2005/09/05 - 2005/09/11
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ぴぽぴぽぴっぽさん
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朝、窓の外から聞こえてくる雨音に目を覚ます。外をみてみると、何と大荒れ!!そう、今日この北海道に滅多に来ることのない台風が上陸したのです。どうしようと思いながら、窓の外をみてみると、隣のライダーハウスに泊まっている皆さんが何やら動いています。ただそれはカバーを掛け、風に倒れないように置き直しているだけで、もちろん誰一人宿から出て行こうとしているわけではないのです。
しかし!僕は行かないわけには行かないのです。バイクで走りたいところがたくさんある。会いたい馬たちが待っている。そして、何より時間がない、、、
というわけで、大雨の中宿主夫妻に心配をされながら出発したのです。
この日はR276でまずは苫小牧に出て、そこからR235を通って南の海岸線沿いに新冠まで行きます。そこで、乗馬の体験をさせてもらい、いくつかの牧場を見学する予定なのです。予定通りいったかは読んでからのお楽しみ*^ ^*
今日お世話になったところ
乗馬クラブ・グラスホッパー
http://www.phoenix-c.or.jp/~world/
競走馬のふるさと案内所
http://www.uma-furusato.com/index.php
ファンホース新冠YH
http://www9.ocn.ne.jp/~f-horse/
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さて、朝8時半頃には宿を出て、R276をひた走ります。本来ここの辺りは一直線の走っていて気持ちいい道なのでしょうが、それどころではありません。横風やトラックの巻き起こす暴風の中、何とかまっすぐにバイクを走らせます。実はこの辺り、昨年も全く同じ日に台風が来ているのです。北海道には本当に年に一回しか台風は来ないのに、よく当たったものです。
それから、一時間もかからない内に、苫小牧の町に入りました。しかし、車の数が圧倒的に少ないです。当たり前か。そして、もう一時間近く走った鵡川(むかわ)でいったん休憩。この日これまでにすれ違ったバイク0台です。この日、実は昼の一時から乗馬を予約していたのですが、この台風じゃ無理だろうなぁと思い、一度お世話になる乗馬クラブのグラスホッパーに電話してみました。すると
「そりゃ、こんな日は無理ですよ」と言われるのかと思いきや、
「お客さんは今日はあなたしかいませんし、もしその気があるなら乗っても構いませんよ」とのこと。
「じゃあ、もうしばらく様子をみてから決めても良いですか」と言うと、快諾して頂けました。良かった。
それから段々と海岸に近い辺りを走っていくのですが、ズボンの中にも水が浸透してきて、寒くて寒くて段々と耐えきれなくなってきました。そこで、ホームセンターに飛び込んでレインコートを買い、服装を強化。何とか12時前には新冠に着くことができました。 -
さて、改めてそこからグラスホッパーに連絡をしてから、向かいました。グラスホッパーは新冠のサラブレッド銀座という所から内陸に伸びている県道209号を15分くらい走ったところにあります。ついて見ると一人のおじさんが出迎えてくれました。
おじさん「やっぱり、来ると思ってました。」
あ、ばれてる^^;
ぴ「そういうのって、電話の雰囲気で分かるんですか?」
お「あの段階で電話してくるくらいですからね」
そりゃそうだ。未練がない人はすぐに断るでしょうからね。
お「今日、あなたが乗るのはこの子です」
と一頭だけ僕のために外に繋がれて待っていた子を紹介してくれました。彼女は「ともみ」ちゃん。 -
今回は60分の初心者トレッキングコースです。最初は10分ほど引き運動をさせながら、馬に対する基本的な支持の出し方を習います。それからすぐにトレッキングに出発です。基本的には、おじさんは前を歩いて、後は一人で操作して歩いてもらうそうなのですが、この日は雨でしたのでおじさんがひっぱりながら歩いて行きました。水たまりなどがあるとすぐにともみちゃんは嫌がって止まってしまうので。
5分ほど歩くと、すぐに山の中に入ります。人一人が歩けるくらいの細い道を歩きながら段々と登っていきます。途中、水が川のように流れている場所があるとすぐにともみちゃんは止まります。そういう時のためにおじさんが木の枝をムチ代わりに持たせてくれました。それで軽くたたいたり、叩くそぶりをみせると前に歩くんですねぇ。
途中、山の上の方で飼っているポニーに遭遇。めちゃめちゃともみちゃんに絡んできます。どうも、このポニーくんは自分のことを馬と思っているらしく、ともみちゃんに相手して欲しいのだそうです。ただ興奮したポニーくんにともみちゃんがあてられないように無視してさっさと進みます。
登り初めて15分くらいかな、一番上に到着しました。天気が良い日は十勝平野が一望できるんだそうですが、今日はただ曇り空の下の風景が見えるだけ。残念、、
この時景色を眺めながらこんな会話をしました。
お「ほら、あそこに見える屋根がビッグレッドファームだよ」
ぴ「あ〜、あのマイネルとかコスモの冠名で有名な。本当は僕あそこに今日見学に行こうと思ってたんですよね〜。でもこの天気じゃだめですよね」
お「大丈夫だと思うよ。厩舎のなかには入ってるだろうけど」
とのこと。よし行くだけ行ってみよう。 -
