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9/19(金)スース4日目<br />市内観光:カタコンブ、Dar Essid博物館<br />エル・カンタウイ湾(海岸リゾート地):散策&潜水艇クルーズ<br />【夜行バスでドゥーズへ移動】<br /><br /><br />本日は、日中スース観光した後、夜行バスでドゥーズへ向かいます。日本への帰国便は6日後のローマ発のアリタリアを予約していますが、今回の旅程でそのローマから一番遠いところへ行くわけです。そしておそらくは、現代都市生活から一番遠いサハラ砂漠です。<br />行く前から、無事に戻って来れるか、心配でドキドキしてきます。本当にこれからたった1人でサハラ砂漠へ出かけてもいいのだろうか。<br />決めたのは自分なのに、楽しみにする一方で、やはり不安は尽きません。<br /><br />ホテルは朝のうちにチェックアウトしましたが、出発は夜なので、荷物は預かってもらいました。<br />荷物を預かってくれたボーイは、私が日本人とわかると「ジャッキー・チェーン!」と嬉しそうにいいました。<br />そういえば昨日のタクシーの運ちゃんも、私が日本人とわかると、「ジャッキー・チェーン!」と言っていました。区別がつかないみたいです。しかし、彼のファンは多いのでしょう。<br /><br />本日のスース観光は、まずは郊外のカタコンベから始めましたが、これは期待はずれでした。<br />ローマやトルコのカッパドキアのように洞窟の中に壁画やモザイクが残っているものを期待していたのですが、そういうのは全然なく、ただ、洞窟でした。<br />もし何か出土品があったとしても、みんな考古学博物館で保存されているのかもしれません。<br />公開されている場所も狭いため、順路はとても単純で、迷うほどではありませんでした。でも、カタコンベということで1人で回るのはちょっとビクビクもので、それなりに刺激的ではありました。<br />私の他に、3人の高校生らしき女の子たちが少し先にいたのは心強かったです。<br /><br />カタコンベへは、行きはホテルからタクシーを呼びました。<br />帰りはどうやってメディナ(旧市街)まで戻ればいいのかなぁと困っていたところ、ちょうど同じくタクシーを拾おうとしていた人が相乗りを申し出てくれたので、彼にタクシーを拾ってもらいました。<br />タクシー代は、行きは1チュニジア・ディナールでした。<br />ホテルから拾ったせいか、メーターをセットしてもらえなかったのですが、ホテルのベルボーイが、市内なら1チュニジア・ディナール以上は払わなくてよい、と教えてくれました。<br />帰りはチュニジア人の同乗者もいたせいか、こちらから言わなくてもメーターがセットされ、0.780チュニジア・ディナールでした。<br />ところが、同乗者は私に「1チュニジア・ディナールだよ、払って」と言います。明らかに私に全額払わせようという魂胆です。<br />1チュニジア・ディナールくらい大した金額ではないと思いましたが、言うなりに払うのは腹立たしいので、「半分ずつでしょ」と0.500チュニジア・ディナールしか出しませんでした。<br />たぶん、彼は残りの0.280チュニジア・ディナールきっちりしか払わなかったでしょうから、完全に折半とはいえませんが、たとえ少額でも納得できなければ払わない、という態度を一応貫けたので、ささやかな勝利感のようなものを味わえました。<br />ただ、今まで押し売りガイドを含め、あちこちでボラれていることを考えると、あまりにもささやかすぎて、こんなことで勝利感を覚える自分がかえって惨めになりましたけれど。<br />タクシーが去ったとたん、その同乗者が急に猫なで声で「メディナを案内してあげようか」と押し売りガイドに早変わりしたのにはびっくりです。<br />1チュニジア・ディナール程度のことでちょっと言い争いになりそうになって、気まずいと思ったのは私だけなのでしょうか。<br />もちろん、きっちり断らせていただきました。<br /><br />スースでまた買い物を楽しみ、それからメディナにあるDar Essid博物館という、Lonely Planetには載っていなかった博物館に試しに入ってみたところ、思いがけず見どころがたくさんで感激しました。<br />オスマン・トルコ時代のスースの中流階級以上の家が博物館となったものでした。<br />英語の解説書を借してくれましたので、それを読みながらゆっくりと回りました。<br />中庭から夫婦の間のある建物の中に入ります。入ってすぐのところに客人の控えの間がありますが、よっぽど親しくないと客人は奥まで案内してもらえないそうです。<br />中は、正面に居間のような部屋があり、その両サイドに主人の部屋と奥様の部屋があります。<br />部屋の配置からすると逆T字型で、こういった構造は典型的なトルコ風の造りのようです。<br />風呂場の大理石はイタリア製、子供部屋のベッドやカーテンはインドの更紗、陶器はスペインのアンダルシア地方あるいはチュニジア製、ランプは古代ローマのアンティーク……と、調度品類もなかなか贅沢です。<br /><br />(Dar Essid博物館の写真は「チュニジア・ハイライトその2:美しいタイル」にまとめて掲載しています。URLはこちら。)<br />http://redirect.4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10053500/<br /><br />博物館を出てメディナをぶらっと歩いていると、両手で大きな鍋を持って歩いていた男の人が、鍋の中のできたてのクスクスを味見させてくれました。<br />見知らぬ人に何の脈略もなく食べ物を勧められて、はじめはびっくりしましたし、警戒もしました。<br />ですが、「美味しいよ! うちで作ったんだ。食べてみなよ!」とニコニコと連呼する様子が、自分の家の味を自慢したがる無邪気な子供のようだったので、固辞できず、一口だけいただきました。<br />ちょっと辛みがきいていて、とても美味しかったです。<br />クスクスは、チュニスのホテルのレストランでも食べました。<br />おそらく家庭ごとに味が違う料理だと思いますが、レストランの方は味を抑えていたのでしょうか。適度に辛みがきいている方が美味しく思えました。<br /><br />その後、あとは何の観光ができるかなぁ、とちょっと時間をもてあましそうになりました。<br />いいな、と思っていたもう1つの博物館、El Kobba(民俗博物館)は、金曜日なので休館なのです。<br /><br />不意に、エル・カンタウイ港に行くことを思いつきました。スース初日にミニトレインで行っただけで、暗くなったせいで降りもせずに帰ってしまったところです。<br />今日はとても天気がよいので、メディナからかいま見られる地中海はとても美しく映えています。エル・カンタウイ港のことを思い出したら、急に、港から海の写真が撮りたくなりました。

