NZ・ロングステイ〔3〕Mt.Cook　

2006/01/10 - 2006/03/27

Mt.Cook　トレッキング



　Mt.Cookは標高3,754m。富士山より少し低いけれど、ニュージーランドでは最高峰。世界遺産に登録されている「ニュージーのシンボル」です。
何年か前、ここの「ハーミテージホテル」に３連泊もしたのに天気が悪く、その時は美しいマウントクックの雄姿が拝めなかったです。海からの西風で雲が峰にぶつかるこの地域は多雨地帯（年降水量4,000?）で、晴れる日は少ないのです。ガイドさんの話だと「マウントクックは恥ずかしがりやでめったに顔を出さない」のだそうです。

　今回は、朝から快晴、万年雪を頂くマウントクックの美しい姿はどこからでも見えます。Mt.Cook の駐車場に車を止め、さっそくトレッキングに出発しました。
歩いたコースはHooker Ｌａｋｅ Track。第一の吊り橋までは割合平坦で、道の横には白い花が咲いていたり、天気が良く暑いので若者は裸で歩いています、そこから第二の吊り橋まで1時間ですが、山の斜面の険しい場所があったり、ガラ場で年寄りには少しキツいです。
さらにHookeｒ氷河の最先部の源流地点まで35分かかりましたが、このあたりはマウントクックを眺めながらスケッチをしたり、渓谷沿いのトレッキングを堪能できました。

　堆積した氷河の下から水が流れ出している源流、「氷の河」には氷の塊が浮いています、勇気のある若者は膝まで河に浸かって、何十年か昔の氷河を打ち砕いて取っています、ひとカケラ分けてくれました。氷河の氷は密度が濃く手に載せるとキラキラ輝きます、口にほおばって、何十年か閉じ込められていた氷河の氷を味わとことが出来ました。
　山すそから谷になだれ込んだ氷河の表面は、泥だらけで砂の様に見えますが、氷河の上に土砂が積もって茶色になって見えていたのです。

　山の天気は変わりやすいと言いますが、1時を過ぎると急に雲が出てきて風が吹いてきました。吊橋を渡る時は帽子を握り締め、橋が風でゆれて足元がフラフラします、朝は口笛が出るほど気持ち良く景色を見ながら渡ったのに、帰りは橋から振り落とされそうで恐かったです。

エリア アオラキ/マウントクック国立公園周辺(ニュージーランド)

フッカー谷 トレッキング コースは景色が抜群

トレッキング コースから眺めるマウントクックの雄姿すばらしいです

フッカー川にかかる吊り橋

ニュージーの草タソックが生え茂るトレッキング コース

快晴でハイカーの足取りも軽やかです

氷河の下から流れ出す源流点

Ｍｔ．Ｃｏｏｋの真下、ここで行き止まり

氷の塊も流れています

息を呑むような高山風景が続くマウントクック国立公園

Ｍｔ．Ｃｏｏｋの向かい側の山

氷河の塊、まるでダイヤモンドのように輝いています

この旅行記へのコメント （1）

• マキタンさん 2006/03/09 14:42:02

  感動の作品です。〔憧れの絶景〕で紹介させてください。

  こんにちは マウントクックの雄姿、氷河の広大さ・・　ハイキングコースは快適そうですね。　感動的な一枚に出会うことができ、嬉しいです。
  自分あてに「ありがとう」の言葉を添えてポストカードを送りました。
  そして、〔憧れの絶景〕としてマイページで紹介したいです。
  ただ今、編集中ですので承諾下さるようお願いします。