1982/05/01 - 1982/05/10
5635位(同エリア6453件中)
アーマさん
5月9日(日)
ウィーン最後の日、仲間たちと王宮ミサに向かう。あちこちの教会で鐘が鳴り出した。急がなきゃ。王宮の教会に着き、入り口で入場券を買おうとしたら、すごい人。「え~、売り切れ?!」なんとかキャンセルのチケットが手に入り、大急ぎで階段を上がる。もうミサは始まっているようだ。しかし、指定された座席に座ると、下の様子は全く見ることができなかった。頭上の白黒のモニターを見るしかない。ミサの進行に合わせて、立ったり座ったりする人々の動きを真似る。
音楽が流れてきた。そして天使の歌声が。ウィーン少年合唱団はここの専属。本物のコーラスが聴けて、涙が溢れる。オーケストラも付いて、コンサートのように豪華なミサだった。
やがてミサも終わり、外に出る。街をのんびりと歩いた。日曜なので、すべてお店は休み。あちこちのショーウィンドウにくっ付いては、ため息。美味しそうなチョコレートたちが、からかうようにこっちを見ている。
そろそろお昼。最初の日にたまたま見つけて入ったレストランが美味しかったので、仲間たちを案内する。「オリンピア」という名の、ハンガリー料理店だった。今もあるかしら。ウィーン風カツレツ、とても美味しかった。
午後はベートーベンが晩年を過ごしたという、郊外のハイリゲン・シュタットに地下鉄で行ってみた。ウィーンの人々は、本当に親切で、切符売り場でまごつくと、駆けてきてパンチを入れるのを手伝ってくれる。ハイリゲン・シュタットに着いて、きょろきょろしていたら、通りがかりのおじさんがずっと付き合ってくれて、言葉はほとんど通じなかったけど案内してくれた。
ベートーベンが住んだ家は、あちこちにあり、「ハイリゲン・シュタットの遺書」を書いた家には、当時のピアノも置いてあった。彼の使用していた補聴器がいくつも並べて展示されていたが、だんだんらっぱの部分が巨大化していって、痛々しい。ここで、分かれて行動していた他の仲間たちに出会う。そこからみんな一緒にウィーンの森をめざすことにした。
へとへとに疲れて、夕方ホテルに戻る。今夜は楽友会ホールで日本人の子供たちのコンサートがある。我々一行はその応援ツァーのメンバーでもあった。音楽の心地よい興奮と感激が、最後のウィーンの日の締めくくり。
こうして、初めての旅は終わった。飛行機が立つ時、眼下に光るドナウ川を見た時、涙がこぼれそうになった。さよなら、ウィーン、いつかきっと、また来るからね!
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王宮付属の教会でのミサは、大変な人気。残念ながらウィーン少年合唱団の姿は拝見できなかったけれど、満ち足りた気分。写真は、ミサ終了後
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日曜日のため、街は静か、お店はお休み(>_
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ベートーベンがここで遺書を書いた。
二階の窓から、彼は何を見ていただろうか。 -
ベートーベンが使ったのだろうか。黄ばんだ象牙の鍵盤にはガラスでカバーがしてあったけれど、そっと間から指をしのばせ、キィを押してみる。ずしりと重たかった。
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他の仲間たちとばったり出会った。「どうやって来たの?」それぞれが違うルートで来たようだ。
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だらだらと続く上り坂に、みんなへとへと。「背中押して〜」で、こうなった。
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お世話になったホテルです。パークホテル・シェーンブルン、純ヨーロピアンスタイルの、一部屋ごとにインテリアががらりと違う、味のあるホテルでした。
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ホイリゲ(ワインが飲めます)松の枝で丸く作った看板は、新酒が入ったサインとか。
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