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アウシュビッツ強制収容所を目の当たりにした率直な感想は「人間はここまで残酷になれるのか!」 という驚きだった。<br />アウシュビッツ強制収容所はクラクフの西54Kmのオシフィエンチムの郊外にある。殺人工場と呼ばれるこの収容所ではユダヤ人、ポーランド人など28民族、150万人が1940年から1945年の間に虐殺された。ヨーロッパ全土から護送されてきたユダヤ人達はまず労働力になるかどうかで選別される。子供、老人、病人などはすぐにガス室に送られた。殺人鬼と呼ばれた収容所長のルドルフ・ヘスの証言では最初の選別で70%はガス室に送られた。残った30%も28棟の囚人棟に最大2万8000人も詰込まれ飢えと寒さの中で重労働を課せられたうえ、仕事が遅いと鞭打ち、立ち牢、逆さ吊りなどの拷問を受けたり生きたまま解剖、断種実験、皮膚移植実験などの医学実験に使われ命を落としていった。さらに生き残った人達も多くがみせしめの絞首刑、銃殺刑、ガス室送りとなった。ガス室では、シャワーと偽って衣服を全部脱がせ200平方メートルの部屋に2000人を押し込み、天井の穴からチクロンBという毒薬を投げ込み20分弱で窒息死させた。死体からは金歯、指輪などの貴金属が抜かれ毛布などの材料となる髪の毛が切られた。その後死体は焼却炉で焼かれるが多い時は外に山積みにして焼いた。驚いたのは、殺された子供達の靴や衣服はナチスドイツ兵が自分の子供に着せていたということだ。殺した子供の衣服を自分の子供に着せる---この神経は狂気としかいいようが無い。ユダヤ人達は彼らにとって人ではなく、ただの物だったのだろう。幼い子供の残された衣服と小さな靴を見ると、映画「シンドラーのリスト」のモノクロ画面のラストシーンに浮かび上がった、赤いコートを着た少女を連想した。あの子はナチスドイツ兵から逃げ切れたのだろうか---。アウシュビッツ強制収容所は、組織として命令が下された場合には普通の人間でも、どんな残酷なこともできるという恐ろしい一面を持っていることを証明している。<br />(写真は銃殺刑を行い数千人を殺害した死の壁。慰霊の花束が絶えない。)

ポーランドの旅【8】 「人間はここまで残酷になれるのか!」 アウシュビッツ強制収容所

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2005/05/05 - 2005/05/12

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さすらいおじさん

さすらいおじさんさん

アウシュビッツ強制収容所を目の当たりにした率直な感想は「人間はここまで残酷になれるのか!」 という驚きだった。
アウシュビッツ強制収容所はクラクフの西54Kmのオシフィエンチムの郊外にある。殺人工場と呼ばれるこの収容所ではユダヤ人、ポーランド人など28民族、150万人が1940年から1945年の間に虐殺された。ヨーロッパ全土から護送されてきたユダヤ人達はまず労働力になるかどうかで選別される。子供、老人、病人などはすぐにガス室に送られた。殺人鬼と呼ばれた収容所長のルドルフ・ヘスの証言では最初の選別で70%はガス室に送られた。残った30%も28棟の囚人棟に最大2万8000人も詰込まれ飢えと寒さの中で重労働を課せられたうえ、仕事が遅いと鞭打ち、立ち牢、逆さ吊りなどの拷問を受けたり生きたまま解剖、断種実験、皮膚移植実験などの医学実験に使われ命を落としていった。さらに生き残った人達も多くがみせしめの絞首刑、銃殺刑、ガス室送りとなった。ガス室では、シャワーと偽って衣服を全部脱がせ200平方メートルの部屋に2000人を押し込み、天井の穴からチクロンBという毒薬を投げ込み20分弱で窒息死させた。死体からは金歯、指輪などの貴金属が抜かれ毛布などの材料となる髪の毛が切られた。その後死体は焼却炉で焼かれるが多い時は外に山積みにして焼いた。驚いたのは、殺された子供達の靴や衣服はナチスドイツ兵が自分の子供に着せていたということだ。殺した子供の衣服を自分の子供に着せる---この神経は狂気としかいいようが無い。ユダヤ人達は彼らにとって人ではなく、ただの物だったのだろう。幼い子供の残された衣服と小さな靴を見ると、映画「シンドラーのリスト」のモノクロ画面のラストシーンに浮かび上がった、赤いコートを着た少女を連想した。あの子はナチスドイツ兵から逃げ切れたのだろうか---。アウシュビッツ強制収容所は、組織として命令が下された場合には普通の人間でも、どんな残酷なこともできるという恐ろしい一面を持っていることを証明している。
(写真は銃殺刑を行い数千人を殺害した死の壁。慰霊の花束が絶えない。)

