2003年オーストラリア･タスマニア（４）西海岸へ

2003/11/25 - 2003/12/25

クレードルマウンテンからクイーンズタウンへの移動：ストラーン港からのゴードン河のクルーズに間に合うようにと７時に出発する。
途中は殆どが原生林の中の一本道、夜に車に轢かれた動物だけでなく鳥の死体も道に沢山横たわる。50匹ぐらいになるともう数えるのを止めた。
豪洲本土のカンガルー島でも道の両側の溝にまるで白い石が転がっているように言葉どおり累々と白骨が転がっていたがこの街道では死体は多いのに不思議と白骨がないこちらの方がメインの街道だから人が処分してるのだろうか。今日も何回か発電所への分かれ道の道標が出てくる。マッキントッシュ､フィッシャー、レモンタイムなどかって勤めた会社が機械を納めた懐かしい名前だ。立ち寄りたいがなにせ先を急ぐ。
途中で止まったのは、唯一といえる小さな町ローズベリーでのトイレ休憩。ストラーン港に着いたのが9:45でクルーズの遅便も既に出た後だった。
後日ゴードン河の源流にあるダムに行くので河口のクルーズはぜひ実現したくて明日のクルーズに乗るべく隣り町のクィーズタウンのモーテルに泊る。クィーンズタウンとストラーンだけでは今日の余りの時間を消化できないのでツェーハンの町とライエル（リエル？）街道沿いの名所まで足を延ばす。走行315km
* 写真はリエル街道のネルソン滝

エリア オーストラリア

西海岸はかって鉱山資源で栄えた時期がありその名残が各所にあるが中でも一番盛んで現在も活動しているのがクィーンズタウンの鉱山で、その鉱石の積出港であり現在も西海岸唯一最大の港がストラーンである。

ローズベリーで鉱石と木材の搬出で活躍した木材焚き機関車。街道の横から月に数回デモ運転をしている。　

ストラーン港を展望

ストラーンのメイン通り。左が老舗ホテルや商店。右がクルーズ船の出る波止場　

クィーンズタウンの背後の峠。このあたりが鉱山の中心でそのせいで?赤く禿げており、また交通の難所でもあった。
今は鉄道輸送の替りの鉱石運搬用大型トラックが往来する。

峠を過ぎた所にある銅鉱の露天掘りの跡アイアンブローオープンカット。水の異様な色

アイアンブローオープンカットの奇妙な穴。換気穴？排水池？。谷下にゴルマンストーンの廃村

ゴルマンストーン廃村中にあるビルの廃墟。鉱山の機械設備の建物だろう。
それに添って簡易ホテルがひっそりと立つ。

人工湖バーバリの中央を横断する橋から。シーズンには自分のボートを運んで釣りを楽しむのがこの島人の趣味で、その設備がある。賑うのだろう。

リエル街道を走って名所のネルソン滝まで行く。翌日移動するセントクレア湖までの道程の半分のところまで走ってしまったことになる。
期待に反して落差、水量ともに日本ならどこにでもある規模で落胆、

時間が余ったので今度は今朝来た道を引き返してジーハンまでドライブ。途中で氷河痕のある堆石が露頭するところを訪れる

ジーハンにあるウェストコースト・パイオニアズ記念博物館。西海岸の産業（主として鉱業、林業）の開拓時代の歴史と遺品を展示する。

博物館の裏庭にある小規模な縦坑巻き上げ機の塔。後ろの丘にある巻き上げ機は現役のように見えるが動いていなかった。

今日の宿泊地のクィーンズタウンに引き返す。かって積み出し港のストラーンまで鉱石を運んでもいたが今は観光用の蒸気機関車が走る。ツアーの観光客が沢山乗り込んでいた。懐古雰囲気一杯だが運賃がずい分高いのにびっくり。

出発間際で盛んに蒸気を噴いている。

クィーンズタウンの駅前ホテル。メイン通りもほぼ同様の閑散さ。ドライブインに泊まったので夕食はテイクアウトがメインの中華料理屋で適当な盛り合わせ料理。簡素な食事が続き豪華な食事を取りたくなる。

この旅行記へのコメント （1）

• red-nontaさん 2005/12/21 08:42:09

  機関車トーマス！？

  4nobuさん、おはようございます。red-nontaです。
  クイーンズタウンの蒸気機関車、私も見ました！！
  なんだか機関車トーマスみたいですよねっ。テーマパークみたいな駅で甥っ子ちゃんがトーマス好きなので写真を撮りまくりましたっ。
  私達はクレイドルマウンテンから西海岸経由でホバートまであわただしく1日で移動してしまったので、クイーンズタウンに1泊できた4nobuさんがうらやましいです。続編楽しみにしてます♪