1997/09/20 - 1997/09/20
53位(同エリア70件中)
まみさん
9/20(土)ドゥーズ1日目
市内観光、サハラ砂漠ラクダに乗って1時間&夕方の散策
ドゥーズ初日の午後は、もっとも記憶に残る日となりました。サハラ砂漠のせいではなく、現地の人との出会いゆえに。
ただし、残念ながら、スースからドゥーズまでの夜行バスでずっと一緒だったSassiさんと違って、双方の習慣・考え方の違いのせいでしょう、必ずしもいい思い出だったとは言い切れません。
むしろ、あとからに色々考えさせられた出会いでした。
昼食後、午後2時すぎにはドゥーズ市内に出ました。
ドゥーズはかなり田舎のようです。今までの都市と違って、女性の姿を全く見かけません。
そして早速、道行く男たちの誘いがしつこいです。
ただ、ちょうど学校が終わる頃だったらしく、小学生たちが、ボンジュール! ボンジュール!と珍しげに寄ってくるのが、とても可愛くて、顔がほころびました。
さすがに小学生くらいの子供は、男女交じっています。
しかし、子供たちが口をそろえて「Stylo(ポールペン)?」「Stylo?」と言うのはなぜなのでしょう。
そういえばチュニスでは、寄ってきた子供たちに「ホンボン!」、「ホンボン!」と言われました。
そのときは全くわけがわからなかったのですが、あれは「飴、ちょーだい!」ということだったのでしょうか。
ドゥーズ市内観光は何をしたらよいか、特になんの目星もつけていませんでした。家畜市やスーク(市場)あたりが見どころのようですが、今日は市がたつ日ではないらしく、なにもありませんません(市がたつのは木曜日)。
ともあれ、ドゥーズからの足の便として、乗合タクシーのルアージュとバスステーションの位置と時刻表だけは確認しておかなくては安心できません。
観光案内所が閉まっていたのは誤算でした。今日は土曜日で、土日は開いていないのです。下調べ不足でした。
ルアージュ・ステーションの位置は確認できましたが、バス・ステーションは事務所が4時まで昼休みです。4日後のドゥーズからチュニス行きの長距離バスの時刻はなんとしても確認しておきたいので、あと30分、時間をつぶさなければなりません。
町歩きも、たいして見るところはないと早々決めつけてしまい、時間をもてあました私は何をしたでしょうか。
道で声をかけてきた男性の誘いにのり、一緒にカフェでお茶を飲んだんです。懲りていません。
でも、その人とはお茶だけで「円満に」別れました。
再びバス・ステーションに向かおうとしたら、道を間違えてしまいました。
そのときに案内してくれたのは、ドゥーズで色々なサハラ・ツアーを手配しているという、Kamelさんです。
Kamelさんとは、とりあえず英語で会話ができました。
話を聞いているうちに信用できそうな人だと思いましたので、バスの時刻の確認をした後、日没を見るのにとてもよいスポットに連れて行ってくれるという誘いになりました。その後、バイクでホテルまで送ってくれるというの魅力です。それも「No money」で一切お金はとらない、といいます。
日没のサハラも、ホテルまでの足も、お金を出してもぜひお願いしたいくらいです。
いや、むしろ対価としてお金を求められる方が、ボラれるのはイヤですが、気がラクなのですけどね。
旅先で出会った人をどこまで信用するか、このあたりの兼ね合いは非常に難しいです。
このままではサハラ体験も中途半端で、ドゥーズ市内観光も思い通りにいかず、今日一日の感想はこれまでの中で最悪になるかもしれません。
そう思ってKamelさんとサハラの日没を見に行くことにしたのですが、我ながら、結構、ふらふらしているなぁと思います。
警戒心ばかり強くても、いい経験を逃します。といっても、それこそが平和ボケして海外でトラブルに遭う日本人の言い訳の最たるものだ、ということも自覚しています。
もっとも、途中でわかったのですが、Kamelさんのことは、Lonely Planetで紹介されていました。ホテル・スプレンディド(Hotel Splendide)を拠点に、ラクダに乗ってのサハラ・サファリを手配している人とありました。
余談ですが、面白いことに、そのツアーに参加したときのLonely Planetの著者自身の感想まで書かれてありました。
