2006/03/05 - 2006/03/05
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azianokazeさん
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先週末は珍しく天気の良い日曜日でしたので、奄美大島で一番高い山(と言っても694.4mですが・・・)湯湾岳方面へ行ってきました。
愛車の屋根つき三輪スクーターで名瀬市街を抜け、西へ海岸沿いに走ります。
取り立てて目を見張るような珍しいものもありませんが、ローカルなスポットを春の1日のんびりと回る・・・予定だったのですが。
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最初は峯山公園。
東シナ海を望む高台にある展望台です。
昔、平家の落人が渡来したとき、源氏の追っ手がやって来るのを見張る物見台をつくったところだそうです。 -
しかし平家落人伝説は全国津々浦々にありますが、当時の平氏は“ビッグバン”のように全国に拡散したのですね・・・。当時の交通事情を考えるとすごいことのように思われますが、本当でしょうか?
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お隣の立寄りスポット“磯平パーク”。
さとうきび精糖発祥の地です。
「慶長10年(1605年)大和浜出身の直川智翁は琉球に渡る途中に台風に遭い中国の福建省に流されました。そこで黒糖の製法を学び帰国の際に命がけでキビ苗3本を隠して持ち帰り、戸円の磯平に植栽したのです。そこから、さとうきびが奄美に広まりました。」とのことです。
展示施設は今は閉鎖されています。崖上から見下ろす海はきれいです。
サンゴ礁の浅瀬にぽっかりあいた深みは青く輝いています。 -
園内にはソテツが生い茂っています。
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こちらはなかなかりっぱなソテツです。
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こちらも亜熱帯性の植物でしょうか。肉厚の葉です。
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磯平パークから程近い戸円展望台からの“ヒエン浜”の眺めです。
これから展望の方向に進みます。 -
ヒエン浜に下り少し行くと“徳浜の断崖(トクバマのガマ)”です。
鎌倉時代の大地震で出来た断層だそうです。 -
海岸にまで伸びた岩層は昔の人々の往来を阻む大障害だったでしょうが、今はトンネルで一気に突き抜けます。
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断崖を抜けたあたりから海岸を離れ山の中に入っていきます。
いやがる愛車の三輪スクーターを叱咤激励しながら時速30kmぐらいでぐんぐん高度をあげていきます。
やがて“マテリアの滝”に到着。
落差はほんの10m程度の、滝というにはあまりに小さな流れで、「何!これ!」と文句のひとつもでますが、滝と思わなければマイナスイオンに溢れたすがすがしいスポットです。
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【以下、“奄美大島探検マップ”というページから勝手にコピーした解説です。】
「マ・ティダ・ヌ・コモリ。当時の人々はこの滝をそう呼んだそうだ。木々が生い茂り昼間でも暗かったこの場所では、滝つぼの上からだけ光が射し、滝を照らしていたという。その様子が、「本当に美しい太陽の滝つぼ:マティダヌコモリ」だったので、それがなまって「マテリヤの滝」と呼ばれるようになったとか。」
(補足:“ティダ”というのが島の言葉で“太陽”のことです。
“太陽”と書いて“ティダ”と読ませる男の子がいます。いい名前です。) -
滝の真上から滝つぼを覗き込みます。
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滝から湯湾岳へ向かいます。
道路脇には“ヒカゲヘゴ”がたくさん見られます。
アダン、ソテツと並び島のイメージキャラクターですが、前二者と違い山奥に入らないと目にしません。
ヘゴとは木性シダのこと、日陰にはえるのではなく、大きく伸びて日陰をつくるのでヒカゲヘゴ。
恐竜が似合いそうな雰囲気です。 -
ヒカゲヘゴを見るとどうしても真下からの写真を撮りたくなります。
孔雀の羽のようです。 -
さて湯湾岳。
本当は展望台から1時間ほど歩いて山頂を目指す予定でしたが、間違えて山頂直下の登山口から登ってしまいましたので20分ほどで山頂に立ってしまいました。
山頂は木々に覆われ全く展望がありません。
頂上近くの少し開けたところに木のやぐらが組んであり、それに登るとなんとか山側の見晴らしが楽しめます。
展望台からは焼内湾の島々がきれいに見下ろせるはずだったのですが・・・・
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山頂より駐車スペースのほうが眺めがいいので、山頂からおりて昼食。オープンエアーの弁当は格別です。
何の考えもなく「この道は展望台方面に行くのでは・・・」という思い込みでそのまま道を直進しました。
やがて舗装もなくなり「最後に車が通ったのは何ヶ月前だろうか?」というような大きくえぐれた山道になります。道の真ん中には腰の高さほどの雑草が生い茂っています。
それでも道が下っているので「きっと海岸に出るのでは・・・」と念じながら走ります。
「ダメなら早くそう言って!今ならまだ戻れる・・・」と願うものの、道は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら延々と続きます。
ただ、どこに続いているのかはわかりません。
40〜50分も走ったでしょうか?ついに道は工事のため行き止まり。
「ええ!今の道をもどらないといけないの!」とあきらめかけたのですが、行き止まり手前に急な下りのわき道(らしきもの)があり、更に眼下に道路らしいものが見えます。
下の道路みたいなものにでられそうな雰囲気です。
いちかばちか、そのわき道を下ります。
両側から水があふれた岩肌で、もはや道とも言えないような“オフロード”状態、というか義経“一の谷合戦”「鵯越の逆落とし」状態です。
もしダメだったときは果たして登れるでしょうか?
