槍ヶ岳登山

2003/07/25 - 2003/07/27

NTT長野山岳愛好会の公募登山に参加。あの槍の穂先に登りたいとの思いが遂げられました。雨に当たったりして思い出深い山行となりました。

エリア 上高地(長野)

　上り口の中房温泉から発ちすぐに合戦尾根に、ここは三大急登に数えられていて、確かにきつい。
　まだまだと思っていたら、この景色　合戦小屋に着いた。　有名、かつ飛び切り美味い西瓜の売り場です。　一服の後さらに歩を進める。

　燕山荘に着いた。この燕山荘では、毎年コンサートが開かれることで、ご存知の方も多いことでしょう。　なんとなく雨がきそうな感じ、　で　燕岳へは足を伸ばすことを断念、小休止とする。
　大天井岳（２９２０ｍ）を目指すが、途中から本降りの雨になる。　雨具を着ていても、どことなく濡れてきている。　靴にもかなり染み込んできた。　　　　山肌に　こまくさの群落、ホッとする。
　なにも見えないに等しい景色の中、大天荘に着き濡れた装備を乾燥室に入れる。　明日天気になーれ。

　翌日の朝の大天荘ベンチからの槍が岳。　雨は止んだが梅雨もあけたと言うのに　まだ雲がある。
　槍まではまだまだ、赤岩岳（２７６７ｍ）、西岳（２７５８ｍ）を経る。　この高い地に日本サルが数頭居て、花などを啄ばんでいた。

　歩く足元に見つけた、僅かな隙間に根を延ばし生きる姿。　　花の名前が分かれば、もっと楽しいだろうといつも思ってはいるのですが
　　

　遂に登りました（３１８０ｍ）。
　聞いてはいましたが狭い頂上です。
　あいにく３６０度なにも見えません。
　この槍の穂先の登り口で、雷鳥がしばらくの間争っており、普段目にすることのないショウを見ることができました。たぶん縄張り争いでしょうね。
　槍岳山荘は満員で、廊下で寝る人も居ました。

　早朝の槍ヶ岳の穂。　昨日はここにすがりつき登りました。　雲海の中に　高い山の頂上部だけが、ポツポツと見えました。　また朝日で次々と色を変える様も、語る言葉が見つからないほどの感動でした。　

　上高地へ向けて帰りの一齣。　雪のスロープを靴で滑りながら下りる。　なかなか楽しい。
　ところが　後刻聞くところによると、昨年末　山小屋を畳み下る来る時、この場所で遭難した人がおり　未だ見つかっていないとのことだった。　白く美しい雪原の下の、厳しく険しい現実を見た。
　横尾山荘を経由、梓川を右に見て歩く。　　　　　　初対面の人が大部分ではあったが、皆素晴しい人ばかりで、楽しく山行を堪能することができた。
　鎖や梯子、背になった尾根筋があったりしたが、皆の援助をもらいながら過ごした。感謝　感謝。　

この旅行記へのコメント （3）

• とらいもんさん 2006/06/20 09:26:36

  登山

  maywayさんへ
  今朝、私の投稿をご覧なったようで。有難うございます。
  私も貴方のを拝見させていただきました。
  スッゴイ険しいそして高い山に行かれてるんですね!私は、歩く専門です。
  失礼いたしました。
  いなかものより

  maywayさん からの返信 2006/06/21 15:56:54

  RE: 登山

  　来訪、そして　お便り有難うございます。
  　明日朝、スイスに発ちます。　とらいもんさんの、スイスの沢山の写真など、とても参考になりました。有難うございます。
  　そして今　明日からの事、期待に胸膨らませているところです。　　
  　４日間で、２６時間（１日ｍａｘ．７時間）ほどのトレッキングの予定を組んでいます。
  　私は登るのも好きですが、歩きも好き。　　いい年こいてから、なおさらそれが強くなったみたいです。　
  　　　　　　　　それでは　また

  とらいもんさん からの返信 2006/06/21 20:53:22

  ハイキングとお花

  maymayさんへ
  明日からですか。私は27日からです。
  どっかででらったらすゴイッスね！
  いなかより