2006/05/03 - 2006/05/07
7229位(同エリア12031件中)
目黒警部さん
5月5日 夕方 曇り
黄浦江沿岸には、1900年代から約30年間、欧米列強の企業家達が競って大型商業ビルを建築した。
世界に広く知られたオールド上海の顔、外灘(バンド)である。
写真は、ロンドンのビッグベンを模した時計台が目印の上海税関。
(バンドの建築物等の説明には、各種ガイドブック、H・P(エクスプロア上海)等の解説を引用させてもらっています。)
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黄浦江沿いの遊歩道は、おのぼりさんと外国人観光客でごった返していた。
川上から川下へ遊歩道を歩いていく。
拡大した見なければ分かりづらいですが、写真一番手前のビルは、旧パレス・ホテル(和平飯店南楼)1906年・南京東路23号
北楼と南京西路をはさんで向かい合っており、1階は粗石積み、2階以上は赤煉瓦の6階建ての建物です。
1906年にパレス・ホテル(匯中飯店)としてオープン。
香港上海ホテル株式会社が所有・経営したもので、サッスーン財閥とは関係のない建物です。
設計はイギリス人のウォルター・スコットで、様式的には当時イギリス本国で好まれたヴィクトリア・ルネサンス様式(更に細分すれば、クィーン・アン・リヴァイヴァル様式に属するものです)。
建設当時は、建物の屋上の四隅に塔が設けられていましたが、今はなくなっています。南京路に面した入り口の車寄せの上に竣工の年である1906の数字が刻まれています。
また、1927年に蒋介石と宋美齢との結婚披露宴の場所としても知られています。 -
結婚式をすませた花嫁・花婿はここ外灘(バンド)にて記念撮影をするのが、上海にて流行している。
対岸のニューバンドの遊歩道でも見かけた。
写真のビルは、旧サッスーン・ハウス・南京東路20号(和平飯店北楼)バンドで最も有名な1929年施工の建築物。
この建物は、外面は列柱などは用いず、トンガリ屋根の三角形の部分の直線模様やその根元の部分のギザギザ模様など、平面的な中に幾何学的な模様を配する典型的なアール・デコ様式を採っています
1階から3階は銀行や商店に賃貸し、4階はサッスーン配下の会社の事務室とし、5階から10階は、キャセイ・ホテルとして用いられました。トンガリ屋根の下の11階は、当時のサッスーン財閥の当主であったヴィクタ・サッスーン(1861−1961)の自室として使われました。
サッスーンは、ユダヤ系イギリス商人で、上海では不動産経営の先駆者で、20世紀初期における上海のドンといえる人物。 -
写真中央は、旧ノースチャイナ・ニューディリーニューズ&ヘラルド社屋・中山東一路17号(友邦大厦)
ノースチャイナ・ニューディリーニューズ&ヘラルド社が所有するビルだった。
現在、桂林大楼と呼ばれ、AIA保険公司が入る建物、1922年に建てられたもので、上海で有力英字紙ノース・チャイナ・デイリー・ニューズ(字林西報)を発行していた同社の社屋でした。
写真右端は、旧チャ−タ−ド銀行上海支店・中山東一路18号
現在、上海市家用紡績品進出口公司が入っている建物。
この建物は、1858年に上海に支店を開設した英国の銀行、チャータ−ド銀行の上海支店で、この場所での二代目の建物でした。
パ−マ−&タ―ナ−事務所の設計で1923年頃に竣工したものです。
なお、チャ−タ−ド銀行は中華人民共和国設立後も上海での支店業務を引続き認められた銀行の1つ。
現在は2004年に外灘18号はニューアルされ、ブランドショップや高級上海料理店、フレンチレストラン、バー等が入居する。
ちなみに外灘(バンド)18号の番号は、外灘のレトロ建築に南から順につけられたものにて続々と整備(リニューアル)されている。
2010年までには、現在の工場などの立つ外灘の南側にさらに新しい複合ビル群を作る予定らしい。 -
曇った天気でも絵になる、浦東新区のシンボル東方明珠テレビ塔。
展望台に登っても今日は、ダメだな〜 -
ロンドンのビッグベンを模した屋根にある時計台が特徴的な1925年に施工された旧江海北関、現在の上海海関、税関です。
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旧江海北関・中山東一路13号、現在の上海海関で、中央の時計台、15分毎の鐘の音で有名な建物。
この場所では、1857年竣工の初代、1893年竣工の二代目に続く3代目のパーマー&ターナーにより設計された1925年施工の建物。 -
旧香港上海銀行上海支店・中山東一路11号
現在は、上海浦東発展銀行、その前は上海市人民政府の建物。
香港上海銀行(匯豊銀行)は1864年香港で設立され、翌65年には上海支店を設置しています。
この場所には1877年に初代の建物が建てられ、現在のものは1923年に竣工した2代目の建物。
設計は、パーマー&ターナー事務所で様式的には英国のエドワーディアン・バロックの流れを汲む新古典主義建築とされている代表的なビル。 -
ヨットを挟んで、シャングリラホテルが見えた。
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旧中国通商銀行・中山東一路7号
現在は、バンコク銀行が入っている建物。
ここは主として中国国内、朝鮮半島、日本向けの電報を取り扱った電報会社である人北電観局の建物で、1907年の竣工。
様式的には.ネオ・バロック様式に属す。 -
左手のビルは、旧ユニオン・アシュランス・カンバニ−ズ・ビル・広東路17号
1916年の竣工で、1階から5階までは所有者のユニオン・アシュランス社が使用し、最上階の6階は屋上庭園付きの高級マンションだった。
設計はパーマー&ターナー事務所で、同事務所が最初に手掛けたもの。
様式的にはネオ・バロックに属しますが、縦方向のラインが強調され、ア−ル・デコ様式の一歩手前のスタイルとされている。 -
写真中央、金茂大厦、世界第3位アジアでは第1位という高さを誇る88階のビルは、写真のフレームからはみ出した。
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右手のビルは日本人設計の、旧日清汽船上海支店・中山東一路5号
現在、華夏銀行が入っています。
日清汽船は、中国の沿岸、内航海運を取り扱っていた日本の商船会社4社(大阪商船、日本郵船等)が中国関係の業務を一本化するため1907年に設立した会社で、この建物は上海支店として1921年に建てられたものです。
北に向かって黄浦江沿いの古い建物と浦東新区陸家嘴の摩天楼群を一望することができる、コンチネンタルレストラン「M on the Bund」はこのビルに入っています。
中央後方のてっぺんがパイナップルのように見える近代ビルは、ウエスティン上海。 -
右のビルが、旧シャンハイ・クラブ・中山東一路3号
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このビルは?