  • アウシュビッツ強制収容所の説明地図。

    アウシュビッツ強制収容所の説明地図。

  • 収容所の入口。掲げられた「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」の文字が空々しい。

    収容所の入口。掲げられた「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」の文字が空々しい。

  • 28棟の囚人棟。最大2万8000人も詰込まれ飢えと寒さの中で重労働を課せられた。

    28棟の囚人棟。最大2万8000人も詰込まれ飢えと寒さの中で重労働を課せられた。

  • 選別を待つ人達。子供達も不安な表情をしている。

    選別を待つ人達。子供達も不安な表情をしている。

  • 選別後、ガス室に移動させられている子供達。無邪気な表情に胸が痛む。

    選別後、ガス室に移動させられている子供達。無邪気な表情に胸が痛む。

  • ガス室。200平方メートルの部屋に2000人を押し込み天井の穴からチクロンBという毒薬を投げ込み20分弱で窒息死させた。

    ガス室。200平方メートルの部屋に2000人を押し込み天井の穴からチクロンBという毒薬を投げ込み20分弱で窒息死させた。

  • チクロンBという毒薬の空き缶。ガス室で大量に使用されたことが解る。

    チクロンBという毒薬の空き缶。ガス室で大量に使用されたことが解る。

  • ガス室の天井の穴。この穴からチクロンBという毒薬を投げ込み20分弱で窒息死させた。

    ガス室の天井の穴。この穴からチクロンBという毒薬を投げ込み20分弱で窒息死させた。

  • ガス室の隣にある死体を焼く焼却炉。

    ガス室の隣にある死体を焼く焼却炉。

  • ガス室と焼却炉がある建物。煙突が不気味だ。

    ガス室と焼却炉がある建物。煙突が不気味だ。

  • 山積みされた死体を焼いている写真。ユダヤ人の囚人が隠し持ったカメラで撮ったもの。

    山積みされた死体を焼いている写真。ユダヤ人の囚人が隠し持ったカメラで撮ったもの。

  • 幼い子供の残された衣服と小さな靴。映画「シンドラーのリスト」のモノクロ画面のラストシーンに浮かび上がった、赤いコートを着た少女を連想した。

    幼い子供の残された衣服と小さな靴。映画「シンドラーのリスト」のモノクロ画面のラストシーンに浮かび上がった、赤いコートを着た少女を連想した。

  • 死体から切り取られた大量の髪の毛。

    死体から切り取られた大量の髪の毛。

  • 髪の毛から作られた布地。

    髪の毛から作られた布地。

  • 大量の靴。

    大量の靴。

  • 絞首台。収容所長のルドルフ・ヘスも1947年4月16日、アウシュビッツで死刑執行された。

    絞首台。収容所長のルドルフ・ヘスも1947年4月16日、アウシュビッツで死刑執行された。

  • 脱走を防ぐために2重になっている有刺鉄線。電気が流れていた。

    脱走を防ぐために2重になっている有刺鉄線。電気が流れていた。

  • 囚人が着せられた衣服。生地が薄く凍死する人も多かった。

    囚人が着せられた衣服。生地が薄く凍死する人も多かった。

  • 監視台。鉄条網の前には脱走すると死刑、の警告板がある。

    監視台。鉄条網の前には脱走すると死刑、の警告板がある。

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この旅行記へのコメント (26)

