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イースター島<br /><br />1月19日(Mon)<br /><br />ブラインドを上げると光が差し込んできた。<br />雲が多い。でも雲の切れ間から、なんにもない大海原の太平洋がきらきらと光っている。パペーテからイースター島まで5時間のフライト。<br /><br />いよいよイースター島だ。イースター島は乾季のはずだから、この雲もいずれは切れるだろう、なんて思いながら下を見ている。<br />朝食が出た。でも何が出たか忘れてしまった。シナモンがいっぱいのクレープがでたのはここだったかな???まぁいいや。<br /><br />11時40分イースター島着。どんよりとした空と海。突き出した岬に砕ける波。窓からの第一印象はわびしい風景だ。外は雨みたいだ。到着したが、なかなか空港事務所が見えない。ゆっくりと飛行機が移動している。ガイドブックによると、イースター島への害虫の侵入を防ぐため、乗客に殺虫剤がかけられるとあったが、そのためか。しかし、結局、殺虫剤のサービス・シャワーは受けなかった。<br /><br />イースター島の正式名ははスペイン語でISLA DE PASCUA。チリ共和国に属する。チリの首都サンチャゴからも飛行機で5時間はかかる。人口は3,800人。ほとんどがハンガロア村に住む。人口構成は70%がラパヌイ人、残りが本土から来たチリ人といわれているが、混血がすすみ、純粋なラパヌイ人はいない。<br />ラパヌイとは「ラパ=地」「ヌイ=大きい」要するに「大地」の意味だ。公用語はスペイン語とラパヌイ語。日本との時差は15時間。<br /><br />イースター島では円は替えられないから、予めドルを用意して行った。買い物はドルで出来るので、とうとうペソに両替することは無かった。最近はドル安、ペソ高で、1ドル=530ペソくらいだということだ。<br /><br />タラップを下り、空港事務所まで濡れた地面を歩いていく。まわりの花はタヒチ並みにあざやか。イミグレは入り口のすぐ傍。だから客は外まで並んでいる。雨がすこしだけど、降っているのに濡れながら待つ。この飛行機はそのままチリのサンチャゴまで行く。かたわらではサンチャゴへ向かう乗客たちがゲートが開くのを待っている。きれいな声で鳴く鳥がいる。私はそれを目で追っている。<br /><br />ようやく入国スタンプを押してもらった。Gracias.<br />荷物を受け取って外に出ると、名前を書いた紙を持って、若い男性が待っていてくれた。ガイドの瓜生君だ。先ずは現地時間に時計を合わせる。ここでも観光客はバスに相乗りしていく。<br /><br />ホテル・ハンガロアは海辺のホテルだ。先ずウェルカム・ドリンク。「メロンだからママは嫌いよ」と娘がいうので、せっかくだけどそのまま返す。このホテルは村で一番早く出来たホテル。でも私たちの部屋は新しく出来たコッテージだ。ラッキー。<br /><br />出迎えてくれたのはシェパードみたいな大きなわんこ。人なつっこい。ガイドブックによると、イースター島の人々は子犬は飼うが、大きくなると面倒を見ない。だから野犬が多いが、野犬といっても可愛がられているから、人に危害を加えることはない、と書いてあった。<br /><br />コッテージの鍵をあけてドアを開けると、右手に衣装棚、左手はに洗面所。バスタブはある。部屋にはツウィンベッドとテレビや机。天井には扇風機がぶるさがっている。大きなガラス戸の向こうはテラスになっていて、テーブルと椅子が置いてある。イースター島には悪い人がいないから、コッテージに鍵はないのだという。でも気持ちの悪い人のために、とガラス戸にはつっかえ棒がおいてある。<br /><br />つっかえ棒をはずして、ガラス戸を開けると、わんこが室内には入らないように躾けられているらしく、テラスで待っている。飛行機でもらったサンドウィッチをだしてやる。犬が食べているのを見ると、一見パンだけのように見えるが、中に肉が入っている。味を占めたわんこ、もっとくれとねだる。まだパンがあったはずだ。ごそごそ袋をひっくり返し、あったパンをやる。「ほんとに動物が好きなのね」と娘があきれたように言う。<br /><br />テラスの前には植木もなんにもない牧場のような広い庭があり、その向こうに庭に沿うように道路、その先は海へと続いている。風が吹き抜けていく。切り立った岬は断崖で、波が崖の上近くまで打ちつけている。直に切り立った断崖、アラン島を思い出している。右手が入江になっていて、その向こうに、モアイが並んでいるのが見える。モアイのすぐ傍でも波が白く砕けている。<br />わ〜い、モアイだ、モアイだ、すぐ会いに行くからね〜、と騒いでいる。<br /><br />先ずは食事。とにかくここの時間になれよう。フレッシュ・ジュースにメインは魚料理。そしてデザートはパイナップルの輪切りとスイカ。魚料理は嫌いで、食べなかったので味はわからない。<br />魚好きの娘は美味しい、美味しいと食べていたから美味しかったのだろう。パインもスイカもタヒチよりずっと甘くて美味しかった。これはうれしい!<br /><br />

