パリの部屋から・フォンテーヌブロー

2005/08/19 - 2005/09/08

フォンテーヌブローの城と庭園に行きました。

パリ・リヨン駅からフォンテーヌブロー・アヴォン駅まで列車(日本で言えば急行・特急列車)で約４０分。
駅前のバス停からバスで１０分位でフォンテーヌブローの城に着きます。

この日は町の中で朝市が立つためかバスはお年寄りで込んでいました。昔懐かしいネッカチーフを頭に被り、駕篭を手に持った陽気なお婆さんたちと同席しました。

フォンテーヌブローの城は１２〜１３世紀はパリの王族、貴族たちが狩猟を楽しむための別荘として使ったものを、１６世紀の初頭に国王フランソワ１世が建て直した宮殿です。
ナポレオン１世がこの城をこよなく愛し、エルバ島に流される前に正面の馬蹄形の階段で衛兵たちに別れを告げたエピソードは有名です。

エリア フォンテーヌブロー(フランス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道

パリ・リヨン駅朝８時のホーム。

リヨン駅構内にある高級レストラン「ル・トラン・ブルー」
映画「ニキータ」で暗殺劇が繰り広げられたレストランです。
私は入ったことはありません。

フォンテーヌ・ブローへ行く列車の中。

自転車で旅行・通勤する人のための自転車置き場。
日本のように電車が混んでいると無理か。
座席の横に傘立てもあり、便利そう。

フォンテーヌブローのお城の中。

ナポレオン１世個人室。

フランソワ１世の間への扉。

フランソワ１世の間。

太陽王ルイ１４世はフォンテーヌブローの城が陰気なのでヴェルサイユに絢爛豪華な宮殿を建てたという話しがあるそうですが、フォンテーヌブローも十分派手だと思うけれど・・・

舞踏会の間。

ヴェルサイユ宮殿の鏡の間よりずっと地味ですが(^^;)

観光客もヴェルサイユのように多くなくて、ちょうど良く見学できます。

舞踏会の間の窓とシャンデリア。

王妃の間。

王の階段。
階段の装飾も豪華です。
これでもかと装飾過多で、掃除が大変そう。

城の中にあるチャペル。

王妃たちは何をお祈りしたのでしょうか。　

お城の中のお手洗いをちょいとお借りしました。

古めかしくてなかなか良いお手洗いでしたよ。

城を出て、庭園を見学しました。

お城と池と彫刻のコントラストが美しい。

池の中に東屋風の建物。

「白鳥の湖」みたい。
まるで物語りに出てくるお城のようです。

庭園なのにまるで森のようです。

コローの絵にあるフォンテーヌブローの森はこんな感じかしらと思ってしまいました。
写真では緑の美しさが上手に撮れませんでした。

木々の緑が柔らかで、微妙に色彩が違っていて絵の中にいるようでした。

木立を抜け、ふたたび庭園の花壇へ。
青く、広く、気持ちの良い空！

ヴェルサイユ宮殿の庭園を設計したル・ノートルによる花壇。

ディアヌ(ダイアナ)の噴水。

ディアヌの足下にいる犬たち。
犬のオスってすわって水を出したっけ？
この犬は人気があるようで、ショップで犬の置き物が売られていました(高かった)。

ディアヌの噴水の近くに放し飼いの孔雀がいました。

庭園は無料で自由に入れるのでお昼には近所の奥さんたちやOLが噴水の回りのベンチでサンドイッチなどを食べていました。
いつもいるからかしら？孔雀がいても知らん顔。
私だけが必死に追いかけて写真を撮っていました。

本物のフォンテーヌブローの森に一足踏み入れましたが、自転車や車でないととても回りきれないので帰ることにしました。

帰りは歩いて駅まで戻りました。

道沿いにはこのような家がたくさん建っていて、庭ではご主人が草花の手入れをしています。
ヨーロッパの典型的な中産階級なのでしょうね。
パリではアパルトマンに住んで、週末は郊外の別荘で過ごすの。こんな暮らしは一生できないでしょうね。

写したくなる家がたくさんありすぎて、デジカメのカードがなくなりそうになるので、家を写すのはこれ位にして。
３０分位歩いて駅に着きました。

この旅行記へのコメント （7）

• ももんがあまんさん 2013/04/12 11:53:54

  フォンテーヌブローの庭

  　こんにちは、コクリコさん。
  
  　これですこれ、この庭を見忘れてしまいました〜。
  
  　マア、ワタクシの場合、下調べが、好い加減なもので、良く有る事ではありますが・・・・まだ、パリを起点とした旅行は、無事ならば、二度ほど有りそうなので、その気になったら、行けそうですけど(パリに近いですしね)。
  
  　その時には、「階段」にも、登ってみる事・・・忘れないように、ですね・・・ハハハ。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by　ももんがあまん

  コクリコさん からの返信 2013/04/12 18:05:27

  RE: フォンテーヌブローの庭

  ももんがあまんさん、いらっしゃーい!
  