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  • koiさん 2012/07/11 19:26:12
    戦争と平和展
    ご無沙汰です。
    2012年8月1日からの「戦争と平和展」で写真を使わせて頂きます。

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2012/07/12 18:40:39
    RE: 戦争と平和展
    koiさん

    写真の件、承知しました。「戦争と平和展」を見学されたひとたち、特に子供たちが平和を望む気持ちを強くするようになることをお祈りします。

  • とらいもんさん 2010/10/28 08:26:33
    見らずに死ねません
    お邪魔します
    今度(12月上旬)ポーランオに行ける機会が出来ましたので、学習中です。
    ポーランドの方は、私を「クラクフとアウシュビッツ」を案内してくださるそうです。
    私は、今から心臓がパクパクです。ほんとにまさか「収容所」を、この目で見られるとは想像もしてませんでした。
    良く「ナポリを見てから死ね」ですが、私は「アウシュビッツを見られたら死ねます」です。

    参考になりました。有難うございます。

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2010/10/28 22:37:15
    RE: 見らずに死ねません
    とらいもんさん

    ご訪問、コメントをありがとうございます。

    「クラクフとアウシュビッツ」は懐かしいです。ポーランドでもアウシュビッツ収容所は特に印象に残っています。ガス室、大量の犠牲になった人たちの髪の毛などを目の当たりにするとずいぶんショックを受けました。

    でもこのような残虐な戦争を起こさないようにずっと語り継いでゆかないといけない人類の負の遺産ですね。

    どうぞお気をつけて旅をなさってください。

  • arfaさん 2007/07/22 13:40:45
    こんにちは、おひさしぶりです、arfaです。
    アウシュビッツの旅行記拝見させていただきました。本当に戦争と言うものは普通に暮らしている普通の人々に対して多くの苦しみを与えるものです。私は戦争は2度と繰り返してはならないものだと思いますが、強国はかつて日本が戦争に突入しなければならなくなったようにさまざまな圧力を加えて弱国を潰すものです。私はドイツと日本の戦争開始はまるで違うものだと思っています。最後まで戦争回避に向けて奔走した日本と隣国への侵略をソ連と示し合わせ分割したドイツとはまるで違っています。ヒットラー、ムッソリーニ、東條と並び称されますが開戦の閣議決定後、天皇に泣いて戦争回避が出来なかったと詫びた東條が戦争犯罪者だとは思えません。

    私も旅行先にあったかつての戦場では戦死した方々の冥福を祈ってきましたが若くしてここで散った命の無念を思うと本当に胸が詰まります。

    ただ戦勝国が一方的に敗戦国の残虐行為を非難するのはどうかとは思っています。確かに戦場と言う特殊な場面では人間は普通の精神状態ではなくとてつもなく残酷になるという事は理解できますが戦場ではない収容所や捕虜に対して本当にこんなに残虐になれるのかは疑問でした。私がそこにいたわけではないので本当のことは分かりません。

    ただチクロンBはDDTと同じく殺虫剤であり人間を殺す能力はありません。それならサリン等のガスを使うでしょうし、外国人!収容所から何百万人分の骨が出たとも聞きません。ソ連によるポーランド軍捕虜の骨が数千体も発見されたというのはありますが。
    シラミ防止のため髪の毛を刈った跡をというのを殺したユダヤ人の髪の毛とか収容所内で伝染病で亡くなった人の死体を焼く(更なる伝染を防ぐため)のをガス室の屍骸とかものすごく誇張されたものだと思います。ユダヤ人は宗教上の理由から異教徒に体を触らせないと言うのは伝染病の万円の一員でもありますし、敗戦直前のドイツは医療品をはじめ靴や帽子など再収集して使っていたようです。
    参考にユダヤ人虐殺の写真と言うものの検証が下記のサイトです。

