コネマラ国立公園周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 昨晩は久しぶりにグッスリと眠れた。旅行に出ると眠れないという人もいるが僕はまったく問題なし。時間だけあればそれだけ眠れる。余談だが,飛行機に乗ってもすぐに眠ってしまう。だから,ヨーロッパまで12時間位にフライトも3,4時間起きていれば良い方。実に良好向きに出来た性格だ。<br /> ところで,今日の予定のメインはコネマラ国立公園とカイルモア修道院を訪れること。ついでだから行きにはクリフトゥンからスカイロードを,帰りにはコングに寄ってみようと思う(カイルモア修道院とコングは別の旅行記を作ります)。<br /> さて,ゴールウェイからクリフトゥンまでは車で1時間位。ゴールウェイを出ればすぐに自然の中の道となりとても気持ちが良い。車の通りも少ないからついついスピードが出てしまう。クリフトゥンの町までツーリスト・インフォメーションに立ち寄ってスカイロードの地図を貰うがこれがよく分かりにくい。町からの道順は分かったが何処が見所だとかそんなものが全く載っていないのだ。まあ,しかし道順だけは分かったのでOK。それとここで日本人のご夫婦に声をかけられた。僕が絵はがきを来ているときに奥様が「日本の方ですか?」と声をかけてきた。このご夫婦は昨日この町に来たという。これからゴールウェイに行くのでバスまでの待ち時間でお土産を探しに寄ったそうである。僕がレンタカーで来たこと,これからスカイロードに行くことを伝えると,「昨日は天候が良くなくて自転車を借りてスカイロードにサイクリングに行くことが出来なかった。今日はとても天気が良いから羨ましいですね」と言っていた。数分だったが,このご夫婦と話をし,スカイロードに出発。クリフトゥンの町の外れから小高い丘を上がっていくとスカイロードと呼ばれている岬沿いの道に出る。広い道を想像していたが,車一台が通れるほどの細い道が続き,途中途中に対向車とすれちがうための膨らみがあるような道だ。観光のために“スカイロード”と呼ばれているが(そうでないかもしれないが),まったく岬を巡る田舎道。途中で景色を見るために車を止める場所を探すのに苦労はしたが,景色は絶品。海や入り江の風景が特に印象に残った。<br /> スカイロードをグルリと廻った後はコネマラ国立公園のビジターセンターに向かう。スカイロードから国道への抜け方が多少わかりにくかったが,何とかルートに乗ったようだ。ビジターセンターの直前にレタフラック(Letterfrack)というところがあり,そこからの湖の景色や入り江の小さな島に飾られたマリア像や十字架が目を引いた。<br /> コネマラ国立公園のビジターセンターは,ここから国立公園内のハイキングコースへの出発点であると同時に,コネマラの土地の生成の歴史や発掘調査から古代にこの付近に住んでいた人の暮らしを再現する資料館になっている。また,ここで軽食も取れるようになっている。ハイキングコースやそれぞれ所要時間の異なる3コース(記憶に間違いがなければ3)が設定されている。多分最長のコースでも2〜3時間程度。誰でも簡単にハイキングを楽しむことが出来る。今回僕が選んだのは最短のルートで,ビジターセンターからダイヤモンド・ヒルに向かって丘を登っていき,頂上から反対側を降りてビジターセンターに帰るコース。ゆっくり歩きながら,景色を見ながら,写真を撮りながらで約1時間だったが,登りが結構急なところもあった。丘の上から見る海辺の景色はとても綺麗だったし,道の脇に咲いている花もとても美しかった。やはり,こんなところは一人で歩くよりも,何人かで話をしながら,景色を楽しみながら行くのが一番だと思う。それに,もう少し長いコースで,途中でお弁当を広げるのも良いと思う。何しろ,有名な国立公園だが人は少ないからゆっくりのんびりとできる。<br /><br /> この次はカイルモア修道院とコングの村に行ったが,それは別の旅行記に書きます。

2004夏 アイルランド・スコットランド・イギリス湖水地方の旅11(アイルランド・スカイロードとコネマラ国立公園編)