天候の巡り合わせが悪く、なんと、強烈な砂嵐のど真ん中を行くハメになったそうです。何もかも砂だらけになって、さんざんだったようです。(「North Africa」(1st edition)Lonely Planet社)
というわけで、この日、午後から夜にかけては、ずっとKamelさんと一緒に過ごしました。
結果的にはめったにない経験ができたのですが、別れは双方共に後味の悪いものだと思います。
私は、見知らぬ人と初対面ですぐに打ち解けられるタイプではありません。そしてAB型らしい、どちらかというとドライな人づきあいを好む方です。
一方、Kamelさんはアラブ系のベドウィン人で、初対面から人を「友人か、でなければ敵か」に二分して捉えるアラブ的な発想の人でした。友人はとことん歓迎し、親しくなろうとするのです。
しかし、当時の私には、それが理解できませんでした。
それに、アラブの男たちにとって、外国人の女は自国の女性と違って「軽い」と思われがちだ、というLonely Planetその他の注意は、常に念頭にありましたと。
Kamelさんは一生懸命私をもてなしてくれましたが、私が外国人の女なので、彼にそういう下心が全くなかったとは言い切れません。
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(写真は、ドゥーズ市内にあった、ガゼルの像です。ガゼルは、チュニジアの象徴的な動物です。)
日没まで時間がたっぷりありましたが、その間、Kamelさんとお茶を飲みながらずっとカフェにいました。
私の方から気のきいた話ができるわけではないので、実は気まずくてたまりませんでした。
それに何もせずにぼーっと過ごすというのも、なんだかもったいないです。
カフェは一応、ドゥーズのメインストリート沿いにあります。そのため、スースからの大型観光バスや4〜5台のジープ群が通り過ぎるのが何度か見られました。
ドゥーズは寂れた町と思っていましたが、かなり観光客が訪れる町のようです。
ただし、ほとんどの観光客は、ドゥーズを足がかりに、サハラ砂漠だけを見て帰ってしまうのでしょう。
ああいうツアーの一員としてサハラ砂漠を体験したかったなぁと思いましたが、Kamelさんいわく、ああいう大型観光バスのツアーではサハラはほんのちょっとしか見られないし、ジープのツアーはものすごく高いそうです。私のことを、フリーで旅行しているから、とてもラッキーだと言っていました。
いや、むしろ私は、ここでああいうツアーを見繕って、ラクしてサハラを見ようと思っていて、当てが外れただけなんですけどね。 -
(町案内をしてくれたKamelさんにロバと一緒のところを撮ってもらいましたが、ロバの方は、尻を向けて離れてしまいました。ロバだけの写真はうまくポーズが決まったのが撮れています。「チュニジア・ハイライトその5:動物たち」をご参考ください。URLは下記です。)
http://redirect.4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10054688/
マトマタなどのベドウィン人の村への観光について、Kamelさんから情報をもらおうと思いましたが、Kamelさんは、自分が手配するサハラ砂漠ツアーを薦めます。
今もちょうど、チュニスで一緒になったという日本人男女5人が、Kamelさんの手配で砂漠で一泊するツアーに出かけているそうです。
砂漠で見る星空は格別だそうです。
とてもうらやましくて、かなり心が動かされたのですが、ここでナポリで出会った日本人女性の忠告を思い出しました。
私がいまツアーを申し込んでも、1人で参加ということで、ガイドと2人っきりになってしまいます。そうなると、性的嫌がらせを受ける可能性が非常に高くなるのです。
旅の道連れがいるということでも、彼らがますますうらやましくなりました。
ちなみに、その日本人5人はホテル・スプレンディド(Hotel Splendide)に泊まる予定でドゥーズにやってきましたが、ホテルは修復中で閉鎖されていたので、途方にくれ、挙げ句、警察のお世話になったそうです。
私がシディ・ブ・サイードで、土砂降り雨と疲労のため、とても駅まで戻れそうにない、と警察にタクシーを呼んでもらったのと、どっこいどっこいかもしれません。