1997年秋のイタリア&チュニジア旅行20日間その17:スース近郊エル・カンタウイ港

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1997/09/19 - 1997/09/19

7位(同エリア8件中)

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まみ

まみさん

9/19(金)スース4日目
市内観光:カタコンブ、Dar Essid博物館
エル・カンタウイ湾(海岸リゾート地):散策&潜水艇クルーズ
【夜行バスでドゥーズへ移動】


本日は、日中スース観光した後、夜行バスでドゥーズへ向かいます。日本への帰国便は6日後のローマ発のアリタリアを予約していますが、今回の旅程でそのローマから一番遠いところへ行くわけです。そしておそらくは、現代都市生活から一番遠いサハラ砂漠です。
行く前から、無事に戻って来れるか、心配でドキドキしてきます。本当にこれからたった1人でサハラ砂漠へ出かけてもいいのだろうか。
決めたのは自分なのに、楽しみにする一方で、やはり不安は尽きません。

ホテルは朝のうちにチェックアウトしましたが、出発は夜なので、荷物は預かってもらいました。
荷物を預かってくれたボーイは、私が日本人とわかると「ジャッキー・チェーン!」と嬉しそうにいいました。
そういえば昨日のタクシーの運ちゃんも、私が日本人とわかると、「ジャッキー・チェーン!」と言っていました。区別がつかないみたいです。しかし、彼のファンは多いのでしょう。

本日のスース観光は、まずは郊外のカタコンベから始めましたが、これは期待はずれでした。
ローマやトルコのカッパドキアのように洞窟の中に壁画やモザイクが残っているものを期待していたのですが、そういうのは全然なく、ただ、洞窟でした。
もし何か出土品があったとしても、みんな考古学博物館で保存されているのかもしれません。
公開されている場所も狭いため、順路はとても単純で、迷うほどではありませんでした。でも、カタコンベということで1人で回るのはちょっとビクビクもので、それなりに刺激的ではありました。
私の他に、3人の高校生らしき女の子たちが少し先にいたのは心強かったです。

