2005/08/14 - 2005/09/16
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ホットマン2世さん
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2005年8月28日
シェキから再び、グルジアに入国するが、ありがたい事にグルジアは2005年の6月からヴィザが不要になったので、何回出入りしても、ヴィザを取得する手間が省けた。だいたい、アゼルバイジャンとアルメニアの仲が悪いので、これらの2つの国境は閉鎖されているから、それらの中立国となるグルジアにまず出てから、再び入り直さないといけない面倒がある。それがグルジアのヴィザ取得の必要がなくなったおかげで、カフカス3ヶ国の旅がかなりし易くなった。
さて、コピーしたガイドブックに手書きでご丁寧にシェキからグルジアの入国の仕方が書いてあった。G子さんが情報ノートから写し書きしたのであろう。それを見て、私はシェキからまずミニバスに乗って、ザガタラの町に向かう。だいたい2時間で、6000Amだったのは書いてある通りだった。このバスの旅の景色は素晴らしかった。右手に大カフカス山脈が見えて、壮大な景色を堪能できた。ザガタラで他のミニバスに乗り換える。ちょっと、時間があったので、バスの目の前のパン屋でチャイと菓子パンにありつく。30分くらいでバフォンの町に着く。これも1000Amで書いてある通り。
バフォンの町に着いて、ここからタクシーに乗って、10000Amで国境に着けると書いてあったので、残金を見てみると、まだ15500Am余っていたので、レストランでも入ることにした。降りたところをうろうろとしていると、どこから現われたのか知らないが、ジプシーの高校生くらいの年齢の女の子が私に寄り添ってくる。何だ、物乞いかと思ったが、そんなに汚い格好はしていない。が、やはり物乞いのような波動だ。しかし、物乞いにしてはなかなかかわいい。まあ、そんなに変な女の子ではなさそうだったので、この辺にレストランはあるかと私は彼女に尋ねた。英語が分かるわけがないので、私は「ケバブ」と言って、手で食べるまねをしたのだったが。
そうしたら、いきなり手を握ってきて、連れて行ってあげると言って、手を離さない。これは何かおごらされるかもしれないなと思ったが、おごってあげられるほど残金がないので、断ろうとしても、なかなか手を離さない。バックパックを背負った、変な東洋人とジプシーの女の子が濃厚に手を繋ぎながら町を闊歩している光景は想像を絶するものであったのだろう。さすがに通行人も目を見張った。かなりの注意を払われたのはその女の子の胸がかなり大きかった事もある。反対側にあるお店の人たちまでも「おおー!」という感じでこちらを見て、こちら側にあるお店の女性店員までも何か淫乱ねという感じで私たちを見た。アゼルバイジャンは基本的にムスレムの国だから、なおさらである。
こんな光景はモザンビークのマプト以来である。マプトに着いたばかりでホテルへの道を聞いた黒人の若い女の子2人が私と一緒に手を繋いで、ホテルまで案内してくれた。そうしたら、通りがかりの黒人のおじさんたちが親指を突き立てて、首を振って、「でかしたぞ! 2人もいっぺんにか!」という感じで、大笑いして、ハイファイを求めてきたことがあった。
レストランまで1キロくらいあったに違いない。町中のネタになりそうな光景を町の人たちに振りまきながら、ようやくレストランに着いた。意外と女の子にはマナーがあるらしく、中には入ってこないで、外で様子を伺っている。ウェイトレスにお金を見せながら、5000で何か食べられるものはあるかと私も半分物乞いのような感じになって、聞いてみると、キッチンに入って来いと言うので、中を覗くと美味しそうなロールキャベツが煮込んであったので、これとパンを頼んだ。最後にチャイが欲しいと言うと、残金でまかなえるかなと考えていると、チャイはサービスしてくれた。これが最後のアゼルバイジャンでのチャイとなった。
レストランから出て、国境辺りに行ってくれるタクシーを探していたが、反対側にバスが停まっている。う? これは国境辺りに行くようなバスじゃあないかと中に入り込んで、乗っていた乗客に「グルジア?」と聞いたら、うんとうなずいたので、荷物を持って、中に入った。しばらくして運転手が乗り込んできて、6000Amをみんなから徴収し始めた。なんだ、あと4000も残ってしまった。バスは30分くらいで国境に着いて、ここで終点かなと思ったら、グルジアのカバルの町まで行くという。これは良かったと思ったが、降ろされたところでちょっと苦労する羽目になる。
2人のおばさんたちが道端でバスを待っていた。しばらくすると、バフォンから乗ってきたおばさんたちもやって来た。計5人でバスを待っていたが、なかなかバスが来ない。ヒッチもしようとしたが、これも車が停まってくれない。やっと停まってくれたかと思ったら、このバスは私の目指すテラヴィには行かなく、トビリシ行きらしい。こんな風にして、2時間以上が過ぎた。地元の若い男どもが私に話し掛けてくる。が、あまりよくお互いに理解し合えないが、私の事に興味を持っているらしい。