そういえばそのナポリで会った日本人の女の子は、ギリシャの小島を1人で巡って、ホテルがなくて野宿したこともある強者です。
彼女に比べると、私はつくづく、都会巡りタイプだと思いました。
あんまり深く考えず、サハラを見たいとの思いだけでここまで南下してきましたが、勝手が違って戸惑ってばかりです。 -
(写真は、夕日に照らされてうっすら赤く染まるサハラ砂漠です。)
サハラの夕焼けは、思っていたのと違っていました。きれいだけど、感想は、ふーん、これがそうか、くらいなものでした。
砂漠が真っ赤に染まる劇的な夕暮れ光景を期待していたのですが、色彩的にはもっとおとなしいものだったからです。
でも、砂丘に埋もれたベルベル人の村の廃墟は印象的でした。何世紀も前の廃墟かと思ったのですが、たった20年前のものだというのです。
建物は日干しレンガのようなもので造られているのでもともと耐久性はあまりなかったろうと思いますが、それほどに砂漠の村の盛衰は激しいようです。
それに夕焼けはともかく、このときに見たサハラは砂丘だらけの起伏の激しい所でした。昼間のラクダで歩いた所のようなのっぺりした平らなところはほとんどありませんでした。とても味わいのある、私の想像する砂漠らしい景色でした。
もっとも、こういった砂丘では、ラクダは歩けません。だから、昼間のツアーでは通らなくて当然でした。
ふつうに歩いていても、足がずぼずぼ埋まってよろけそうになるくらいでしたから。 -
(写真は、サハラ砂漠に残るべドウィンの村の跡です。これでも、たった20年ほど前のものにすぎません。砂嵐のせいで、廃墟となったそうです。)
Kamelさんは、せっかく来たのだから、もっといろいろなサハラを見た方がよいと薦めます。
Kamelさんはナイトツアーをしきりに薦めますが(Lonely Planetの記述を読んでも、彼の一番のお薦めツアーらしいです)、これはガンとして断りました。
しかし、ベトウィン人典型の昼食付で昼間1日サハラで過ごす、というアイデアには飛びつきました。1人でマトマタへ行ったりするよりも、ずっと面白そうです。
そのガイドには、Kamelさん自身がいいか、それともKamelさんが雇っているガイドがよいか、と聞かれて、雇われガイドの方がいい、と言うとキズついた顔をされてしまいました。
「僕が案内するんだったら、タダだよ?」と言わましたが、むしろお金が介在する方がラクだと思ってしまったためです。
後で別れ際にももう一度、明日のガイドはどっちがいいか、と念押しのように聞かれました。
Kamelさんは、少しは2人の距離が縮まったから、今度は自分を指名してくれると期待したのかもしれません。あるいは本当に単なる確認だったかもしれません。
だけど、私の方は、過ごす時間が長引くだけ、考え方の違いなどでだんだんストレスが強くなっていたのです。 -
(砂丘を照らす夕日です。風紋も美しく撮れて、お気に入りの写真です。まるで、映画「デューン砂の惑星」みたいな光景です。)
夕方のサハラ散歩の後、Kamelさんの家に招待されました。
何度か断ったのですが、とても強く誘われたので、結局は断り切れませんでした。
私の方も、明日のツアーのことがあって断りづらくなってしまったというのもありました。
本当に気が進まなかったら断ればよかったのです。断ったからといって、Kamelさんが誇りをもってやっている仕事に私情を挟んだとは思えません。
Kamelさんという人を、私が信頼していなかったことになるのでしょう。
だけどアラブの人にとってのつき合いやビジネス上の常識というのをよく知らなかったので、当時の私にそういった判断はできませんでした。
Kamelさんの従兄弟がホテルを経営していて、そこに今、3人のカナダ人が滞在しているそうです。
3ヶ月の旅行で、チュニジア人のお嫁さんを探しに来ているのだとか。
それにしてもKamelさんは、英語を耳から学んだのでしょう。言葉を口にするのに時間のかかってしまう私よりも会話の流れはずっとスムーズなのですが、語彙は、外国人観光客相手にビジネスするのにぎりぎり間に合う、という程度のようです。
要するに何が言いたいかというと、婉曲表現が全くないのです。
この話題のときが、極めつけでした。
その3人のカナダ人男性は、西欧の白人女性ではなく、身持ちの堅いチュニジア人の嫁さんが欲しいらしいのですが、その説明の仕方ときたら!