    http://www.bunkyo.ac.jp/~natasha/revisionism_site/walendy/walendy_01.htm

    アウシュビッツとは関係ないですが太平洋戦線で欧州に比べて捕虜が少ないのは戦陣訓もあるでしょうが連合国が捕虜を虐殺していたためで米英軍の捕虜になれば殺されると言うのもあながち誇張ではなかったようです。

    http://www1.u-netsurf.ne.jp/~ttakayam/beigunzangyaku.htm
    http://miko.iza.ne.jp/blog/entry/208760/
    http://miko.iza.ne.jp/blog/entry/137530/

    私は国粋主義者でも反戦論者でもありません。ただほんの数十年前に無念の死を遂げられた方々の事を忘れることなく、今現在苦しんでいるイラクやスーダンの方々のような状況を一国も早く改善して欲しいと思うだけです。

    数年のうちに私は治安の悪さから行きそびれていた伯父が戦死したブーゲンビル島に献花に行くつもりです。独身のまま24歳での異国での死、どんな思いだったのか今となっては思うべくもありませんがせめて花くらいはと思っております。

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2007/07/23 18:34:46
    RE: こんにちは、おひさしぶりです、arfaです。
    arfaさん
    アウシュビッツの旅行記をごらんいただき関連情報URLをお教えいただき、詳細なコメントをありがとうございます。関連情報URLも拝見しました。
    私もarfaさんと同じで戦争は絶対に避けなければならないものだと考えています。
    戦争博物館は1度戦争に突入すればこんな悲惨なことになる、との実態を後世に伝え、戦争を2度と起こすまいと考えさせる大切な役割を担っていると考え、見たまま、感じたままをブログに書いています。
    戦争博物館については、アウシュビッツ以外でもバルト3国、イスラエル、タイ、中国、ハワイ、スコットランド、キプロスなどの旅行記でも写真とコメントをUPしています。
    戦争博物館を戦勝国、戦敗国、加害国、被害国、の立場で国と国の関係から見るとarfaさんが言われる通り、納得できないことは多々あります。関連情報URLの通りユダヤ人虐殺が誇張されていることもあり得るでしょうし、中国の戦争博物館では日本軍に殺戮された犠牲者数などを誇張し、意図的に反日感情を煽っているように感じました。

    また、アウシュビッツなどユダヤ人迫害については現在イスラエルが被害者であることを強調する一方、米国の支援をバックにパレスチナなどに同様の迫害行為をしていることは矛盾しており納得できない点です。
    太平洋戦争の原因とされる真珠湾攻撃も、米国が現在もよく行う経済封鎖に対する「窮鼠猫をかむ」であり、日本が最後まで戦争回避しようとしたのも事実だと思っています。ただ、これは明治維新以来の日本の富国強兵、大陸進出植民地化政策の「つけ」が回ってきたものだと私は思っています。
    戦争博物館はその国の立場から自国を正当化しているので国の主張をすべて信用することはできませんし当然誇張がありますが、戦争が起こると多くの罪のない民衆、子供たちが恐ろしい目にあい、犠牲になり、不幸になっている悲惨な実態を知らしめ、戦争を抑止することが重要な役割だと思います。
    今後も旅で「戦争の悲惨さ」を見る機会があれば、ブログを見た人が恐ろしい戦争を起こすまい、何としても戦争は回避しよう、と思っていただく一助になるように旅行記をUPしたいと思います。
    詳細なコメント、情報をありがとうございます。





    arfa

    arfaさん からの返信 2007/07/23 22:36:04
    RE: こんにちは、おひさしぶりです、arfaです。
    さすらいさん、長々と戦争に対する私の見方を書いてすいませんでした。

