それにしても下水にまで配慮しているところはいい。<br />王政という言葉は私にはなじまないが、国王はたしかイギリスに留学したようだし、ここでは王政が機能しているのかもしれない。<br /><br />テインプー川(チュー)とパロ・チューの合流点に3つの形式の違う仏塔がある。二つの川は合流してワロン川となる。パロへとは違う方向から、トラックがつながってやってくる。あれはインドからのトラックだと言う。ここは国境もかねているとか。<br /><br />途中。直売所で柿やチーズを買う。ヤクのチーズを高野豆腐のようにきり、藁でつるして乾燥させたもの。ちょっと目には白いローセキのように見える。しかし、これを食べるには歯のいい人でも2、3時間かかると聞いたので敬遠する。 <br /><br />パロのビューポイント。下に空港が見える。空港は川沿いに直線コースが作られている。その向こうにパロ・ゾン。<br /><br />見渡す限りの田んぼでは今、収穫の真っ最中だ。刈り取った稲はそのまま田んぼに寝かせ、乾燥させている。稲は一定の方向に並んでいるのだが、田んぼによってむきが違う。そこに日光が当たり、美しい模様をかもしだす。旅人にはきれいな風景だ。<br /><br />乾燥度を見て、手でにぎれるほどに束ね、平たい石に打ち付けて脱穀している。他の農家では石に溝をつけてしごいていた。これは大変だ。これなら昔の日本の技術がつかえるのではないかと思った。その昔、稲を脱穀するのに、のこぎりのような金属の型に引っ掛けていた。その後は木材で円筒形をつくり、横にして、太い針金みたいなものを打ち込んだものを足踏みで回転させ、脱穀していた。これなら電気も燃料も要らないから、どこでも使えるだろう。<br /><br />昔の日本の技術を伝える人はいないのだろうか。民族博物館になど行くとよく見られるんだが、もみすりだっていいのがあったはず。JICAから派遣される若い農業指導員はこんな昔のものをしらないのだろう。Yさんに話してみよう。彼ならJICAに伝えてくれるかもしれない。<br /><br />パロの農業を指導したのは西岡さんという人で、28年間ブータンにとどまり1992年現地でなくなり、国王からダショー(貴族)の称号を与えられた人だときいた。稲藁は日本のように重ねてある。家畜の用に足すのだろう。<br />「インドが近いから化学肥料を買っているの?」とチョンソ君に聞くと、<br />「ブータンは有機肥料を使っています。田舎へ行くと人糞でブタを飼っています。だから私は田舎のブタは食べません」という。<br />「いいじゃないの。リサイクルだよ。人間が健康ならブタも健康に育つ。その逆も言えるね。有機物で育てているから、ブータンの食べものは美味しんだよ」<br />インドでは化学肥料を使いすぎ、地力が衰えてしまい困っていると教える。パロの農業は一昔前のようであり、しかし病んだ地球を考えると、ある意味では先進的でさえある。<br /><br />ゴやキラを着ることを義務づけているのも、国内産業の保護のためかもしれない。しかしジーンズ党の私にはちょっと抵抗があるけども。<br /><br />パロ市街で昼食。散歩。日差しは暑い。<br />ここでインターネットカフェを見つけたが、チョンソ君によると立ち上がりが遅いから<br />使わないほうがいいという。<br /><br />パロ博物館に行く。が停電のため入館できず。パロゾンを見学。キバシカラスを見る。ここもやっぱり大陸の一部だ。パロゾンから歩いて下り、木造の橋を渡る。この景色がいい。<br /><br />明日ウマで歩くタクツアンへの道を見る。戻って一番古いゾンを見学。大きな国の木のCYPRESSがある。<br /><br />

ブータン・ネパール4

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2002/10/19 - 2002/10/18

185位(同エリア186件中)

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5

buchijoyce

buchijoyceさん

10月19日(土)

9時出発。
バザールを見た。トマト、キュウリ、にんじん、じゃがいも、グリンピース、おなじみの野菜が並んでいる。
ナスはナスの色はしているが、実に細長い。それにゴーヤ(苦瓜)、巾着瓜もある。珍しい野菜は、これは何だと聞くが、返事はここの呼び名だから、結局はわからない。果物もオレンジ、りんご、柿もある。

干し魚を山積みして売っている。インドから来るのだという。
ヨーグルト、葉に包んだバター、チーズ、飲み物の乳清。
チーズもいろんな種類がある。柔らかなもの、乾燥したもの、スモークしたもの。名前を聞くとみんな違う。農業国といってもかつての日本と違うのはこの乳製品の摂取だろうか。しかもチーズを使った料理がふしぎと日本人の口に合うのである。