カタコンベへは、行きはホテルからタクシーを呼びました。
帰りはどうやってメディナ(旧市街)まで戻ればいいのかなぁと困っていたところ、ちょうど同じくタクシーを拾おうとしていた人が相乗りを申し出てくれたので、彼にタクシーを拾ってもらいました。
タクシー代は、行きは1チュニジア・ディナールでした。
ホテルから拾ったせいか、メーターをセットしてもらえなかったのですが、ホテルのベルボーイが、市内なら1チュニジア・ディナール以上は払わなくてよい、と教えてくれました。
帰りはチュニジア人の同乗者もいたせいか、こちらから言わなくてもメーターがセットされ、0.780チュニジア・ディナールでした。
ところが、同乗者は私に「1チュニジア・ディナールだよ、払って」と言います。明らかに私に全額払わせようという魂胆です。
1チュニジア・ディナールくらい大した金額ではないと思いましたが、言うなりに払うのは腹立たしいので、「半分ずつでしょ」と0.500チュニジア・ディナールしか出しませんでした。
たぶん、彼は残りの0.280チュニジア・ディナールきっちりしか払わなかったでしょうから、完全に折半とはいえませんが、たとえ少額でも納得できなければ払わない、という態度を一応貫けたので、ささやかな勝利感のようなものを味わえました。
ただ、今まで押し売りガイドを含め、あちこちでボラれていることを考えると、あまりにもささやかすぎて、こんなことで勝利感を覚える自分がかえって惨めになりましたけれど。
タクシーが去ったとたん、その同乗者が急に猫なで声で「メディナを案内してあげようか」と押し売りガイドに早変わりしたのにはびっくりです。
1チュニジア・ディナール程度のことでちょっと言い争いになりそうになって、気まずいと思ったのは私だけなのでしょうか。
もちろん、きっちり断らせていただきました。

スースでまた買い物を楽しみ、それからメディナにあるDar Essid博物館という、Lonely Planetには載っていなかった博物館に試しに入ってみたところ、思いがけず見どころがたくさんで感激しました。
オスマン・トルコ時代のスースの中流階級以上の家が博物館となったものでした。
英語の解説書を借してくれましたので、それを読みながらゆっくりと回りました。
中庭から夫婦の間のある建物の中に入ります。入ってすぐのところに客人の控えの間がありますが、よっぽど親しくないと客人は奥まで案内してもらえないそうです。
中は、正面に居間のような部屋があり、その両サイドに主人の部屋と奥様の部屋があります。
部屋の配置からすると逆T字型で、こういった構造は典型的なトルコ風の造りのようです。
風呂場の大理石はイタリア製、子供部屋のベッドやカーテンはインドの更紗、陶器はスペインのアンダルシア地方あるいはチュニジア製、ランプは古代ローマのアンティーク……と、調度品類もなかなか贅沢です。

(Dar Essid博物館の写真は「チュニジア・ハイライトその2:美しいタイル」にまとめて掲載しています。URLはこちら。)
http://redirect.4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10053500/

博物館を出てメディナをぶらっと歩いていると、両手で大きな鍋を持って歩いていた男の人が、鍋の中のできたてのクスクスを味見させてくれました。
見知らぬ人に何の脈略もなく食べ物を勧められて、はじめはびっくりしましたし、警戒もしました。
ですが、「美味しいよ! うちで作ったんだ。食べてみなよ!」とニコニコと連呼する様子が、自分の家の味を自慢したがる無邪気な子供のようだったので、固辞できず、一口だけいただきました。
ちょっと辛みがきいていて、とても美味しかったです。
クスクスは、チュニスのホテルのレストランでも食べました。
おそらく家庭ごとに味が違う料理だと思いますが、レストランの方は味を抑えていたのでしょうか。適度に辛みがきいている方が美味しく思えました。

その後、あとは何の観光ができるかなぁ、とちょっと時間をもてあましそうになりました。
いいな、と思っていたもう1つの博物館、El Kobba(民俗博物館)は、金曜日なので休館なのです。

不意に、エル・カンタウイ港に行くことを思いつきました。スース初日にミニトレインで行っただけで、暗くなったせいで降りもせずに帰ってしまったところです。
今日はとても天気がよいので、メディナからかいま見られる地中海はとても美しく映えています。エル・カンタウイ港のことを思い出したら、急に、港から海の写真が撮りたくなりました。