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旧シャンハイ・クラブ・中山東一路3号
現在、東風飯店の建物。
英国人を中心とする親睦団体であるシャンハイ・クラブ(英国総会)の建物として、1912年に竣工。
このクラブは非常に格式が高く、会員数は300〜400人でわずかの米国人、フランス人、ドイツ人及び2人の日本人を除けばすべて英国人で、シャンハイの英国人の牙城と言えるものでした。
イギリス様式の建築で、設計は、当然のことながらイギリス系のタラント&モリス事務所が手がけました。しかし、1909年タラントが死去したため、これ以降の内装設計は、日本人建築家下田菊太郎(旧帝国ホテルの設計をフランク・ロイド・ライトと争ったことなどで知られている)が引き継いでいます。彼の設計により、バーには世界一(東洋一?)長いカウンターを設けたとされています。
新中国建国後、1956年には海員クラブとなり、1971年から現在の東風飯店となっています。入り口の擦り減った大理石造りの階段や、建設当時イギリスから輸入され、今も健在のエレベーターは、充分80年の年輪を感じさせてくれます。
真田 晃氏(元上海総領事館領事)解説引用 -
旧ユニオン・アシュランス・カンバニ−ズ・ビル・広東路17号
現在は、「The Three on the Bund(外灘3号)」
近年旧バンド中央ビジネスエリアのリノベーションが進行中にて、その第一号となった。
世界的建築家のマイケル・グレイブス氏が中国で初めて手がけたプロジェクトで、高級レストラン・ブランドショップにモダンなレストランバー等の複合テナントビルとして2004年にオープン。
最上階のレストランバーから外灘を見下ろす贅沢な眺望は、上海で最もロマンチックなデートスポットの一つである。
今や上海のトレンドリーダーたちの目を釘付けにしている。 -
旧イギリス租界は、黄浦江と現在の南京東路、延安路にはさまれたエリアでのちにアメリカとの共同租界となり、金融・商業地域として東洋のウオール街といわれるまで発展した。
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対岸には近代的な高層ビルが林立する浦東地区があり、上海の過去と現在の姿が両方楽しめます。
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黄浦江の遊覧船乗り場。
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レストラン・水上皇宮。
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旧香港上海銀行と旧江海北関、この2つの建物の夜景が際立っていた。
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気象信号塔を超えてさらに歩く。
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延安高架路と中山東路の合流地点を越えると歩道橋がある。
ここで、中山東路の対岸に渡ることができる。
この歩道橋は、外灘(バンド)の撮影スポットらしい。 -
光明大厦
写真の地は延安路を超えたところにて、南京東路は外灘観光トンネルの外灘出入り口付近の、旧サッスーン・ハウス・南京東路20号(和平飯店北楼)前の通りから、南京東路、延安路に挟まれたエリアの旧イギリス租界を今日歩いたようだ。
そろそろ、歩くのをやめようか・・・ -
いい匂いに誘われて、烏賊の串焼きを露天のおばさんから買ったのはいいのだが・・・
ボラれたかな?1本5元もしました。 -
少し歩くと又店前にて香ばしい匂いに、又立ち止まる。
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串焼きです、羊だったかな?
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羊の串焼きを1本5元と烏賊の串焼きを2本にて6元そしてハイネケンビール(小瓶)25元。
対岸の東方明珠テレビ塔を見ながら、腰をかける。 -
黄浦江に浮かぶ水上レストラン船前にて約1時間程くつろぐ。
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ビールを飲めば、次はトイレですね・・・
見渡すところにはありませんでしたが、遊歩道から階段を降りて、中山東一路を少し来た道方向へ行くと有料トイレがありました。 -
1元を支払いトイレへ、トイレ中は清潔でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ゆみナーラさん 2006/06/08 14:09:07
- レトロな街並み
- 外灘、とても素敵ですね!私はテレビ塔から下を眺めただけだったので、重厚で歴史あるビルが一つ一つ説明されていたのでとっても分かりやすかったです。川っぺりでビール、やっぱりどこの国でもいいものですねー。
今度は私もじっくり探索&リバークルーズしよーっと。
それに中国大陸鉄道の旅も是非挑戦してみようと思います。
- 目黒警部さん からの返信 2006/06/09 08:40:32
- RE: レトロな街並み
- ゆみナーラさん いらっしゃいませ。
バンドはすばらしい建物が、残っていますね。
これからさらに、開発(補修)をすすめていくようです。
特に夜景は、すばらしい!
夜景の写真を撮ってきていますので、旅日記に載せときますので思い出してください。
リバークルーズに大陸鉄道の旅、いいですね〜
ぼちぼちと来月の旅予定をたてているのですが・・・
ゆっくりとした、旅をしたいと常に思っているのですが、欲張りなので毎度せわしない旅になっています。
ご訪問ありがとうございました。
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