夏一人旅　六日目　ナコーンパノム

2005/07/09 - 2005/07/19

ナコーンパノムとは、サンスクリットクメール名では丘の都市という意味です。
メコン河向かいには、ラオスの山並みが見渡せる。
のどかな丘の都市にて、メコンに向かい　ぼ〜　と日暮れを眺め最高のひと時を過ごす。

エリア ナコーン・パノム(タイ)

タートパノムから約50キロ、一時間程のローカルバスの旅を楽しんだ。
のどかな、県庁所在地ナコーンパノムのバスターミナルにて下車するとトゥクトゥクが待ち受けていた。

この街には2つの高級ホテルがある。
メナームコングランドビューホテルとナコーンパノムリバビューホテルである。
どちらのホテルもメコン河沿いにあり、街の中心より少し川下に位置している。
今回は、グランドビューよりも新しくできたリバビューホテルに泊まることにした。

バスターミナルからツゥクツゥクに乗り10分程（20Ｂ）にてナコーンパノムリバービューホテルに到着。

明るくて、綺麗なロビー、なかなか居心地がよさそうである。
飛び込みにて900Ｂ（朝食付き）

メコン河沿いの部屋は、あいにくとツインの部屋しか空いていなかった。
室内からメコン河が見渡せる、まさしくリバービュー。

手入れが行き届いている。
アメニティー・バスタオル等も問題なし。

湯の温度及び水量も良好。
ゆったりとしたバスタブである。

河沿いにあるフロアーのロビーのソファーに座り、フロントがある玄関フロアーを見上げる。

どこかのリゾートホテルに滞在しているような錯覚に陥る。

部屋のバルコニーより前方を写す。
二色の河が流れていた。

ホテル前の常駐していた、333番のツゥクツゥクに乗り街の中心にあるベトナム時計塔へ出かけた。

ベトナム難民が建てたベトナム時計塔は河沿い通りの三叉路に立っていた。

河対岸のラオスの町ター・ケークは、国道8号線を通じてベトナムとの交易が盛んに行なわれている。

平坦な街には自転車専門店があり、夕暮れには自転車に乗った人達を多く見かけた。

ラオス、ベトナムそしてフランスの影響だろうかベトナム時計塔裏にあるモダンな建物。

19世紀から20世紀にかけてラオス経由にて移住してきたベトナム人もこの周辺に住んでいる。

ラオスへの出入国ボート乗り場前にある、オカート寺院。

船着場・出入国チェックポイント、川向こうラオス・ターケークとの交易で賑わう。

国境の船着場には、頻繁に船が往来していた。

人通りもまばらな昼下がり、静寂の街を散策してみた。

街の交差点、オープンエアーのレストラン前にアイスクリームの看板。

入ってみよう。

店には若亭主夫婦と子供と親父さん、客はいなかった。

アイスクリームの冷凍庫を覗き込み、２種類（チョコとバニラ）を選んで店の若亭主にオーダー。

アイスクリーム２種類Ｘ10Ｂ＝20Ｂ
ミネラルウオーター　1本　　10Ｂ
会計合計　30Ｂ

船着場前には、２階建てのマーケットがある。

1Ｆマーケット内には、多数の店が入っていた。

2Ｆには、子供用の遊戯場にクーポン食堂にレストランが等がある。

2Ｆマーケットの食堂席よりメコン河そしてラオスがよく見える。

マーケットの横に位置するワット・オーカト。

寺院内に入り、暫し散策。

寺院の背景は未知です。
しかし　ＳＩ　ＫＨＯＴＫＡＢＵＮ　王国の時代に建てられたものと見とれる。
ナコムパトム県で最も尊ばれた寺院のうちの一つです。
オカード寺院は、ブッダの為の僧院又は仏像を祭る寺院であり・・・

昼食はバス内にて簡単に済ましたので腹が減ってきた、少し早いが夕食に出かけた。

メコン河にて雨季に獲れる大なまず（プラーブク）を食べよう。

お目当ての店はメコン河沿いの通り（スントーン・ウイチット通り）船着場より少し川上ベトナム時計塔近くにある、プラーブクトーン（ゴールデン・ジャイアント・キャットフィッシュ）。