  • エル・カンタウイ港で、観光用の潜水艇の出航案内の看板を見つけました。所要一時間程度なので、乗ることにしました。<br />このチケット売りのおじさんには、私が日本人とわかると、日本語を教えてとせがまれました。観光客相手に言葉が少しでもできると商売になるのか、みなさん、とても熱心です。こういう熱心さがないと、語学はなかなか上達しないでしょうね。<br />私などは読み書き中心のまるきり机上の学習なので、学習した時間に比して、オーラル・コミュニケーションはからっきしで、自己嫌悪の連続です。<br />おじさんに、How are you ? ── Fine, thank you. を日本語に訳して書いて欲しいと言われたので、つい、教科書通りの訳を書いてしまいました。<br />しかし、いまどきの日本人で、口頭で「お元気ですか?」と挨拶する人なんているかしら。<br />どうせなら少しユーモアをきかせて「もうかりまっか?」「ぼちぼちでんな」とでも書いてあげた方がよかったでしょうか。<br />(注:当時は、吉田秋生さんのコミック「バナナフィッシュ」にハマっていました。主人公の日本人エイジに、もう1人の主人公アッシュが披露した日本語がコレです。)<br />少なくともその方が、次にやって来る日本人には多いにウケたに違いありません。<br /><br />潜水艇の中では、水底の水草のすごさに目を引かれました。魚は、もちろんよく見えましたが、窓のそばまで来てはくれないので、シャッターチャンスはありませんでした。<br />ただ、船体はものすごく揺れる上に、つい下ばかり見てしまったので、「酔うかも」と思ったのですが、案の定、船酔いしてしまいました。<br />酔いがピークに達したとき、手足にしびれまできたのでギョッとしました。<br /><br />しかし、帰りは潜水艇は水上に出たおかげか、あまり揺れず、甲板に出て外の空気を吸ったせいか、だんだん気分が直りました。<br />直りついでに、青々とした地中海を背景に、古風な帆船や港の写真を撮ることができましたので、ご機嫌です。<br /><br />(写真は、観光用潜水艦から撮ったエル・カンタウィ港(Port el-Kantaoui)です。)エル・カンタウィ見なとはスースより70余km離れている。観光ホテルが密集するエリアです。)

    エル・カンタウイ港で、観光用の潜水艇の出航案内の看板を見つけました。所要一時間程度なので、乗ることにしました。
    このチケット売りのおじさんには、私が日本人とわかると、日本語を教えてとせがまれました。観光客相手に言葉が少しでもできると商売になるのか、みなさん、とても熱心です。こういう熱心さがないと、語学はなかなか上達しないでしょうね。
    私などは読み書き中心のまるきり机上の学習なので、学習した時間に比して、オーラル・コミュニケーションはからっきしで、自己嫌悪の連続です。
    おじさんに、How are you ? ── Fine, thank you. を日本語に訳して書いて欲しいと言われたので、つい、教科書通りの訳を書いてしまいました。
    しかし、いまどきの日本人で、口頭で「お元気ですか?」と挨拶する人なんているかしら。
    どうせなら少しユーモアをきかせて「もうかりまっか?」「ぼちぼちでんな」とでも書いてあげた方がよかったでしょうか。
    (注:当時は、吉田秋生さんのコミック「バナナフィッシュ」にハマっていました。主人公の日本人エイジに、もう1人の主人公アッシュが披露した日本語がコレです。)
    少なくともその方が、次にやって来る日本人には多いにウケたに違いありません。

    潜水艇の中では、水底の水草のすごさに目を引かれました。魚は、もちろんよく見えましたが、窓のそばまで来てはくれないので、シャッターチャンスはありませんでした。
    ただ、船体はものすごく揺れる上に、つい下ばかり見てしまったので、「酔うかも」と思ったのですが、案の定、船酔いしてしまいました。
    酔いがピークに達したとき、手足にしびれまできたのでギョッとしました。

    しかし、帰りは潜水艇は水上に出たおかげか、あまり揺れず、甲板に出て外の空気を吸ったせいか、だんだん気分が直りました。
    直りついでに、青々とした地中海を背景に、古風な帆船や港の写真を撮ることができましたので、ご機嫌です。

    (写真は、観光用潜水艦から撮ったエル・カンタウィ港(Port el-Kantaoui)です。)エル・カンタウィ見なとはスースより70余km離れている。観光ホテルが密集するエリアです。)

