2006/05/05 - 2006/05/06
1064位(同エリア1270件中)
春風さん
古き良き沖縄の原風景が残る島。
竹富島。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 船 徒歩
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石垣港から竹富島へ、
フェリーに乗って、いざ出港!
竹富島東港までおよそ15分の船旅。 -
竹富東港に到着。
さて、水牛車に乗る?
それとも自転車を借りる?
港で申し込むと
集落まで車で送ってくれるのだが……。 -
天気も良く、暑すぎることもないし、
島はどこへ行っても平坦で、
集落までは1km足らず。
急ぐ旅でもないし、歩いて行こうよ。 -
集落への道の途中にヘリポートがあった。
なになに?
「この施設は急患輸送用ヘリ離着陸施設です。むやみに施設内に立ち入らないこと。家畜等の進入がないよう飼育者は十分対策を講ずること。施設管理者 竹冨町長 竹富町消防団 竹富分団」
竹富島には病院も救急車もない。
急患が出たら、ヘリコプターが頼り。 -
右も左も緑が広がる平らな道。
馬を連れた人とすれ違った。 -
知らない道は遠く感じたけれど、
ほどなく集落が見えてきた。
「スンマシャー」
集落の入口にある石積みと巨木。
魔よけの意味があるそうだ。
村を守っていたガジュマロの大木は
台風で折れてしまったそうで、
新しい樹を育成中。 -
サンゴの石灰岩でできた石垣に
ブーゲンビレアが花盛り。 -
歩いていくと家がだんだん増えてきた。
家々の屋根は赤瓦。 -
竹富郵便局。
沖縄家屋の伝統的な目隠しの石塀
「ピーフン」
が入口の前にあり、猫がお昼寝中。 -
竹富小学校と竹富中学校。
校門も白壁に赤瓦。花がいっぱいだ。 -
「キケン くずれそう」な小学校の壁。
石灰岩の石垣はわざとゆるく積み上げ、
風を通すのだと聞いたことがある。
コンクリートブロックで固めたから
崩れるんじゃないのかな? -
精霊が宿っていそうな大きな樹。
-
「中筋井戸」
島のほぼ中心にある井戸。
この島の命の泉だったのだろう。
今は使われていない。
現在、島の水は海底水道管を通して
石垣島から運ばれているそうだ。 -
井戸を通り過ぎると集落は終わり。
海岸を目指してずんずん歩きまーす。 -
この道、蝶がたくさんいるね!
この蝶の名前は、
すじ ぐろ かば まだら
(筋 黒 樺 斑)
スジグロカバマダラ
Danaus genutia
生息域:宮古諸島以南 -
ほら、また!
ここを「蝶の小径」と名付けようか。
しろ おび あげは
(白 帯 揚羽)
シロオビアゲハ
Papilio polytes
生息域:奄美諸島以南 -
この蝶々、こっちにおいでって
誘っているような?
はいはい、
と、ついて行ってみると……。 -
突然、白い砂の道が終わり、
その先にはただ草原だけが広がっていた。
ここはどこ?
向こうに見える黒いものは何? -
牛だ。
ということは、ここは、牧場?
あれ?立ち入り禁止区域に入っちゃった? -
蝶に誘われて道に迷ってしまったが、
小さな島だから
戻ってもたいした距離ではない。
てくてく歩いて
星の砂で有名なカイジ浜に着いた。 -
ここでひと休みして、おやつにした。
海岸の岩はビーチロックかな?
ビーチロック(beach rock):砂浜の潮間帯に生ずる、小石・礫・砂などが石灰質により凝結してできた海浜堆積岩。堆積速度が非常に速く…
…あのぉ、せんせい、
今日は巡検じゃないんですけど……。 -
こっち、カイジ浜。あっち、コンドイ浜。
次の目的地は、コンドイ浜。 -
コンドイ浜に到着。
浜に荷物を置いてシュノーケリングをした。
遠浅の砂地。白い砂に注ぐ太陽の日差し。
海の中はとても明るかった。
エビとエビの巣穴に共生しているハゼと
ちいさなちいさな魚の群れがたくさん。
地味な魚ばっかりだなぁ。 -
そろそろ岸に戻ろうかと思った頃
出遭ったのは……ウミヘビ!
白と黒の縞々で、尻尾が太く頭が小さい。
長さ1m以上あっただろうか。
毒を持つ危険な生物として知ってはいたが、
海の中で見たのは初めてだ。
遠巻きに眺めていたら、
なんとこっちに向かって泳いで来た!! -
きゃーぁ。に、逃げる?逃げたって
ヘビの方が私より絶対に泳ぐの速いってば。
え、えっと、死んだふり?
水の中で、どうやって?
おたおたしているうちに、ウミヘビはこちらを
ジロリと睨んで(と私には見えた)去った。
腰ぐらいの深さでの出来事だった。
はぁ。緊急輸送ヘリのお世話にならなくて
よかったぁ。 -
コンドイ浜は、トイレはもちろん
更衣室・シャワー施設が整っていた。
さっぱりしたら、出発!
また、てくてく歩く〜♪
うん、いい道だ。 -
昔、竹富島の住民はここから船に乗り
西表島の水田へ耕作に通っていたという。
ここからの夕陽はきっと素敵だろうな。
「西桟橋」 国の登録有形文化財。1938年に設置された石造りの桟橋。地形に対応した石積み工法で造られ、先端付近には勾配のついた荷揚げ場がある。(沖縄タイムス2005-09-17) -
次は集落を目指してまた歩く……
-
島のコンビニ=日用品雑貨屋さん。
建物は新しい様子だが、
石垣に囲まれ赤瓦の屋根で
街並みと調和していた。
この島の雰囲気を壊さないように
自動販売機のデザインも考えたらいいのにね。 -
郵便ポストを見つけると、
使われているのかな、
一日何回集荷があるのかな、
と確かめたくなる。
ここでは、平日と日曜は毎日一回、
土曜日は集荷しません。 -
竹富島唯一の絶景スポット。
階段は急ですれちがう幅もない。
塔の上は狭く3人も立てばいっぱいだ。
順番待ちの列ができていた。
「なごみの塔」 国の登録有形文化財。1953年に住民総出で築いた4.5メートルの鉄筋コンクリート造の物見台。当時ではコンクリート造は珍しく、米軍統治時代の素朴な意匠性が時代的なモニュメントとなっており、周囲の木造赤瓦の集落の中に際だっている。(八重山毎日新聞2006-01-21)なごみの塔 名所・史跡
-
お決まりのアングルの写真だが
やっぱり撮ってみた。
なごみの塔からの眺め。 -
食事をしたお店にこんな掲示があった。
竹富島の状況:
人口350、水牛19、山羊35、鶏16、犬32、猫52
伝統文化と自然環境を守るため
「竹富島憲章」を定めています。
基本理念は、「売らない、汚さない、
乱さない、壊さない、生かす」
この美しい島は島民によって
大切に守られてきたのですね。 -
向こうから水牛車がやって来た。
人が歩くよりも遅く。
のんびり、ゆっくり。 -
車を引く水牛。
がんばれ〜。 -
デイゴ並木。
-
集落から外へ行く道は
あまり整備されておらず
素朴で魅力的だ。
しかし、寄り道はこのくらいにして
またてくてく歩いて港まで帰った。 -
水牛さん、お疲れさま。
私も疲れたよ。 -
さよなら、竹富島。
素敵な時間をありがとう。
次の旅行記
沖縄☆八重山の旅[5]竹富島〜シーサー編〜
も見てね。
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