Kamelさんいわく、白人女性は「ダーティ(dirty)」で、チュニジア人女性は「クリーン(clean)」だからだそうです。
アラブ系の女性よりも白人女性の方が男女関係にさばけていることを言いたかったようですが、女の立場からは、ちょっと聞き苦しかったです。
Kamelさんの家で、ホテルを経営しているという、Kamelさんの件の従兄弟を紹介してもらいました。
他のチュニジア人同様、あごひげを生やしていますが、チュニジアに来て初めて、格好いい!───と面食いの私のアンテナがピピッと反応しました。
ところが、彼は実はKamelさんの従兄弟ではなく、チュニジアにお嫁さんを探しに来たというカナダ人の1人でした。
アラビア語を話していましたし、わりと褐色の肌で、あごひげをきっちり生やしていたので、すっかり勘違いしてしまいました。
しかし逆に言うと、アラビア語も話せるし、男性はあごひげを生やさなくては一人前に見られないというアラブの習慣を採り入れているカナダ人だったわけです。
チュニジア人のお嫁さんを探しているというのも、単におとなしい貞淑な妻が欲しいというわけでなく、アラブへの深い理解と関心から来ていたのかもしれません。あるいはもしかしたら、アラブ系の人だったのかもしれません。
この勘違いのせいで、今まで出会ったチュニジア人で、格好いい!と私のアンテナにひっかかった人はいないことに気付きました。やはり顔が濃いので、ちょっと引いてしまうみたいです。
何年か前にロンドンを旅行したときは、背が高くて体格が良すぎて、顔にメリハリがありすぎる白人男性よりは、アラブ系の人の方が親しめると思ったし、私の面食いアンテナにひっかかった人が多かったのですが、今回は好みが逆転しています。
あるいはロンドンのアラブ系の人はトルコ人が多いので、単に私の好みがトルコ系だったというかしら。 -
(写真は、サハラ砂漠の廃墟の村のモスク跡です。)
Kamelさんの家で夕食をごちそうになりました。そこまでしてもらうわけにはいかないと思ったのですが、これも断り切れませんでした。
といっても、食べたのは家族の食卓ではなく、屋上で2人っきりです。
クスクスはKamelさんのお母さんの手作りの家庭料理でした。辛料がきいていてとても美味しかったです。
惜しむらくは、昼にしっかり食事をとったので、あまりお腹がすいていなかったことです。
Kamelさんが屋上に招待したのは、私に星空を見せたかったからだそうです。
絨毯を一枚敷いて、並んで座っています。
確かに、すばらしい星空でした。まるでプラネタリウムのようです───などと、夢のない感想しか持てませんでしたが、帰国後に空を見上げたときに、町の夜空はいかに星が少ないか、そんな比較をして、後からサハラの夜空のすばらしさを実感しました。
しかし、このあたりから、Kamelさんと一緒にいるのがだいぶ苦痛になってきてしまいました。
疲れているからホテルに帰りたい、と言っても、なら一度戻ってリラックスした後、8時頃にまた迎えに来る、と言われて閉口してしまいました。
私にも日本人的な曖昧さがあったでしょう。それに対して、ベルベル人は喜怒哀楽がハッキリしているのでしょうか。
肩を抱いてきたり、手をつないだり、手にキスをしたりするのは、友愛の印かなと最初のうちは我慢していました。アラブ人は男性同士で特に同性愛の人でなくてもキスするくらい、スキンシップは激しそうですから。
でも、私はそういうスキンシップに慣れていません。たとえ本当に友愛の意味しかなくても、です。
で、途中できっぱり断ると……泣かれてしまいました。
いやぁ、私が泣かせたかとう思うと、気まずく気まずくて、帰りたくてたまらなくなりました。大のオトコがそんなことくらいでメソメソ泣くのか、とびっくりです。
男を泣かせたなんて、小学生低学年以来です(笑)。
Kamelさんによると、昼間、私に声をかけたのは、私の目がとてもきれいで、情の深い人(sympathetic)に見えたから、だというのです。「いつもは誰から構わずこんな風にもてなしたりしない、君は特別なんだ」と強調します。
でも、それが余計に怪しい気がしてなりません。