  • エル・カンタウイ港(Port el-Kantaoui)にて。<br />観光用潜水艦から、港近くに停泊するボートを中心に撮りました。<br /><br />エル・カンタウイ港はスースより70余km離れている、観光ホテルが密集するリゾート地です。<br />Lonely Planetいわく「the garden and pleasure port of the Mediterranean with typically Tunisian architecture」。<br />リゾートには特に興味はないのですが、「typically Tunisian architecture(典型的なチュニジア建築)」というのに興味を覚えました。<br />結局、港の写真しか撮っていませんし、「チュニジア建築」と言われても、どれがどうと特に印象はありませんでしたが。<br />港付近といったごく狭いエリアしか散策しなかったからかもしれません。

    エル・カンタウイ港(Port el-Kantaoui)にて。
    観光用潜水艦から、港近くに停泊するボートを中心に撮りました。

    エル・カンタウイ港はスースより70余km離れている、観光ホテルが密集するリゾート地です。
    Lonely Planetいわく「the garden and pleasure port of the Mediterranean with typically Tunisian architecture」。
    リゾートには特に興味はないのですが、「typically Tunisian architecture(典型的なチュニジア建築)」というのに興味を覚えました。
    結局、港の写真しか撮っていませんし、「チュニジア建築」と言われても、どれがどうと特に印象はありませんでしたが。
    港付近といったごく狭いエリアしか散策しなかったからかもしれません。

  • エル・カンタウィ港(Port el-Kantaoui)にて。クラシカルな帆船と地中海。<br />観光用潜水艇(Aquascope)に乗りました。その帰りは水上に出ました。潜水艇から撮りました。

    エル・カンタウィ港(Port el-Kantaoui)にて。クラシカルな帆船と地中海。
    観光用潜水艇(Aquascope)に乗りました。その帰りは水上に出ました。潜水艇から撮りました。

  • エル・カンタウィ港(Port el-Kantaoui)にて。<br />観光用潜水艇から。別の帆船をファインダーに収めました。

    エル・カンタウィ港(Port el-Kantaoui)にて。
    観光用潜水艇から。別の帆船をファインダーに収めました。

  • エル・カンタウィ港(Port el-Kantaoui)にて。<br />観光用潜水艦から。緑の灯台のようなものを見つけました。遠景に赤い帆船を収めるようにしてみました。<br /><br />* * * *<br />エル・カンタウイ港は、港の散策と潜水艇で、なんだかんだと楽しめました。足を延ばした甲斐がありました。<br />スース市内までミニトレインで1時間以上かかるので、早めにスースに戻りました。<br />その後、ビーチ沿いをのんびり歩いてホテルに戻り、ホテルのそばのスーパーで買い物をし、ホテルのロビーでLonely Planetや持参のチュニジア資料を読みながら時間をつぶしました。<br />昼間は天気が良かったのですが、夕方6時頃から、少し雨が降りました。<br />ロビーで時間をつぶしている間に、かなり激しい降りになったようです。<br />私のスーツケースは布製で完全防水とは言い難いので、タクシーでバス・ステーションまで直行するとはいえ、荷物が濡れないか、少し心配です。<br />と思ったら、てっきり雨かと思った水音は、ロビーの噴水の音でした。外は雨なんか降っていません。心臓に悪いです。<br />というのは大げさですが、乾燥地帯の人にとっては、水の音に天国を感じるのでしょうけれど───もちろん、日本人の私だって、水音に心やすらぐこともありますが───あいにく、今の私にとって、雨音は、せっかくの観光や移動をしづらくする不吉な音でしかありませんでした。<br /><br />夜間のバス・ステーションは、さすがに昼間に下見した時と違い、待合室は、待ち人が入りきれないほどぎっしり、ということはありませんでした。<br />オフィスにいたおじさんは、スースの初日、観光案内所でバスや鉄道ルートや時刻を詳しく教えてくれた、愛想の良いおじさんです。<br />おじさんに、あらためて今晩のドゥーズ行きのバスのインフォメーションをもらうことで、一応、私がドゥーズ行きのバスを待っているということをアピールしておきました。<br />ドゥーズ行きのバスは、23時30分発の予定ですが、19時にはバス・ステーションに着いてしまいました。<br />ホテルのロビーで待っていても落ち着かなかったとはいえ、少々、早く着きすぎてしまいました。<br />もっとも、4時間余りの長い待ち時間、途中から、同じバスでドゥーズへ行くというチュニジア人の男性と一緒に話をしながら待っていたので、時間は思ったより早く過ぎました。<br />名前はSassiさんです。<br />彼はこれから南部の砂漠の油田に働きに行くのですが、昔、フランス語の教師をしていたこともあるそうです。<br />Sassiさんは英語は少しはわかるようでしたが、私になるべくフランス語で話をさせ、文法のミスを指摘してくれたり、単語を教えてくれたりします。<br />なかなか言葉が出てこない私を辛抱強く待ってくれますし、ぶっちぎりの単語の羅列で終わってしまいがちな私に、きちんと文章に直して繰り返してくれました。<br />というわけで、会話はかなりスローペースでしたが、おかげで随分、勉強にもなりました。<br />特に、この先、とっさに使えそうな単語やフレーズを頭に叩き入れることができたのがよかったです。たとえチュニジア滞在は、実質残りあと4日しかなくても。<br /><br />また、Sassiさんは、チュニジアのバス旅行は初めてで勝手がわからない私にとって、大変心強い旅の道連れでした。<br />違う行き先のバスがやって来るたびにいちいち確認のために立とうとする私を、「あれは違う、まだ大丈夫だ」と安心させてくれました。<br />結局、スースからドゥーズ行きの夜行バスに乗ったのは私とSassiさんの2人だけでした。<br />もしSassiさんがいなかったら、スースからの乗客は、私たった1人きりだったことになります。もっと何人も乗るに違いないと勝手に判断して、そういう人たちにくっついていけばなんとかなる、と内心思っていた私は、ちょっぴり冷やりとしました。<br />途中でバスが止まって、なにやら苛立たしいアラビア語が飛び交ったときも、何事かと焦る私に、Sassiさんが事態を教えてくれました。<br />もっとも、エンジン・トラブルで、近くの村へ技師を呼びに行っている、というその内容には、あまり安心できませんでしたが……。<br />(でも、結局、ただのガス欠だったようです。)

