2005/12/26 - 2006/01/03
207位(同エリア232件中)
ホホデミさん
12/29アシジ着。バスは途中まで。荷物はタクシーで人は歩きで城壁に入りました。
この日はとても寒く、路面凍結!坂道の多いアシジです。
母は荷物はおろか一人で坂道を上がれず、私も途中で自分の荷物を置いて二人して宿まで行きました。
後で荷物をとりに行こうとしたら、同じツアーの男性が宿まで運んでくれていて、感謝感激!
同じ母娘二人旅の美しいシニョーラさん(仮名)と長い黒髪の美しい娘のドミナさんも気遣ってくれました。
こういう時、人の親切って身にしみます。
で、宿を目の前にし足が止まったのは私だけ。
「しゅ、修道院じゃない?ここ!?」
どーしよ!日々の悪事を残らず述べなさい、とかお説教されるんじゃあ!?(←そんな事しません(笑))
「いいや、お腹いっぱい食べたら説教して貰おう」
食堂は簡素で明るく、シスターの女性らしい気遣いに溢れていました。
食事は家庭的で何とも温かく、しかもあっさりしていて「ボーノ」なんですね。
フロントのシスター、お給仕のシスター共慈愛に満ちていて、どこか少女みたいに愛らしいんです。
私達の後ろでワイン飲んでドンチャン騒ぎするやかましいヤンキー集団。うるせーっ。
実はアメリカのブラザーなんですって。本当かよ。(-_-;)
神父さんは「聖霊が舞い降りた」って、イタリア人てこうもいい加減!?なのかいな。(爆笑)
神父さんの話してくれた面白いお話を紹介しましょう。
戦時中、物資の少ない中日々の糧を得るのはここイタリアでも至難の業でした。
オリーブオイルすら、満足に摂取できない日々。
それでも、少ないオリーブオイルをシスター達で分け合ったそうです。
院長シスターのアイデアがふるっています。
「では~?キリエ・エレイソン(主よ憐れみ給え)と唱える間オリーブオイルをかけましょう~」
そうして、シスターは「キリエ・エレイソン」と唱えながら順番に回していき、最後に院長シスターの手元に器がまわってきました。
皆が見守る中、院長シスターのキリエ・エレイソン。
周囲はあっけ!?にとられました。
「院長サマ、歌っていらっしゃるわ」
そうです。
「キリエ~~~~~~~~~~~~~~~エ~~~レイソン~~~~~」
院長シスターは上品に小指をたてて器からたらーりと、聖歌のながーい第一節を歌い終わるまでオリーブオイルをかけていたんですって。
神父さんの話し方が面白いので、皆大笑いです。
院長シスターだけズルイ、だなんてお話じゃないんですね。
そのユーモアが最高におかしかったのです。
食後はパネトーネ。
神父さんが、デザートに差入れてくれたそうです。
干しぶどう入りとメープル味のがありましたが、干しぶどうは苦手なので、メープル味を頬張る私。
パサパサしていないんですね。
とっても美味しかったです。
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夜の聖フランチェスコ教会
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スープ
パスタを1mm四方に切ったような?具が入っていました。
当然おかわり! -
前菜はラビオリでした。
これはメイン。豚のカツレツ、サラダ、マッシュポテト、茹でたニンジン等々
ちょっと辛口ワインは自家製。(飲み放題) -
パネトーネ メープル味
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名前を忘れました。オレンジです。
ブラッディ何とかというオレンジで、ところどころ血?みたいな色をしているからだそうです。 -
ジョバンニ・プッチ神父さんと運転手のエミリアーノさん
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お部屋。清潔そのものです。
私が泊まれたのですから、どなたでも泊まれます。 -
明るい洗面所一式。
他、トイレ(便座付・ホッ)、シャワールーム
換気扇も調子良いです。 -
シスターがもてなしの気持ちをこめて作ったクリスマス用の飾り
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よく整理された棚。
中には、可愛らしい花模様の食器が並んでいました。 -
シャルル・ドゴール空港にて。
フランス人の親子。お父さんハンサム、坊やカメラでも笑ってくれていたら良かったのに。
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この旅行記へのコメント (2)
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- kokonoさん 2006/01/09 16:43:03
- 「キリエ・エレイソン」のお題目 !!
- ホホデミさん、こんにちは
つい笑っちゃいました 愉快すぎて 「キリエ・エレイソン」のお題目 !!
こんな、説法なら毎日でも ききたぁーい
院長シスターを筆頭に イタリア人修道士の卓越した指導力に感服です !!
ホホデミさんも 負けていませんね 洞察力はたいしたもんです
写真で拝見する限りでは厳粛な神父さんであり シスターにお見受けしました
ユーモアがタップリの最高においしい お話をありがとうございました。kokono
- ホホデミさん からの返信 2006/01/09 22:45:38
- RE: 「キリエ・エレイソン」のお題目 !!
- kokonoさんへ
ご覧頂きありがとうございました。
>つい笑っちゃいました 愉快すぎて 「キリエ・エレイソン」のお題目 !!
>こんな、説法なら毎日でも ききたぁーい
私もてっきり、堅苦しい方々と思っていましたが、ユーモアたっぷりに生きていらっしゃる印象を持ちました。(笑)
フロントにいたおばあさんシスターの写真を撮らせて貰いました。
めがねをかけて新聞を読んでいました。
そういう普段の生活が撮影したかったのに、シスターはめがねをとって新聞を片付けてはにかみながらポーズをとるのですよ。
まるで、少女みたいですね。
>写真で拝見する限りでは厳粛な神父さんであり シスターにお見受けしまし
>た
一見厳粛そうに見えますが、笑うことが大好きな人々でした。
しかもよく召し上がるのですよー。(笑)これにはびっくり。
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