それからまた1時間くらいが過ぎようとした時、地元のじいさんが来て、家で泊まっていきなと言う。いやあ、時間が限られているから今日中にテラヴィに着きたいと思っていたので、断る。まだ日が暮れていない。30分くらいたって、今度は地元の男どものひとりが私に近寄ってきて、今日はバスがもうないから、家で泊まっていきなさい。そして翌朝にテラヴィ行きのバスがあるから、それに乗っていったら良いと片言の英語で話し掛けてきた。よっぽど私に泊まって欲しいかのようだ。私がぐずぐずしていると、荷物を持ち上げて、行こうと促した。しょうがない、スケジュールがずれるけれど、来ないものは来ないのだと諦めて、彼の家に今日は泊まらせてもらうことにした。
幹線道路から奥の方に入っていって、門をくぐると、立派な家が見えてきた。そのリビングに通されて、まあ休みなさいと言われて、ケーブルテレビをつけてくれた。グルジアにもかなりのチャネル数があるケーブルテレビがある。しばらくして、奥さんがチャイとお菓子とジャムを持ってきてくれた。彼の名前はワディンで、校長先生の息子らしい。子供が2人いる。ワディンは変わったチャイの飲み方をした。ジャムを口に入れて、それからチャイを飲む。このジャムは自家製の野イチゴから作られたものだ。裏には畑があって、イチジク、リンゴ、柿、トマトなどかなりの農作物が作られている。
表にはブドウがなっている。他に牛や鶏が飼われていて、かなりの大きな農家だ。この辺はだいたい農家が多い。私もワディンと同じチャイの飲み方をした。ジャムが手作りだったので、かなり美味しい。そうやっていると、急に他の地元の男のひとりが駆け込んできて、今テラヴィ行きのバスが来ているから、急いで!と言ってきた。私とワディンは荷物を取って、急いで幹線道路の方に飛び出た。しかし、既にバスは出発した後だった。どうやら、私はここに泊まっていきなさいという運命だったのだ。
しばらくすると、お父さんが入ってきた。いかにも校長先生という風貌だ。家の中でもその態度を崩さないで、立派に振舞っている。息子とは大違いだ。私のパスポートを見せてくれと言ってきた。ワディンに私は100カ国を廻ったと言ったからだ。そのパスポートに100カ国のスタンプは押してなかったが、うわあ、マダガスカルだ! これは? パキスタン、南アフリカ、イラン、タイなど一杯ヴィザやスタンプが押してあったので、非常に興味深そうに私のパスポートを見ていた。それもそのはず、この校長先生の前の担当は地理だったからだ。部屋から出て行って、世界地図を持ち出してきた。これを見ながら、私の行った国々を辿っていった。
奥さんは子供たちとどこかに外出してしまって、他に女の人の姿を見かけなかったので、今日は夕食抜きかなと思っていると、ワディンがぱぱっと料理してくれて、取立てのトマトやキュウリ、トマトや茄子の煮込み料理、自家製チーズ、自家製ワイン、ホブスに似たパンなどが出てきた。今まで肉中心の料理ばっかりだったので、これはありがたい。取立ての野菜はやはり美味しい。男どもだけの晩餐となったが、そうなると、ワインで乾杯!となる。自家製ワインは赤ワインで、それをみんな一気に飲み干す。えっ、ワインも一気飲みするの?と唖然としたが、私は私のペースでちびちびといただいた。
その後、校長先生の奥さんらしき人が現われて、デザートにチャイとお菓子とコリアンダの入ったヨーグルトドリンクを持ってきてくれた。私はコリアンダが嫌いだったが、なんとかヨーグルトドリンクを飲み干すと、もう一杯注いでくれた。これも栄養ドリンクとかの宣伝のようだが、まずい!(無言で)もう一杯となってしまった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ZISAMAさん 2006/03/10 10:21:55
- お邪魔しました。
- 放蕩息子33さん
101カ国も旅をされているとは、まさに放蕩息子ですね(笑)。
とにかく、色々な国へ行かれていて羨ましい限りです。
ボツワナは未完のようですが、それよりも「だれ、この人」の写真が気に入りました。
以前、ナショジオの表紙に中東の女性の顔写真が掲載されていましたが、その女性の目の輝きがこの子の目つきと似ていました。
確かに、この子は「だれ、この人」と言っているようですね。
また、今度ゆっくりと拝見しに参上致します。
- ホットマン2世さん からの返信 2006/03/11 00:27:03
- RE: お邪魔しました。
- どうも、ZISAMA。ボツワナに行ったのは2002年で、その時にはまだデジカメを持っていなかったので、この4TRAVELさんには載せませんでした。だから、101カ国を回っているのにもかかわらず、旅行記が少ないのはデジカメ写真で撮られているものだけしか載せないからです。すいません。何かと現代文明に追いつくのが大変なもので・・・
このバス内の少女は私をずっと興味深そうに見ていたので、デジカメを取り出して、撮ってあげました。その表情は写真を撮る時も以前も変わらなかったので、結構、自然体で撮れました。
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