2006ドイツW杯　日本vsオーストラリアを観戦しました。残念な結果でしたが。

2006/06/12 - 2006/06/12

オランダ戦の翌日、カイザースラウテルンでの日本戦を観戦することが出来ました。う～ん、何と言うか、本当に残念な試合結果でした。
言いたいことが沢山あります。

エリア その他の都市(ドイツ)

今回の2006ドイツW杯では2試合分のチケットを入手することができました。
そのうちの1試合目、オランダ戦をライプチヒで観戦した後は、そのままライプチヒに宿泊しました。ライプチヒの夜は、勝利を祝うオランダ人サポーターで、とても盛り上がっていました。
日本戦が行われるのは、カイザースラウテルン。試合当日の朝早い飛行機でライプチヒからフランクフルトに移動、そのままホテルにチェックインした後、電車でフランクフルトからカイザースラウテルンまで移動しました。

フランクフルトからカイザースラウテルンまでは、電話で１時間半から２時間程度。もともと本数の多くない路線ですが、試合当日は、かなりの数の臨時列車が運行されていたようです。
それでも、観戦する人の数に比べれば、圧倒的に輸送力が足りません。電車の指定席が全て売り切れていて、空いている席もないため、結局は、フランクフルトからカイザースラウテルン間、立って行くことになりました。

カイザースラウテルンは、人口約10万人程度ということですから、大きな町ではありません。というよりも、緑に囲まれた小さな都市です。
駅を出て、少し歩いた町のメインストリートとおぼしき通りに、多くの露店が出ていました。通りは、試合を観戦しようとする、日本人とオーストラリア人でいっぱいで、通りを歩くのも一苦労というくらい混みあっていました。

カイザースラウテルンのスタジアムです。
スタジアムは、駅の近くの小高い丘の上にあり、駅から見えるくらい近い場所にあります。ところが、座る席によって、スタジアムの入り口が異なり、それに従って、駅からの道順も異なるのです。あまりはっきりした案内表示もアナウンスもなく（アナウンスがあってもドイツ語では分かりませんけどね）、僕は間違った道順を途中まで歩いてしまいました。結局、道を間違えたこともあり、市の中心部からスタジアムまで20分以上歩きました。

試合前の選手の練習光景です。
試合当日は、とても暑い日でした。気温は30度近く。湿度が低いので、不快な感じはないのですけど、ピッチで試合をする選手にはこたえたと思います。特にカイザースラウテルンのスタジアムは、試合中も、ピッチが全く影にならないのです。夏の日差しの中を90分間激しく動くことになり、相当に体力的にきつかったのではないか、と思います。

スタジアムのサポーターの数は、日本人の方が多かったような気がします。僕自身は、バックスタンドに座っていたので、当たり前ですがバックスタンド全体を見渡すことが出来ず、バックスタンドでのサポーターの比率は分からなかったのですけどもね。
前日のオランダやセルビア・モンテネグロ、あるいは、この日のオーストラリアのサポーター等と比べると、日本のサポーターは、女性の比率が高いのと、やや年齢構成が高いのが特徴のような気がしました。家族旅行的な方たちも、多くみかけましたしね。

試合開始前のセレモニー光景です。
スタジアムの雰囲気も、最高に盛り上がってきました。
試合結果は、ご存知の通り、日本が前半にラッキーなゴールで先制したのですが、後半も遅い時間帯に3点を立て続けに許し、１対３で逆転負けを喫してしまいました。日本人サポーターは、呆然。オーストラリア人サポーターが大騒ぎする中、僕も、早々にスタジアムを後にしました。
でも、選手は過酷な条件の中、必死で頑張っていたと思います。次戦以降に期待したいと思います。

