2005/11/19 - 2005/11/19
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kyokosa-nさん
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11/19キャジン・ゴンパ(8:05)−最高地点ーロッジ〔13:55) 3800m 4773m
今日も天気がよい。早朝より昨夜セットしたカメラをそっと持ち出し光りのドラマを撮影する。斜面を登るごとに被写体は大きく迫る。山頂から光りは山裾へと行き渡る。光陰が幻想的な時間を作る。この時間は私だけのものと楽しんだ。
今日はロッジから見えるキャジン・ゴンパの上の、タルチョがはためくピークを目指して登る。4000mを越えると空気の薄さを感じる。
リルンとリルン氷河
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ランタン・リルンの全容。
リルン氷河も リルンも構図を変えて撮ると
伝わってくるものが違います。 -
ランタン・リルンや氷河を眼前に仰ぐ。
今回のトレッキング最高地点。
握手、握手で喜びを分かち合う。
ここでの昼食のチベッタンブレッドは最高に美味しかった。
4773mの地点で撮影。祈りの旗チョルテンが、
神々の住む霊峰リルンを飾る。 -
ランタン谷360度のパノラマコース。
素晴らしい。 -
パノラマ写真になるように、一回りです。
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幾重にも連なるヒマラヤの山々。
素晴らしい。
ヒマラヤの風に祈りの旗はなびく。 -
この山の向こうはチベット(現中国領)
チベット仏教について。
チベットの悲しい現代史の象徴・亡命政府のあるダラムサラ。本土では失われつつある「生きた」チベットの伝統文化が今なおひっそりと守り続けられている。
そのダラムサラでは毎年行われるダライラマ法王による仏教講話。その講話を聞き、法王を一目見ようと集まる亡命チベット人たち。今なお力を失わない信仰の力と、チベットの悲しい現状を目のあたりにすることでしょう(ダラムサラについて書いてありました)
国をもてないチベットの歴史は領土問題、宗教、戦争にとつながります。
コースを変えて草原へと下ります。 -
歴史は400年前にさかのぼります。
チベットとネパールは領土問題に発して戦争。この地ランタンはネパール領になる。
だからシャブルベンシからはチベット系の住民が大半を占めて居るそうです。
1959年にはチベットと中国が争い、チベット人はネパール領に逃げてくる時にヤク、ゾッキョ、ろば、羊を連れて逃げ込んだのが、高所順応型の動物として今も飼われている。成る程、納得です。
山の稜線を歩く。右と左は線のように風景も地形も違います。 -
ネパールの現在の治安についてのニュースを聞いたばかりです。
その国の歴史、ネパール、チベットについても勉強不足でした。
キャジン・ゴンパのオーナーが淡々と語るチベットの
歴史について教えられました。
悲しい歴史に翻弄されながら生きるチベット人の信仰の力と伝統文化、民族の強い絆のうえに今の生活があるという事を。
この村の生活が現状より悪くならない事を祈ります。
素晴らしい風景は登れた者へのプレゼントです。 -
4000mの高所の陽だまりにも花が咲いた居ました。
りんどうの花によく似た可愛い花が。 -
ランタン山群は輝きます。
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ランタン谷360度のパノラマコースを歩いて来ました。
これから登るトレッカーを見送って。 -
夕方のドラマはヒマラヤの空にもありました。
夕景の中にガンチェンボは美しく赤く染まります。
今日一日ランタンの山群を歩いて、この山の向こうにある近くて遠い国チベットに思いをはせました。
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