だいたい私は、相当な近眼なのです。近眼の人は、一般に、目がとてもきれいに見えるはずです。
といっても、「こんな人だと思わなかった」と言われれば、私もいい気持ちはしません。
「君は僕らを理解してくれない」とKamelさんは嘆きます。「僕らにとって、世界の人は友達か、敵か、の2種類しかいなくて、君のことは友達だと思ったからもてなしたんだ」と。
でもKamelさんの方も、私が一応、若い女で、一人旅をしているから警戒心が強いのだ、ということを理解してはくれません。
もっとも、明日のサハラ・ツアーのアレンジのことがあって、ぎりぎりまで我慢していた私の曖昧な態度も、かなりずるいのでしょう。
泣きやんだKamelさんと話を続けているうちに、またしても私の個人情報と経歴はデタラメだらけになってしまったのですが、Kamelさんは、私にチュニスにチュニジア人の知人がいる、と知ったとたん、私が警戒心が強いのはその人のせいだ、と勝手に納得してくれました。
私は、というと、そのことで、同じチュニジア人同士でも、北部で都会のチュニスと南部の地方とではギャップがある、というのをどこかで読んだのを思い出しました。 -
(写真は、日がすっかり沈んだサハラ砂漠です。ただし、フィルム写真の限界でこんなに暗くなっていますが、実際はもっと明るかったです。)
実は、私のこのドゥーズ滞在3日間、特に予定がないとKamelさんに知れると、サハラ砂漠の一泊旅行を強引に薦められそうで、興味はあるんだけど、都合が悪い、というスタイルを取るために、私はどんどんデタラメな説明を重ねてしまいました。
というわけで、私には30才の姉がいることになってしまいました(姉はいません)。姉には子供がいて、父母と同居しています(実際に同居しているのは私です)。妹は23才で未婚です(未婚はともかく、年齢が違います)。
私は24才で、イギリスで夫と共働きしていることになってしまいました(夫はいませんし、日本で働いています)。
そしてチュニスにいるチュニジア人の知人というのはアブディラティフ・サシさん(スースから道中一緒だったSassiさんの名前を借りました)で、夫の友人兼仕事仲間です。
夫が3日後の23日にその友人に会いにチュニスに行くので、それまで私と合流することになっています(23日にチュニスに向かうところだけは合っています)。
夫はなかなか休暇がとれず、やっと今日、ロンドンからのフライトでトズールに着いていることになりました。そして明日の夕方までにドゥーズに来るはずなので、私は明日は、Kamelさん手配のサハラ・ツアーに出かけた後、夕方はホテルに戻って夫を待ちます。
そして明後日は夫と2人で、ルアージュを乗り継いでマトマタまで行くのです。
───我ながら、なんじゃ、こりゃ!です。
Kamelさんにバイクで送ってもらってホテルに戻ったのは9時過ぎでした。しかし、最初に言っていたとおり、明日のツアーでガイドに払う分の前払い以外、Kamelさんは一切、お金を請求しませんでした。
そのときにもう一度、「ガイドは僕でなくていいの?」と確認されました。
確認された私の方が驚いてしまいました。泣かせたのに。
Kamelさんは、そのことを私ほど気にしていないのかな、と、少しだけ気がラクになりました。
これまでの8日間のチュニジア旅行の感想を聞かれたら、良いんだか悪いんだかわからない、としか言えません。
Lonely Planetには、女性が1人でアラブ圏を旅すれば、欧米ならはっきりセクハラと言えるような不快な目に遭うこともあるだろうし、しつこく言い寄ってくる人を追い払うのにも忍耐が試される、とありましたが、全くそのとおりでした。
でも、色々助けてもらったり親切にしてもらったのも確かです。
不快な思いをしたときのことは、私自身が、できれば現地の人とふれあいを持ちたいけれど、あまりベタベタしたくない───と思っていたせいで、態度が曖昧になりがちだったことにも問題があったでしょう。
やっぱり私は、1人で行くには、覚悟と準備(予備知識と情報収集)がまだまだ足らなかったようです。
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