最後に試合について、見ていて思った感想を書きます。
１）後半途中で、日本選手、特に中盤より前の選手の足が止まってしまったのは、はっきりと分かりました。攻め込まれる機会が多くなったため、最終ラインもどんどん下がってしまって、なお、攻め込まれるという悪循環に途中からは陥ってしまっていた気がします。中盤でプレッシャーがかからないため、ゴール前に良いボールをたくさんあげられ、それを交代ではいったフレッシュなオーストラリアの選手がものに出来るかどうか、だけが試合の分かれ目みたいになってきていました。スタジアムで見ているときには、「これはいつかやられるな」と思う気持ちが半分、川口がスーパーセーブを連発していたこともあり、「逃げ切れるのではないかな」と思う気持ち半分、という感じでした。
２）後半途中で、柳沢と交代で小野がはいってきました。小野がはいってくる時に、ピッチ上にいる選手達が、「意図が分からない」という感じで、小野の顔を見ていたのを見て、不安を感じました。結局、小野はボランチの位置にはいって、ボランチの中田が前に上がるという交代でした。そのこと自体も、全く意図の分からない選手交代なのですけど、それよりも、やっている選手達がとまどっていたということは、たぶん、練習でも、この形をやったことがないということだと思います。本番の一番大事な場面で、こんな曖昧な選手起用をするのは、ちょっと解せません。
３）繰言を言っても、何にもならないことは分かっていますので、もうやめようと思いますけど、でも、試合は結局、ヒディングとジーコの差だったような気がします。残念でなりません。

とまぁ、最後はしまらない感想になってしまいましたが、でも、充分にエンジョイできた、ドイツW杯観戦の旅でした。

この旅行記へのコメント （6）

• Rockyさん 2006/06/29 04:16:48

  >ヒディングとジーコの差

  sagamiさん
  
  この度の対オーストラリア戦は自宅テレビ観戦で盛り上がり＆勝ちを期待したスポーツ試合でした。
  誠に残念。。。。ことばなし。
  
  >ヒディングとジーコの差
  試合結果がすべての回答になってしまった。
  
  それから、審判判定間違いがあり、そのまま試合続行は、返す返す日本チームにつきがなかった。
  
  相手チームの研究や日本選手の特徴生かしはどうなってしまったのか、不思議な試合でもあった気がする。
  
  川口選手はその点からすると、スーパーな力を見せてくれて頼もしかった。
  
  sagamiさん旅行記は現地事情が伝わってきて楽しめました。M.Rocky
  
  

  sagamiさん からの返信 2006/06/29 23:45:48

  RE: >ヒディングとジーコの差

  こんばんは、久しぶりですね。
  
  最後の１０分間で３点。代表が、ぼこぼこにやられているのを、目の前で
  見ているのは、本当につらく、悔しく、悲しいものがありました。
  ジーコは善人に間違いないし、一生懸命やっていたのでしょうけど、
  ワールドクラスのプロのコーチではなかった。そんなことは、
  みんな知っていたのだけど、なんとなくの流れで、ずっと監督を
  続けた、っていうところでしょうか。実際に就任するかどうかは、分かりません
  が、オシムがもっと早く就任してくれていたら、って思ってしまいます。
  
  すいません、この話になると、愚痴がとまりません。
  
  M.Rockyさんのページも、また訪問させていただきますね。
  書き込みありがとうございました。
  
  sagami
  
  

• 7342さん 2006/06/18 15:10:29

  うらやましい！

  ゲームがみれるなんて、本当に羨ましいです！
  旅行記楽しみにしてますので、もっとアップしてください＾＾

  sagamiさん からの返信 2006/06/18 18:47:28

  RE: うらやましい！

  こんばんは、コメントありがとうございます。
  
  そうなんです。
  ２試合観戦できたのですが、２試合ともにチケットを取引先の方から
  いただき、おまけに同時期にドイツ行きの出張が出来、全くラッキー
  でした。
  
  日本対オーストラリア戦、試合結果は残念でしたが、まぁ、あと２試合
  頑張ってくれると思っています。
  今日の夜のクロアチア戦、テレビで応援しましょう。
  
  どうもありがとうございました。
  
  さがみ

  7342さん からの返信 2006/06/19 08:59:34

  RE: RE: うらやましい！

  >sagamiさん
  レスありがとうございます！
  クロアチア線残念でした＾＾でも川口は神です★
  今日から実はケアンズに行くのですが、22日のクロアチアＶＳオーストラリア戦を現地で味わってきます。
  
  なんか複雑っていうか・・・
  

  sagamiさん からの返信 2006/06/22 00:04:45

  RE: RE: RE: うらやましい！

  こんばんは
  
  今頃は、ケアンズにいらっしゃって、エンジョイされているのでしょうね。
  僕は、長い出張旅行から帰ってきて仕事がいっぱいで、
  アップアップしています。
  
  決勝トーナメント進出は絶望的になりましたが、
  最後のブラジル戦まで、応援します。
  地元ということで、オーストラリアを応援されることに
  なるのでしょうね。
  オーストラリアは、まだかなり有望ですよね。
  頑張って応援してください
  
  sagami