同じ時間をかけて下り、1時間のトレッキングは終了です。トレッキングが終わると、おじさんは丁寧にともみちゃんの身体を拭いてあげていました。愛情を感じますよね。
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その後、ミニチュアホース君たちを見学。僕の膝くらいまでしかない、ちっちゃい子達です。
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くりくりした毛がかわいいんです。
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さて、グラスホッパーを後にした僕は、ビッグレッドファームへ。牧場の中に調教用の坂路まである非常に広大な牧場です。そして、実際に見ることが出来ました。
最初に会ったのは引退レースだったG1香港ヴァーズを優勝で飾ったステイゴールド。さすがG1馬の風格。 -
そして、アグネスデジタルです。現役時はマイルCS、香港カップ、天皇賞・秋、フェブラリーS、安田記念など、マイルから中距離のレースでは芝・ダートを問わず、それも海外・地方を含めてG16勝もした馬です。現役時代からそうだったでしょうが、厩舎の中でも元気よく動き回っていました。
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次に訪れたのはハイセイコーのお墓です。ひっそりと佇んでいるのですが、立派なお墓です。ハイセイコーの遺徳が偲ばれます。
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新冠の牧草地帯を望みます。ただ今日の風雨で馬は見えず、、
遠景も見えません。ただ、風はだいぶ凪いできました。 -
次にアロースタッドを訪れました。ここを訪れるには、まず車で5分くらいのとこにある二十間道路牧場案内所で申し込みをします。それから牧場に入ることが出来ます。ここでは十数頭の馬を見学させてもらいましたが、何頭か紹介します。
まず、この馬はウイングアロー。2000年にフェブラリーSとジャパンカップダートを制して、最優秀ダート馬に選ばれています。引退して数年たっていますが、動きが激しいです。ずっと暴れてました^^;しかし、馬の歯も人間の歯とあまりかわらないのですね。 -
次は、一番のお気に入りになったサクラローレル。96年に天皇賞・春や有馬記念を制して年度代表馬になっています。現役時代はまだ競馬ファンではなかったので、その勇姿は見ていないのですが。この馬まったく動かないんです。でもじっと見つめてくるその目がキュート。
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正面からもパシャッと!!
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最後に一頭だけ芦毛ということもあって、一番人気があったセイウンスカイ。98年の皐月賞や菊花賞を制しています。これがなかなか顔を出してくれなかったんです。わずか30秒だけだしてくれたときの一枚。前髪をたなびかせてなかなか良い感じです。
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さて、牧場めぐりを終えて4時。もうほとんどの牧場は見学時間終了なので、これで今日の牧場巡りは終了です。そこで、宿に向かうことに。今日の宿泊はファンホース新冠YH。決め手はもちろん名前で分かるように、宿主が競馬好きそうだから。この日も宿は空きが多くて、6人部屋に一人です。部屋は2段ベッドが2つと、2階部分のみあるベッドが二つ。その下は荷物置きスペースになっています。(ただ確認のため、HPを見てみると部屋は改修されたようです。使い勝手が良くなったでしょう)部屋は8室くらいありました。時間がありましたので、談話室に行ってみると、そこにはここ何十年分の競馬雑誌やビデオが置かれてありました。すごい!そうして過ごしていると、アロースタッドで見たような人が。同じ宿だったようです。すぐにうち解け、競馬トーク。
晩ご飯の時間になると、僕を含め4人の競馬ファンが集まっていました。それぞれ東京、名古屋、兵庫、福岡(僕)からお越しでバラバラなのですが、共通点は皆競馬場の近くに住んでいること。そりゃ好きになりますよね。競馬トークが一段落したところで、送迎して下さる町営新冠温泉「レコードの湯」へ行きました。台風の日なので、僕以外は誰もいきませんでしたが。 -
温泉で疲れ切った身体を復活させてからまた競馬トークの輪に入れてもらいました。先ほどの談話室で昔のビデオを見ながら、「このレースがすごいんだよ」と解説をしてもらいながら過ごしていると、一人の新しいお客さんが。この方はつい2週間前まで近くの有名な牧場で働いていた方だったのですが、何度も何度も馬に突っ込まれる(愛情表現)うちに、脱臼癖がとれなくなって、いよいよ腕が上がらなくなり、仕方なしに一度東京へ帰るところだったのです。この方のおかげで、新冠、静内の牧場や有名馬主さんたちの裏話、種牡馬になれなかった馬たちの末路、種牡馬になっても馬主によっては悲惨な目にあう馬たちの話などを聞くことができました。これが今までの競馬に対する見方が少し変わるきっかけとなりました。この旅行中、一番思い出深い一夜でした。
(写真はブライアンズタイム)
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