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2004/08/30 - 2004/09/21

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極楽蝶

極楽蝶さん

 昨晩は久しぶりにグッスリと眠れた。旅行に出ると眠れないという人もいるが僕はまったく問題なし。時間だけあればそれだけ眠れる。余談だが,飛行機に乗ってもすぐに眠ってしまう。だから,ヨーロッパまで12時間位にフライトも3,4時間起きていれば良い方。実に良好向きに出来た性格だ。
 ところで,今日の予定のメインはコネマラ国立公園とカイルモア修道院を訪れること。ついでだから行きにはクリフトゥンからスカイロードを,帰りにはコングに寄ってみようと思う(カイルモア修道院とコングは別の旅行記を作ります)。
 さて,ゴールウェイからクリフトゥンまでは車で1時間位。ゴールウェイを出ればすぐに自然の中の道となりとても気持ちが良い。車の通りも少ないからついついスピードが出てしまう。クリフトゥンの町までツーリスト・インフォメーションに立ち寄ってスカイロードの地図を貰うがこれがよく分かりにくい。町からの道順は分かったが何処が見所だとかそんなものが全く載っていないのだ。まあ,しかし道順だけは分かったのでOK。それとここで日本人のご夫婦に声をかけられた。僕が絵はがきを来ているときに奥様が「日本の方ですか?」と声をかけてきた。このご夫婦は昨日この町に来たという。これからゴールウェイに行くのでバスまでの待ち時間でお土産を探しに寄ったそうである。僕がレンタカーで来たこと,これからスカイロードに行くことを伝えると,「昨日は天候が良くなくて自転車を借りてスカイロードにサイクリングに行くことが出来なかった。今日はとても天気が良いから羨ましいですね」と言っていた。数分だったが,このご夫婦と話をし,スカイロードに出発。クリフトゥンの町の外れから小高い丘を上がっていくとスカイロードと呼ばれている岬沿いの道に出る。広い道を想像していたが,車一台が通れるほどの細い道が続き,途中途中に対向車とすれちがうための膨らみがあるような道だ。観光のために“スカイロード”と呼ばれているが(そうでないかもしれないが),まったく岬を巡る田舎道。途中で景色を見るために車を止める場所を探すのに苦労はしたが,景色は絶品。海や入り江の風景が特に印象に残った。
 スカイロードをグルリと廻った後はコネマラ国立公園のビジターセンターに向かう。スカイロードから国道への抜け方が多少わかりにくかったが,何とかルートに乗ったようだ。ビジターセンターの直前にレタフラック(Letterfrack)というところがあり,そこからの湖の景色や入り江の小さな島に飾られたマリア像や十字架が目を引いた。
 コネマラ国立公園のビジターセンターは,ここから国立公園内のハイキングコースへの出発点であると同時に,コネマラの土地の生成の歴史や発掘調査から古代にこの付近に住んでいた人の暮らしを再現する資料館になっている。また,ここで軽食も取れるようになっている。ハイキングコースやそれぞれ所要時間の異なる3コース(記憶に間違いがなければ3)が設定されている。多分最長のコースでも2〜3時間程度。誰でも簡単にハイキングを楽しむことが出来る。今回僕が選んだのは最短のルートで,ビジターセンターからダイヤモンド・ヒルに向かって丘を登っていき,頂上から反対側を降りてビジターセンターに帰るコース。ゆっくり歩きながら,景色を見ながら,写真を撮りながらで約1時間だったが,登りが結構急なところもあった。丘の上から見る海辺の景色はとても綺麗だったし,道の脇に咲いている花もとても美しかった。やはり,こんなところは一人で歩くよりも,何人かで話をしながら,景色を楽しみながら行くのが一番だと思う。それに,もう少し長いコースで,途中でお弁当を広げるのも良いと思う。何しろ,有名な国立公園だが人は少ないからゆっくりのんびりとできる。