どこの店でも食べれるわけではない、この店は店名にもしているので、大なまず料理がある。

大なまず料理は、タイ風と中国風とにつくり分けてくれる。

中国風にてお願いした。

さっそくいただこう。

肉の食感は、白身魚と豚肉との中間。
味付けは、辛くない中華にて食べやすい。
一皿160Ｂ。

もう一品、ラーププラーも注文した。

後ごはんとシンハービール（大）1本にて合計会計は340Ｂ也

店奥の窓際のテーブルに座り、メコン河を眺めての夕食。

真下のメコン河にて漁師が網を引き上げていた。

ラオスからの船がタイの船着場にやって来た。

食後の散歩に出かけた。
店前の河に面した通り（ソーンナンサテイット通り）を川下へ行くと船着場がある、ここからさらに川下の通り沿いには並木道がある、綺麗な通りである。

たぶん国境の町では一番綺麗な川沿いの町であろう。 川沿いのベンチに腰掛、暫し夕暮れのメコンを眺めた。街の人達も、夕涼みにたくさん来ていた。

写真は、河向かいにあるラオスの船着場。

牛飼いが川沿いに牛の群れを放して、草を食べさせていた。
のどかな風景だ。

川沿いにあるイミグレーションの建物に夕日が落ちる。

フェリーの船着場。

日本と同様、軽装にてウオーキングを楽しんでいる少々年配の男女そして夕陽を眺めに来ている若いカップルが河沿を散策していた。

メコン河沿いを夕日を眺めらながら川下へ歩いていった。
日は暮れようとしていた。
そろそろ、トゥクトゥクにでも乗ってホテルへ帰ろうと思ったが、見当たらない。
人通りも少なくなった街はずれまで来たようだ。

一台の人力車（サムロー）を見つけたが、周辺には人はいなかった。
川岸で夕日を眺めているのかな？

通りを右折して街中へ入っていくことにした。
右折して又右折、街の中心に向かい歩いていくと、映画館があった。

向こうから、一台のツゥクツゥクがやってきた。

ホテルに帰り、風呂に入りそして河沿いのフロアーのソファーに座り、寝酒を飲むことにした。

フルーツパンチ　120Ｂ
スクリュードライバー　100Ｂ

カクテルを飲み歌を聴きながら、町並みを思い出していた。

歩いて十分回れる街は、道路がよく整備され、川岸には緑が多く、開放感に満ち溢れていた。
又来ようナコーンパノム。

この旅行記へのコメント （2）

• ナーンさん 2007/01/23 15:31:41

  ナコーンパノムいいですねえ〜

  警部、ご苦労様です。
  じつはこのナーン４月にはじめてイサーンを訪れようかと考えています。
  ナコンパノムはずば抜けて良さそうですね・・。街の素朴さ、それでいてこぎれいで心地良さそうな街ではないかと思いました。それにメコンがいいですねえ〜。川風に吹かれて早い夕食などビアシンと共に摂れたら言うことなしですね。
  私もナックローンカフェーが好きなんです。このイサーンの田舎町にもあるような気がいたします。是非探し出して迷いこんでみようと思います。
  チェンマイの「チェンマイカフェー」みたく派手でなくてもいいんですよ！
  
  川渡ってターケークにも行ってみようかと考えています。
  帰ってきたらなんか情報を上げられたらと思います。その時はここでご報告申し上げます、警部殿。

  目黒警部さん からの返信 2007/01/24 19:41:52

  RE: ナコーンパノムいいですねえ〜

  ナーンさん サワディーK！
  
  ナコンパノムは、いいですよ。
  何もない街ですが、のんびりと出来ます。
  綺麗な街です。
  カフェーは、街の中央にて一軒見かけました。
  タイ語にて地元の人に尋ねられたら、小さな街ですので場所はすぐにお分かりになるかと思います。
  外観は地味なカフェーでした・・・入店はしていませんので店内模様は分かりませんが、チェンマイカフェーほど派手ではないかと思います。
  コヨーテスタイルのカフェーがバンコクでは主流になってきていますが、ここは昔ながらのカフェーだと思います。
  ではいい旅を・・・