    エル・カンタウィ港(Port el-Kantaoui)にて。
    観光用潜水艦から。緑の灯台のようなものを見つけました。遠景に赤い帆船を収めるようにしてみました。

    * * * *
    エル・カンタウイ港は、港の散策と潜水艇で、なんだかんだと楽しめました。足を延ばした甲斐がありました。
    スース市内までミニトレインで1時間以上かかるので、早めにスースに戻りました。
    その後、ビーチ沿いをのんびり歩いてホテルに戻り、ホテルのそばのスーパーで買い物をし、ホテルのロビーでLonely Planetや持参のチュニジア資料を読みながら時間をつぶしました。
    昼間は天気が良かったのですが、夕方6時頃から、少し雨が降りました。
    ロビーで時間をつぶしている間に、かなり激しい降りになったようです。
    私のスーツケースは布製で完全防水とは言い難いので、タクシーでバス・ステーションまで直行するとはいえ、荷物が濡れないか、少し心配です。
    と思ったら、てっきり雨かと思った水音は、ロビーの噴水の音でした。外は雨なんか降っていません。心臓に悪いです。
    というのは大げさですが、乾燥地帯の人にとっては、水の音に天国を感じるのでしょうけれど───もちろん、日本人の私だって、水音に心やすらぐこともありますが───あいにく、今の私にとって、雨音は、せっかくの観光や移動をしづらくする不吉な音でしかありませんでした。

    夜間のバス・ステーションは、さすがに昼間に下見した時と違い、待合室は、待ち人が入りきれないほどぎっしり、ということはありませんでした。
    オフィスにいたおじさんは、スースの初日、観光案内所でバスや鉄道ルートや時刻を詳しく教えてくれた、愛想の良いおじさんです。
    おじさんに、あらためて今晩のドゥーズ行きのバスのインフォメーションをもらうことで、一応、私がドゥーズ行きのバスを待っているということをアピールしておきました。
    ドゥーズ行きのバスは、23時30分発の予定ですが、19時にはバス・ステーションに着いてしまいました。
    ホテルのロビーで待っていても落ち着かなかったとはいえ、少々、早く着きすぎてしまいました。
    もっとも、4時間余りの長い待ち時間、途中から、同じバスでドゥーズへ行くというチュニジア人の男性と一緒に話をしながら待っていたので、時間は思ったより早く過ぎました。
    名前はSassiさんです。
    彼はこれから南部の砂漠の油田に働きに行くのですが、昔、フランス語の教師をしていたこともあるそうです。
    Sassiさんは英語は少しはわかるようでしたが、私になるべくフランス語で話をさせ、文法のミスを指摘してくれたり、単語を教えてくれたりします。
    なかなか言葉が出てこない私を辛抱強く待ってくれますし、ぶっちぎりの単語の羅列で終わってしまいがちな私に、きちんと文章に直して繰り返してくれました。
    というわけで、会話はかなりスローペースでしたが、おかげで随分、勉強にもなりました。
    特に、この先、とっさに使えそうな単語やフレーズを頭に叩き入れることができたのがよかったです。たとえチュニジア滞在は、実質残りあと4日しかなくても。

