ポルトガル三大都市と世界遺産を巡る旅：シントラ・ロカ岬・カスカイス編

2006/02/07 - 2006/02/07

ヨーロッパはほとんどいき尽くしたため、まだ行ったことのないポルトガルを選択。ＫＬＭオランダ航空が安かった。約10日間で三大都市リスボン、ポルト、コインブラ、最西端のロカ岬、中部の世界遺産の町や修道院めぐりをした。ペンサオンに泊まるバックパック一人旅。

エリア シントラ(ポルトガル)

7時起床。8時にチェックアウトし、荷物を預かってもらい、地下鉄で昨日と同じセッテ・リオス駅へ。途中切手を自動販売機で買おうと、お金をいれると動かなくなり、お金も切手も出てこず、3ユーロくらい損した。すっげーむかつく。細工されているのか？おととい違う場所だけど同じ自販機を使ったときは、ちゃんと動いて、おつりも出てきて、すごく近代的で感動したのに。しょうがなく、人のいる売店で買いなおす。

地下鉄の中で昨日もどこかで見かけた、親の世代の日本人夫婦に会い、声をかけてみると、向こうも私を見たらしく、意気投合。しかも同じシントラに行くというので、一緒に行くことにした。ツアーじゃない日本人旅行客はあまりいなくて、しかもこの年代は珍しい。でも話しているととてもリベラルな人たちで、なんとなく惹かれるものが・・・と思っていたら、娘さんが私と同じ年頃で、アメリカに彼氏（アメリカ人）と住んでいるという。そして彼らはいつもこうやって二人で自由旅行を楽しんでいるらしい。今回も東欧に行こうと思ったのだけど寒いのでポルトガルにしたらしい。私とおなじ！！飛行機もなんと私と同じKLMで、同じフライトで日本を出た。彼らはオランダには滞在せず、日本にももう明日帰ってしまうらしいけど。しかし夫婦で文句をいいながらも楽しそうで、冒険好きで、素敵なカップルだ。

リスボンからシントラまでは約40分。シントラは山があり、リスボンとはかなり違う雰囲気。

シントラの駅から街まで15分ほど歩き、ケイジャーダというお菓子で有名なお店Piriquitaでガラオン&お菓子の朝食をとる。10時すぎに王宮が開くので行ってみると、なんと10日まで修復工事中だった。残念！リスボンのケーブルカーと同じだわ。しょうがなく、バスにのり、ムーアの城跡（３.５ユーロ）へ。ちなみに今日は、リスボンからシントラ、ロカ岬、カスカイスを周る電車とバスがのり放題のパス（１２ユーロ）を買ってきた。ムーアの城跡はかなり歩いたのだけど、シントラの街が見渡せて、すばらしい景色。きてよかった！

ムーアの城跡

そのあとペーナ宮殿（６ユーロ）にも行ったのだけど、こちらは普通（というよりも悪趣味？）で、景色そこまですばらしくはなく、６ユーロの価値はなかった。

歩き方を見ると、城跡よりも宮殿がお勧めのようだけど、私は城跡のほうがいいと思った。

その後日本人夫婦はリスボンに戻るので、駅で見送り、カフェでちょっとつまみ、次のバスにのって私はロカ岬へ。観光客は私のほかに韓国人3人と香港人が4人。バスの中はとってもアジア。40分ほどで到着。Info以外はホントになにもない！！断崖絶壁の上に立ち、海の向こうに思いをはせる。

でも目の前に大西洋が広がり、なんだか草花も独特で、本当に地の果てって感じ。

断崖絶壁の上に立ち、海の向こうに思いをはせる。

次のバスまで1時間以上あったので、Infoの待合室で時間をつぶし、バスで今度はカスカイスへ。シントラとは対象的で、こちらはビーチリゾート。しかもやや高級っぽい。プロシュートのサンドウィッチをお持ち帰りし、海辺のベンチで食べる。夏は北ヨーロッパの人々で賑わうんだろうなあ。

駅前には新しくできたらしいショッピングセンターがあり、とってもきれい。ZARAやBershka等のお店が入っていて、上にはフードコートもあるんだけど、ここはかなり高め（セットが5ユーロ以上）だった。そしてタバコの煙が・・・ポルトガルはタバコ天国で困る。

5時頃リスボン方面の電車に乗り、海岸線を走ること約30分でリスボンのカイス・ド・ソドレ駅に到着。宿に戻り、新しい宿へ移動。部屋はめちゃくちゃ狭いけど、変なしっとりした寒さはなく、とても清潔で快適。やっぱり移ってよかった。バイシャ地区でウィンドウ・ショッピングをしたあと、小さな食堂で晩ご飯。歩き方に載っていたにもかかわらず、ほとんど客がいなくて、数人のお客さんもみんな男性で居心地が悪かった。サルディーナス・アサーダス（イワシの塩焼き）を食べたのだけど、すごくおいしくて安かった（5ユーロ）のに、雰囲気が悪かったのは残念。時間が早すぎたのかな？