 この次はカイルモア修道院とコングの村に行ったが,それは別の旅行記に書きます。

  • スカイロードの風景(1)<br /><br /> スカイロードと言えばこの館の廃墟の風景をよく見ます。写真を撮るとき「やっぱりこの構図になっちゃうのかな」と思いながら撮りましたが,やはりとっても素敵な景色です。<br /> 道も細く,片側は崖。それに車を止められるところも少ないので,どうしてもこういう構図になってしまいます。

    スカイロードの風景(1)

     スカイロードと言えばこの館の廃墟の風景をよく見ます。写真を撮るとき「やっぱりこの構図になっちゃうのかな」と思いながら撮りましたが,やはりとっても素敵な景色です。
     道も細く,片側は崖。それに車を止められるところも少ないので,どうしてもこういう構図になってしまいます。

  • スカイロードの風景(2)<br /><br /> 細い入り江になっているところで馬が放し飼いになっていました。水辺で草をほおばっている馬がとてものどかで素敵でした。入り江の向こう側にある黄色の家もとても可愛らしく,この景色に似合っています。

    スカイロードの風景(2)

     細い入り江になっているところで馬が放し飼いになっていました。水辺で草をほおばっている馬がとてものどかで素敵でした。入り江の向こう側にある黄色の家もとても可愛らしく,この景色に似合っています。

  • スカイロードの風景(3)<br /><br /> 道の途中にはこんな石造りの家もありました。辺りには家はなくこの家だけがぽつんと建っていました。比較的新しい家のようにも見えますので,もしかしたら別荘なのかな???

    スカイロードの風景(3)

     道の途中にはこんな石造りの家もありました。辺りには家はなくこの家だけがぽつんと建っていました。比較的新しい家のようにも見えますので,もしかしたら別荘なのかな???

  • スカイロードの風景(4)<br /><br /> 牛が放牧されているところもありました。実は写真には取り損ねましたが,このちょっと先では牛が道を横断していたため,車を止めなければいけない場面もありました。

    スカイロードの風景(4)

     牛が放牧されているところもありました。実は写真には取り損ねましたが,このちょっと先では牛が道を横断していたため,車を止めなければいけない場面もありました。

  • レタフラック付近の風景<br /><br /> コネマラ国立公園のビジターセンターに向かう途中で湾のようなところが現れました。その先にポッコリと丸い頭を出したような山があり,この湾とのバランスがとても綺麗だったので写真に撮りました。

    レタフラック付近の風景

     コネマラ国立公園のビジターセンターに向かう途中で湾のようなところが現れました。その先にポッコリと丸い頭を出したような山があり,この湾とのバランスがとても綺麗だったので写真に撮りました。

  • レタフラックの港<br /><br /> もう少し進むとレタフラックの港に着きました。前の写真で見た丸い山が背後にあります。あまり綺麗でない漁船が数隻停泊していましたが,これがなんとも良かった。湾にも水草のようなものがたくさん浮かんでいて綺麗な景色ではないのだけれども,この漁船,この湾との調和がひとつの風景を作っているようで,写真に撮りました。

    レタフラックの港

     もう少し進むとレタフラックの港に着きました。前の写真で見た丸い山が背後にあります。あまり綺麗でない漁船が数隻停泊していましたが,これがなんとも良かった。湾にも水草のようなものがたくさん浮かんでいて綺麗な景色ではないのだけれども,この漁船,この湾との調和がひとつの風景を作っているようで,写真に撮りました。

  • 入り江のマリア像(レタフラック)<br /><br /> レタフラックの湾の奥には小さな島があります。島とは言っても国道と20メートルぐらいの小さな橋(歩道橋のような感じ)で結ばれた,周囲200メートルぐらいのものでしょうか。けれども,この島全体がマリア像と十字架で飾られています。とても不思議な感じのするところです。もしかしたら,海に出る男達の無事を祈って作られているのかもしれません。

    入り江のマリア像(レタフラック)

     レタフラックの湾の奥には小さな島があります。島とは言っても国道と20メートルぐらいの小さな橋(歩道橋のような感じ)で結ばれた,周囲200メートルぐらいのものでしょうか。けれども,この島全体がマリア像と十字架で飾られています。とても不思議な感じのするところです。もしかしたら,海に出る男達の無事を祈って作られているのかもしれません。