モアイに会いに6

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2004/01/17 - 2004/01/23

380位(同エリア392件中)

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buchijoyce

buchijoyceさん

イースター島

1月19日(Mon)

ブラインドを上げると光が差し込んできた。
雲が多い。でも雲の切れ間から、なんにもない大海原の太平洋がきらきらと光っている。パペーテからイースター島まで5時間のフライト。

いよいよイースター島だ。イースター島は乾季のはずだから、この雲もいずれは切れるだろう、なんて思いながら下を見ている。
朝食が出た。でも何が出たか忘れてしまった。シナモンがいっぱいのクレープがでたのはここだったかな???まぁいいや。

11時40分イースター島着。どんよりとした空と海。突き出した岬に砕ける波。窓からの第一印象はわびしい風景だ。外は雨みたいだ。到着したが、なかなか空港事務所が見えない。ゆっくりと飛行機が移動している。ガイドブックによると、イースター島への害虫の侵入を防ぐため、乗客に殺虫剤がかけられるとあったが、そのためか。しかし、結局、殺虫剤のサービス・シャワーは受けなかった。

イースター島の正式名ははスペイン語でISLA DE PASCUA。チリ共和国に属する。チリの首都サンチャゴからも飛行機で5時間はかかる。人口は3,800人。ほとんどがハンガロア村に住む。人口構成は70%がラパヌイ人、残りが本土から来たチリ人といわれているが、混血がすすみ、純粋なラパヌイ人はいない。
ラパヌイとは「ラパ=地」「ヌイ=大きい」要するに「大地」の意味だ。公用語はスペイン語とラパヌイ語。日本との時差は15時間。

イースター島では円は替えられないから、予めドルを用意して行った。買い物はドルで出来るので、とうとうペソに両替することは無かった。最近はドル安、ペソ高で、1ドル=530ペソくらいだということだ。

タラップを下り、空港事務所まで濡れた地面を歩いていく。まわりの花はタヒチ並みにあざやか。イミグレは入り口のすぐ傍。だから客は外まで並んでいる。雨がすこしだけど、降っているのに濡れながら待つ。この飛行機はそのままチリのサンチャゴまで行く。かたわらではサンチャゴへ向かう乗客たちがゲートが開くのを待っている。きれいな声で鳴く鳥がいる。私はそれを目で追っている。

ようやく入国スタンプを押してもらった。Gracias.
荷物を受け取って外に出ると、名前を書いた紙を持って、若い男性が待っていてくれた。ガイドの瓜生君だ。先ずは現地時間に時計を合わせる。ここでも観光客はバスに相乗りしていく。

ホテル・ハンガロアは海辺のホテルだ。先ずウェルカム・ドリンク。「メロンだからママは嫌いよ」と娘がいうので、せっかくだけどそのまま返す。このホテルは村で一番早く出来たホテル。でも私たちの部屋は新しく出来たコッテージだ。ラッキー。

出迎えてくれたのはシェパードみたいな大きなわんこ。人なつっこい。ガイドブックによると、イースター島の人々は子犬は飼うが、大きくなると面倒を見ない。だから野犬が多いが、野犬といっても可愛がられているから、人に危害を加えることはない、と書いてあった。

コッテージの鍵をあけてドアを開けると、右手に衣装棚、左手はに洗面所。バスタブはある。部屋にはツウィンベッドとテレビや机。天井には扇風機がぶるさがっている。大きなガラス戸の向こうはテラスになっていて、テーブルと椅子が置いてある。イースター島には悪い人がいないから、コッテージに鍵はないのだという。でも気持ちの悪い人のために、とガラス戸にはつっかえ棒がおいてある。

つっかえ棒をはずして、ガラス戸を開けると、わんこが室内には入らないように躾けられているらしく、テラスで待っている。飛行機でもらったサンドウィッチをだしてやる。犬が食べているのを見ると、一見パンだけのように見えるが、中に肉が入っている。味を占めたわんこ、もっとくれとねだる。まだパンがあったはずだ。ごそごそ袋をひっくり返し、あったパンをやる。「ほんとに動物が好きなのね」と娘があきれたように言う。

テラスの前には植木もなんにもない牧場のような広い庭があり、その向こうに庭に沿うように道路、その先は海へと続いている。風が吹き抜けていく。切り立った岬は断崖で、波が崖の上近くまで打ちつけている。直に切り立った断崖、アラン島を思い出している。右手が入江になっていて、その向こうに、モアイが並んでいるのが見える。モアイのすぐ傍でも波が白く砕けている。
わ〜い、モアイだ、モアイだ、すぐ会いに行くからね〜、と騒いでいる。

先ずは食事。とにかくここの時間になれよう。フレッシュ・ジュースにメインは魚料理。そしてデザートはパイナップルの輪切りとスイカ。魚料理は嫌いで、食べなかったので味はわからない。
魚好きの娘は美味しい、美味しいと食べていたから美味しかったのだろう。パインもスイカもタヒチよりずっと甘くて美味しかった。これはうれしい!

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