まあ、運良く舗装されたまともな道に出ることができなんとか帰ってこれました。
結果オーライでしたが、「引き返す勇気」というのは難しいものです。 -
島ではガイドつきのエコツアーがいろいろ組まれています。ここ湯湾岳もそんなエコツアーで回れます。
そしたら道に迷うこともないですし、歩きながら目にする動植物も詳しく解説してもらえます。ハブに噛まれることもありません。
(写真は拡大すると赤い実が見えます。ガイドさんもいないので何の実だかわかりません。) -
帰り道、見かけたハイビスカスです。
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激走の疲れがでて眠くなりました。ふと気づくと道路中央を走っています。
眺めの良い浜辺でしばし休息。 -
QRコードではありません。
(写真を拡大してもらうとわかりますが)浜は珊瑚のかけらで覆われています。
珊瑚は互いに打ち合わせると、硬質の風鈴のような音をたてます。 -
「タイトルに“若干の”誇張がありましたことを本人になりかわりお詫び申し上げます。」
(浜近くにいた猫です。ミャーミャーと愛想のよい猫でした。)
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この旅行記へのコメント (4)
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- こまちゃんさん 2006/04/09 13:01:03
- マリンブルー
- 海の青色が将にマリンブルーですね。
大地と海のコントラストに爽快感を感じ、久しくお目に掛かっていない色に見入っていました。
ここ2年間は「砂地」ばかりに囲まれていましたから、頭の中が黄土色です(ーー;
でも、みんなから「シルクロード所縁の土地に住んでるなんて!!」と、羨望の眼差しでしたが。。。(~_~;
はは・・本人の苦労は殆ど棚上げされていますね。
今年の6月もビザの延長で香港に行く予定です。
今回は香港島の南部へ回って、これまでとは違った場面とコントラストを味わってきたい。。。
一昨年のような天気に巡り会えればいいなと思っています。
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- SUR SHANGHAIさん 2006/04/04 11:26:51
- サトウキビの歴史
- 日本のサトウキビにはこういう歴史があったんですね。
と言うことは、今のサトウキビはその時の3本の子々孫々。
こういう風に考えると、物と人にも出会いがあって、各地に流れていく有様も旅ですね。
そう言えば、鉄砲が最初に伝来したのも、日本ではこの辺り。
う〜ん、奥の深い島々。
- azianokazeさん からの返信 2006/04/04 14:09:13
- RE: サトウキビの歴史
- アジアの地図を上海を基点に九州が上にくるように回転すると、中国大陸・東シナ海をぐるっと取り囲む朝鮮半島、対馬、九州西岸、奄美、沖縄、台湾に至る大きな弧が見て取れます。
古来、この弧に沿って、あるいは大陸と弧の間で、いろんな文物が行き来したと考えられます。
そんな意味で奄美・沖縄の島々は“道の島”と言われてきました。
大きく世界的には“海のシルクロード”でしょうか。
奄美では海流に乗って流れ着く漂流物を“ゆりむん”と呼びます。
また、海のかなたには神々の住む理想郷があるとされ、この理想郷を奄美では“ネリヤカナヤ”、沖縄では“ニライカナイ”と呼びます。
ネリヤカナヤからのおすそ分けのゆりむんも多くあったことでしょう。
いろいろ想像が湧き上がり、壮大なロマンあふれる東アジア文化論にもいたるべきところですが、その力量もないのでここまで。
ネリヤカナヤなどは奄美の行事と関連してまたお伝えできれば(9月頃)と思っています。
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- SUR SHANGHAIさん 2006/03/09 17:21:29
- 南北に長い日本
- 同じような時期の旅行記でも、奄美大島は日本の他の土地とは一味も二味も違う風土なんだなあというのがよく分かりますね。
その海の色、植物や空気感…。
一度は訪れてみたいです。
私の住んでいる上海から福岡までは航空便がありますが、そこから先は…?
よろしければ福岡からの交通の便など、簡単でよろしいのでお教えくださいませんか?
最近、旅行記やクチコミで登録できる場所が大幅に増えて、今までは「その他の都市」でしか登録できなかった所も、都市名や地域名が変更・選択できるようになったようですね。
私は昔の旅行記の変更・編集が一部終わったところで留守になります。
PCを持っての旅になりそうです。では、また!(^.^)/~~~
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