2005/09/01 - 2005/09/01
7504位(同エリア7679件中)
ソフィさん
禅寺橋を渡り、川沿いの暮れ行く坂道を、ぼんぼりを伝いながら、町に登る。
川風が頬に心地よく、見下ろす対岸の町民ひろばからは、たくさんの観衆が踊りを待つうきうきした気持が伝わってくる。
登りきった辺りは西町。
そこはもう踊りが始まるばかりの、華やいだ空気に満ちている
先に進めば東町。
間もなく踊り手が出てくるとばかり、沿道の縁石には見物の人が並んでいる。
私も一服していると、やがてどこからか、聞き慣れた「おわら節」の音が風に乗ってくる。
八尾町の礎ができたと考えられる江戸時代、八尾は富山藩の御納戸所として、町人文化が栄華を極めた商人・職人の町であった。
越中と飛騨の要の地にあり、越中売薬の隆盛とともに蚕種や和紙などの生産によって築かれた繁栄は大きな財力を生み、八尾文化は次第に町人の心意気を示す「八尾曳山」へ具現化していった。
併行して風の盆が生まれ、民謡の名人たちによって、工夫・演出を加えられながら、時間と共に磨きが掛かる。
素朴な庶民の芸能である盆踊りの中から、美しく洗練されたものが生まれたのだ。
「おわら風の盆」はその一つ。
目深な編笠の可憐な踊り子、独特の哀調を帯びた「おわら節」、それに一段の情緒を加える胡弓。
その魅力に惹かれて、毎年多くの人が越中八尾のまちを訪れる。
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