2005/08/14 - 2005/09/16
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ホットマン2世さん
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2005年8月22日
グルジアに行く前にトラブゾンで帰りの国内線を手配しようと思った。また22時間バスに揺られるのはご免だ。町に行って、昨日、通りがけに見かけた旅行会社に行ってみる。しかし、この通りにあったと思ったはずなのに、どこにも見当たらない。その辺をうろうろしていると、向こうからグラマーな金髪美女が歩いてくる。どうせ、ものを尋ねるのなら、美人に聞いた方が良いので、彼女に尋ねてみる。「この辺には見かけないわね。私が知っている旅行会社にあなたを連れて行ってあげる」とそこまでわざわざ行ってくれた。
歩きながら、どこの出身なのと聞くとウクライナだそうで、彼女も旅行会社に勤めているが、国内線はやっていないと言う。連れて行ってくれた旅行会社でも彼女は私が担当者と話している間も待っていてくれる。「時間は大丈夫なの?」と聞くと、これから仕事なので、急がないといけないわと言う。「じゃあ、後は何とかするからいいですよ」と言うが、実際に心の中で待っていて、一緒にお茶でも飲みましょうという気持が強かった。しかし、私のほうもあと1時間でグルジアを目指さないといけない。なぜだか知らないが、いつもこのような出会いはタイミングが悪い時に起こる。運が良さそうで、実際に良くないのはなぜだろう?
トラブゾンのバスターミナルからホパスの町に行く。そこから国境までのバスに乗り換える。シリアでは全くの快晴続きだったのに、ここトルコでは雨が降り始めてきた。トルコからグルジアへの出入国は非常に簡単だった。そして反対側の国境あたりはビーチリゾートになっていて、そこからバトゥーミ市内行きのバスが出ていた。それに飛び乗り、市内へ目指す。時間は4時を過ぎていた。
さて、このバトゥーミに泊まって、海に入るか、そのままトビリシまで向かうか一寸躊躇したが、ガイドブックもないし、他に旅人も見当たらないので、ここは思い切って、当初のプランのように、まずはトビリシにある「ネリダリの家」を目指すことにした。
バスに乗ろうとすると、たちの悪そうな男ども(一応、バス会社の人間)がトビリシまで10ドルだと言ってきた。しかし、バスの中に入って、他の乗客に聞くと、16ラリ($1=1.79Lr)だと言う。20ラリ渡して、お釣りが2ラリしか返ってこない。隣に坐っていた紳士が立ち上がって、たちの悪そうな男どもに抗議しに行く。そうしたら、あっさり2ラリ戻してくれた。
出発してから3時間ほど経ったら、夕食の時間になって、レストランに入った。中で何にしようかとうろうろとしていると、後ろに坐っていた青年が一緒に食べようと誘ってくれた。何にすると聞いてきたので、ケースに陳列されていた、あのポテトサラダとホワイトチーズの入ったホカホカのパンにすると言った。ウェイトレスに頼んで、私ともうひとり車内にいた女性の3人で席についた。お金を払おうとすると、おごってあげると言ってきた。ちょっと申し訳ない気もするが、ありがたい気がそれにも増すので、ここはおごってもらうことにする。
そしてさらにサラダとソフトドリンクを彼は頼む。私にウォッカを飲むかと尋ねるが、バスにまだ3時間も揺れないといけないし、第一、私は酒に強くない。モンゴルでもウォッカをかなり飲まされて、大変な思いをした。彼はそんな私の答えなんかを待たないで、ウェイトレスにウォッカを注文する。シングルグラスに一杯注いでくる。そして「グルジア&ジャパン!」と言って、乾杯して、一騎に飲み干す。私は用心しながら、ちびちびと飲む。だいたいロシア圏ではウォッカで乾杯を繰り返していくのが社交辞令だ。これを4,5回繰り返す。その度に私のグラスを一杯にする。だらしない奴だと思われてもしょうがない。まだバスに乗らなければいけないのだから。女の人は全く手をつけない。
しばらくしてバスは出発。トビリシに着いたのは午後11時を回っていた。しかし、時差があるので、既に夜中の0時を回っていた。降ろされたところは全くどこか分からない。町外れで、タクシーが待機している。他の人たちは既にいなくなっている。これではネリダリの家にたどり着けるのかどうか心配だ。あたりは真っ暗で、ホテルのようなところはここら辺に見当たらない。タクシーの運転手が私にホテルが20のところに、タクシー代を5で連れて行ってやると言ってきた。20ラリだったら、悪くない値段だ。タクシー代の5ラリは高いかどうか分からない。それにどのくらいの距離なのかも見当がつかない。
連れて行かれたところは1キロくらいのところだった。これはちょっとぼられたかと感じたが、時間が時間だけにしょうがない。ホテルは線路沿いのところにあった。この辺に大きな駅がありそうだ。ひょっとしたら、ネリダリの家がある駅かもしれない。でも、遅いので、ここに泊まることにした。3階のフロントには太ったママさんがいた。この人もウクライナ出身だそうだ。このホテルに赤ランプを灯させたら、その登場人物といい、フロントにおいてある調度品といい、ソファーやテーブルといい、映画に出てきそうな売春宿のような雰囲気が漂う。しかし、れっきとした宿である。部屋代を聞くと、20ドルだという。てっきり20ラリだと思ったので、交渉する。そうすると、20ラリにまけてくれた。部屋にはベッドが2つあり、シャワー、トイレは共同だ。外から何か機械音が聞こえてくる。この辺りはどうやら列車の車庫があるらしい。明日朝一番にネリダリの家を探しに行こうと決めて、初めてのグルジアの地で寝に着く。
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