ドマを売っている。ドマとはビンロウジュの実。この皮をむいて石灰といっしょに口に入れ噛む。南の国々のタバコのようなもんだ。歯が真っ赤に染まる。この噛んだ赤い汁を道路に吐き出す。
刺激的な味わいがあり、習慣性があるみたいだ。健康にも悪いと聞いているが、どこでも売っている。

生活用品は何でもある。バザールは土曜日に開かれるのだそうだ。ああだこうだと売り手に聞いたので悪くなって花山椒を買った。花山椒もいろんな種類がある。ポリ袋に入れて、コートのポケットへ入れておいたのだが、車中が山椒の香りにつつまれた。

パロへ一昨日通った道を戻る、と言ってもティンプーに着いたのは夕方だったから、よく覚えていない。ティンプー川沿いにプールのような、ため池のようなものがある。
「あれは農業用水?」と聞くと
「下水処理場です」という。
「沈殿式みたいだね」と言いながら見ている。
ほんとは近くに行ってみたかったが、それはならず。
それにしても下水にまで配慮しているところはいい。
王政という言葉は私にはなじまないが、国王はたしかイギリスに留学したようだし、ここでは王政が機能しているのかもしれない。

テインプー川(チュー)とパロ・チューの合流点に3つの形式の違う仏塔がある。二つの川は合流してワロン川となる。パロへとは違う方向から、トラックがつながってやってくる。あれはインドからのトラックだと言う。ここは国境もかねているとか。

途中。直売所で柿やチーズを買う。ヤクのチーズを高野豆腐のようにきり、藁でつるして乾燥させたもの。ちょっと目には白いローセキのように見える。しかし、これを食べるには歯のいい人でも2、3時間かかると聞いたので敬遠する。

パロのビューポイント。下に空港が見える。空港は川沿いに直線コースが作られている。その向こうにパロ・ゾン。

見渡す限りの田んぼでは今、収穫の真っ最中だ。刈り取った稲はそのまま田んぼに寝かせ、乾燥させている。稲は一定の方向に並んでいるのだが、田んぼによってむきが違う。そこに日光が当たり、美しい模様をかもしだす。旅人にはきれいな風景だ。

乾燥度を見て、手でにぎれるほどに束ね、平たい石に打ち付けて脱穀している。他の農家では石に溝をつけてしごいていた。これは大変だ。これなら昔の日本の技術がつかえるのではないかと思った。その昔、稲を脱穀するのに、のこぎりのような金属の型に引っ掛けていた。その後は木材で円筒形をつくり、横にして、太い針金みたいなものを打ち込んだものを足踏みで回転させ、脱穀していた。これなら電気も燃料も要らないから、どこでも使えるだろう。

昔の日本の技術を伝える人はいないのだろうか。民族博物館になど行くとよく見られるんだが、もみすりだっていいのがあったはず。JICAから派遣される若い農業指導員はこんな昔のものをしらないのだろう。Yさんに話してみよう。彼ならJICAに伝えてくれるかもしれない。

パロの農業を指導したのは西岡さんという人で、28年間ブータンにとどまり1992年現地でなくなり、国王からダショー(貴族)の称号を与えられた人だときいた。稲藁は日本のように重ねてある。家畜の用に足すのだろう。
「インドが近いから化学肥料を買っているの?」とチョンソ君に聞くと、
「ブータンは有機肥料を使っています。田舎へ行くと人糞でブタを飼っています。だから私は田舎のブタは食べません」という。
「いいじゃないの。リサイクルだよ。人間が健康ならブタも健康に育つ。その逆も言えるね。有機物で育てているから、ブータンの食べものは美味しんだよ」
インドでは化学肥料を使いすぎ、地力が衰えてしまい困っていると教える。パロの農業は一昔前のようであり、しかし病んだ地球を考えると、ある意味では先進的でさえある。

ゴやキラを着ることを義務づけているのも、国内産業の保護のためかもしれない。しかしジーンズ党の私にはちょっと抵抗があるけども。

パロ市街で昼食。散歩。日差しは暑い。
ここでインターネットカフェを見つけたが、チョンソ君によると立ち上がりが遅いから
使わないほうがいいという。

パロ博物館に行く。が停電のため入館できず。パロゾンを見学。キバシカラスを見る。ここもやっぱり大陸の一部だ。パロゾンから歩いて下り、木造の橋を渡る。この景色がいい。

明日ウマで歩くタクツアンへの道を見る。戻って一番古いゾンを見学。大きな国の木のCYPRESSがある。

  • チーズ売り

    チーズ売り

  • ドマを売る

    ドマを売る

  • 実りの秋

    実りの秋

  • 稲運び

    稲運び

  • 屋根の上で唐辛子を干す

    屋根の上で唐辛子を干す

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