  たくさん投票ありがとうございました。
  
  > 　これですこれ、この庭を見忘れてしまいました〜。
  
  あら、見忘れてしまったのですか!
  ディアーヌの噴水の周りに座ってるワンちゃんたちの像面白かったのに。
  
  > 　マア、ワタクシの場合、下調べが、好い加減なもので、良く有る事ではありますが・・・・まだ、パリを起点とした旅行は、無事ならば、二度ほど有りそうなので、その気になったら、行けそうですけど(パリに近いですしね)。
  
  私も人のこと笑えませんよ〜下調べしても見落としが多いし。
  今年は行きと帰りの2度パリに滞在ですか?
  今年はパリでダラダラしないようにね〜〜wizさんと私のお薦めのフランス建築文化財博物館もありますからね。
  
  > 　その時には、「階段」にも、登ってみる事・・・忘れないように、ですね・・・ハハハ。
  
  そうですね、その時には階段の上で「アデュー」と言って何かに別れを告げてくださいね♪

• コクリコさん 2006/03/12 20:53:38

  RE: ナポレオンとヴェルサイユ展

  海香さん、私も新聞で「ナポレオンとヴェルサイユ展」の記事を見ました。
  去年、ランブイエの城に行った時もナポレオンが滞在した部屋があったような気がします。ルーヴル宮殿にも部屋があったかもしれません。
  ヴェルサイユに滞在していた時もあったのですね！
  江戸東京博物館は常設展も江戸の町を再現していて面白いですよ〜。

• コクリコさん 2006/02/05 22:40:12

  海香さん、訂正でーす。

  海香さん、へんな文章ですみません。
  いろいろ訂正しているうちに、変な文章のまま「メッセージを書き込む」をクリックしてしまいました。
  
  >フォンテーヌ・ブローの城はナポレオン１世がお気に入りで、失脚しエルバ島に流される前に城の正面の馬蹄形の階段の上から部下たちに階段の上から
  「アデュー」の写真を撮りました。
  
  ↑すごく変な文章でしょ(滝汗！)。自分でも意味がわからないですよ〜。
  
  ナポレオン１世が失脚しエルバ島に流される前に城の正面にある馬蹄形の階段の上で部下たちに「アデュー(さらば)」の挨拶をしました。
  
  「アデュー」の写真なんてね・・・その頃写真なんてなかったわよね。ナポレオン３世の写真はあるけれど。
  「アデュー」の写真を撮ったのは私たちお馬鹿な夫婦です。海香さん、大変申し訳ありませんでした。ごめんなさいね。m(_ _)m

• コクリコさん 2006/02/05 18:30:49

  RE: 素敵なお城♪

  海香さん、写真を見てくださりありがとうございました。
  ほんとに空が広くてきれいでしょう？
  海香さんは空の写真を撮るのが好きだったなぁと思い出しながら写真と旅行記を書いていたのですよ。
  フォンテーヌ・ブローの城はナポレオン１世がお気に入りで、失脚しエルバ島に流される前に城の正面の馬蹄形の階段の上から部下たちに階段の上から「アデュー」の写真を撮りました。あまりに格好が悪いのでここには貼っていません(^^;)
  ヨーロッパは初夏から夏が緑にあふれ花が咲き乱れ特にきれいですよ。

• Rockyさん 2006/01/22 12:45:36

  ＞白鳥の湖みたい

  コクリコさんは＞８月なのに初秋のような気持ち良さでした。
  
  ..がコクリコさんの印象です
  
  はじめまして..
  
  
  ＞『白鳥の湖みたい』..をみました
  
  ..綺麗な風景ですね！感激！この時期に行ってみたい..
  
  『ゴッホ表現』は一般人→M.Rocky..が平凡な教会に見えるのを印象深い芸術品に仕上げた『凄い事』なのですね
  
  これらを居間で楽しめたのも、心地よかったです..
  
  
  コクリコさんは『花が窓辺に飾られたステキな別荘』持てる雰囲気ですよ
  M.Rocky
  
  
  
  

  コクリコさん からの返信 2006/01/22 21:43:45

  RE: ＞白鳥の湖みたい

  M.Rockyさん、こんにちは、はじめまして。
  写真と旅行記を見て下さりありがとうございました。
  まだ始めたばかりなのでなかなかはかどりませんが、こちらこそよろしくお願いします。
  
  おっしゃるようにオーヴェルの教会は日本にあれば立派な教会ですが、ヨーロッパでは普通によくある教会ですよね。ゴッホの絵のようにゆらゆら歪んでいないし。ゴッホの手にかかると魔法のようですね。
  
  「窓辺に花が飾られた別荘」はご縁がないでしょうね。フランスに行けるのも偶然が重なってですから。