  • 入り江の十字架(レタフラック)<br /><br /> 島の十字架はこのようなものです。右から左に十字架が坂を登って建てられていますが,そこは歩道になっていて,ひとつひとつの十字架をお参りしながら島のてっぺんまで行けるようになっています。

    入り江の十字架(レタフラック)

     島の十字架はこのようなものです。右から左に十字架が坂を登って建てられていますが,そこは歩道になっていて,ひとつひとつの十字架をお参りしながら島のてっぺんまで行けるようになっています。

  • コネマラ国立公園のビジターセンター<br /><br /> このビジターセンター,写真では平屋のように見えますが,実は2階建て。入口が2階にあり,センターの向こう側は斜面になっていて,そこに1階部分があります。<br /> 前の池ととても調和が取れて,また国立公園内のためかあまり目立たないようになっています。

    コネマラ国立公園のビジターセンター

     このビジターセンター,写真では平屋のように見えますが,実は2階建て。入口が2階にあり,センターの向こう側は斜面になっていて,そこに1階部分があります。
     前の池ととても調和が取れて,また国立公園内のためかあまり目立たないようになっています。

  • ビジターセンターの中庭(コネマラ国立公園)<br /><br /> ビジターセンターの1階の中庭です。テーブルが置かれていて,カフェテリアで注文した軽食を食べることが出来ます。ダイヤモンド・ヒルも綺麗に見えるところなので,とても気持ちの良い場所です。

    ビジターセンターの中庭(コネマラ国立公園)

     ビジターセンターの1階の中庭です。テーブルが置かれていて,カフェテリアで注文した軽食を食べることが出来ます。ダイヤモンド・ヒルも綺麗に見えるところなので,とても気持ちの良い場所です。

  • ダイヤモンド・ヒル(コネマラ国立公園)<br /><br /> ビジターセンターの前の池のところから撮ったダイヤモンド・ヒルです。てっぺんの岩のとこだけ緑がなく,確かに“ダイヤモンド”なのかもしれませんが,側頭部にだけ毛を残したおじさんの頭にも見えます。

    ダイヤモンド・ヒル(コネマラ国立公園)

     ビジターセンターの前の池のところから撮ったダイヤモンド・ヒルです。てっぺんの岩のとこだけ緑がなく,確かに“ダイヤモンド”なのかもしれませんが,側頭部にだけ毛を残したおじさんの頭にも見えます。

  • 遊歩道からの風景(1)(コネマラ国立公園)<br /><br /> 僕が選んだ最短のコースの丘の頂上付近から見た風景です。真ん中の左端に白いビジターセンターが写っています。遠くに見える湾と山がとても素敵です。

    遊歩道からの風景(1)(コネマラ国立公園)

     僕が選んだ最短のコースの丘の頂上付近から見た風景です。真ん中の左端に白いビジターセンターが写っています。遠くに見える湾と山がとても素敵です。

  • 遊歩道からの風景(2)(コネマラ国立公園)<br /><br /> これは丘の頂上付近から周辺の山を撮った写真です。手前の丘に歩道のようなものが見えますが,最長のコースを選ぶとあちらの方まで歩くようです。

    遊歩道からの風景(2)(コネマラ国立公園)

     これは丘の頂上付近から周辺の山を撮った写真です。手前の丘に歩道のようなものが見えますが,最長のコースを選ぶとあちらの方まで歩くようです。

  • キラーリー湾<br /><br /> 実はこの写真はカイルモア修道院を出て,コングに向かう途中で見た景色です。キラーリー湾はアイルランドで最長の入り江だそうです。右下の方で何かを養殖していますが,ここはムール貝の養殖ではとても有名だそうです。

    キラーリー湾

     実はこの写真はカイルモア修道院を出て,コングに向かう途中で見た景色です。キラーリー湾はアイルランドで最長の入り江だそうです。右下の方で何かを養殖していますが,ここはムール貝の養殖ではとても有名だそうです。

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