    また、Sassiさんは、チュニジアのバス旅行は初めてで勝手がわからない私にとって、大変心強い旅の道連れでした。
    違う行き先のバスがやって来るたびにいちいち確認のために立とうとする私を、「あれは違う、まだ大丈夫だ」と安心させてくれました。
    結局、スースからドゥーズ行きの夜行バスに乗ったのは私とSassiさんの2人だけでした。
    もしSassiさんがいなかったら、スースからの乗客は、私たった1人きりだったことになります。もっと何人も乗るに違いないと勝手に判断して、そういう人たちにくっついていけばなんとかなる、と内心思っていた私は、ちょっぴり冷やりとしました。
    途中でバスが止まって、なにやら苛立たしいアラビア語が飛び交ったときも、何事かと焦る私に、Sassiさんが事態を教えてくれました。
    もっとも、エンジン・トラブルで、近くの村へ技師を呼びに行っている、というその内容には、あまり安心できませんでしたが……。
    (でも、結局、ただのガス欠だったようです。)

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この旅行記へのコメント (4)

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  • obaqさん 2006/04/26 22:14:58
    とりあえずチュニジア
    拝見しました。
    個人旅行ならではの都市の写真とその内容。
    私には出来ないことで、羨ましいです。
    それでも、懐かしいところも随分ありました。
    それと詳しく書かれた旅行記、大変でしたでしょうね。
    お陰で新しく知り得たこともありました。

    イスラエルはいつか行ってみたいと思っています。
    その時には参考にさせていただきますので宜しくです

    まみ

    まみさん からの返信 2006/04/26 23:06:38
    RE: とりあえずチュニジア
    obaqさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。

    さっそく遊びに来てくださってありがとうございます。
    個人旅行とツアー、それぞれに良さがあり、それぞれに足らない点があり、両方の良い点を味わうのはむずかしいですよね。
    何枚かはobaqさんにとってもなつかしいと思える写真があるとは嬉しい限りです@

    イスラエル旅行記は去年の冬にむかしの旅行記をもう一度取り出してネットアップ用に改訂加筆したので、これも8年前の旅行ですが、かなり記憶を取り戻しています。
    私でわかることは喜んでお答えしますので、なんなりとご質問ください@
  • sunnyさん 2006/04/26 21:23:38
    つい最近・・・
    まみさん

    こんにちは。
    ずいぶん前の旅行なのに、つい最近帰ってきたような文章ですね。
    チュニジアも近々行きたいのですが、まずは中央アジアと中東を回ってから、と思っています。しばらくはこちらで楽しませていただきますね。
    これからたくさん登場するであろう旅行記、楽しみにしています。

    sunny321

    まみ

    まみさん からの返信 2006/04/26 23:02:15
    RE: つい最近・・・
    sunny321さん、こんにちは。書き込みありがとうございます。

    現在は私の興味は東欧に偏っていますが、中東への関心もチュニジア、イスラエル旅行を通じて今もあります。中東のイスラム圏はいつか行ってみたいです。
    まあ、そのときはむしろツアーを利用した方がよさそうです。私はわがままで1人歩きが好きなので、過去に一度だけ参加したツアーではむずむずしてしまって、やはり私はツアー向きではないなぁと思った過去があるんですけど。

    sunny321さんのプロフィールの写真は、ヘナですね?
    あってるかな。
    拡大して見るまで、アクセサリーかなっと思いました(笑)。

    チュニジア編はこの先、サハラ砂漠での経験が続きます@
    1人旅ゆえ日記をしっかり書いてきているので、それを読むと結構思い出せるんですよ。
    特に、自分がそのときどういう気持ちだったか、とか、感想とかは、びっくりするほど鮮やかに思い出せます。
    ただ、旅先で日記をつけているときには書くほどとのことがないと省略してしまう、観光した対象の情報がなかなか思い出せないんですよね。でもそれは今はネットで情報を調べることができますし、当時のガイドブックをひっくり返してなんとか補っています@

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