    ちょっと書きだすと感情が乗ってきてちょっと興奮気味に書いてしまうのでもし気を悪くされたらゴメンナサイ。

    私が本当に戦争を嫌うのは鹿児島の知覧にある特攻博物館を見てからでしょうか。肉親にあてた手紙とかが陳列されていて解説は何月何日だれそれ中尉以下12機出撃とかが一覧に書かれているただ陳列されている所です。なんのために若い命を散らさなければならなかったのか?これからの夢もありどんなに無念であったろうと思うとたまらない気持ちになります。

    そしてカンボジアのプノンペンのトゥールスレン博物館。特にここは同族が同族を殺戮するという地獄があったところです。第二次大戦後最も豊かな国の一つであったこの国が世界の最貧国に落ちてしまうまで、そして産業を興そうにも教師が殺されてしまっていて基礎教育もままならず経済発展で離陸のV1さえ出来ない状況を見てごく普通に生活しているごく普通の人たちがなぜこんな目にあわされなければならないのか?という憤りを感じてからでしょうか。

    人間も他の動物も普通に生きる権利は最低限あるはずでそれを侵される事に私は憤りを感じるのだと思います。

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2007/07/25 16:00:15
    RE: こんにちは、おひさしぶりです、arfaです。
    arfaさん

    戦争は残酷で嫌ですね。
    鹿児島の知覧にある特攻博物館は行けていませんが、広島・江田島の旧海軍兵学校で特攻隊員の遺書、手紙などを読み気持ちが沈みました。

    カンボジアのプノンペンのトゥールスレン博物館にはできれば今年中に訪問したいと思っています。
    普段は普通の人たちが集団になると考えられない残虐行為をしてしまう、恐ろしいことです。人間は残虐な面を持っていることを忘れてはならないと思います。


  • グーちゃんさん 2005/08/21 07:39:23
    怖かったよ・・・。
    さすらいおじさん、おはようです。
    グーちゃんだよ。
    先週、NHKで5回にわたり
    「アウシュビッツ」の特番をやってたの。
    グーちゃん、全部見たよ。
    それでおじさんの旅行記を思い出して
    今朝、復習代わりに見たの。
    怖かったよ。
    もう戦争はやだね。

    おじさんの旅行記は詳しく書いてあるから
    また勉強させてもらうの。じゃね!




    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2005/08/21 12:26:53
    RE: 怖かったよ・・・。
    グーちゃん 「アウシュビッツ」の書き込みありがとうございます。

    先週、NHKで5回にわたり
    「アウシュビッツ」の特番をやってたの。
    グーちゃん、全部見たよ。
    それでおじさんの旅行記を思い出して
    今朝、復習代わりに見たの。
    怖かったよ。
    もう戦争はやだね。
    おじさんの旅行記は詳しく書いてあるから
    また勉強させてもらうの。じゃね!


    「アウシュビッツ」の特番、私も全部見ました。
    今年5月にアウシュビッツで見た、ガス室、ヘス所長の絞首台、囚人房、ガス室に連れてゆかれる子供達の写真、殺された子供の服などを見て悲惨な虐殺を思い出しました。NHKはヘス所長の家族、逃亡後、逮捕、絞首刑になるまでの経過も詳しくレポートしてくれたり、ガス室に連れてゆかれる子供達の遺族の証言があったり、「アウシュビッツ」で見たものを一つ一つ丁寧にレポートしてくれたので残虐さが一層良く解りました。
    戦争はいやですね。コメントありがとうございます。
  • fkさん 2005/08/20 01:51:34
    アウシュビッツ
    さすらいおじさん,

    この類の場所にはあまり訪問する気持ちにならなくて
    アウシュビッツには出かけていません。

    奥様と一緒に行かれたのでしょうか?

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2005/08/20 12:21:41
    RE: アウシュビッツ
    fkさん

    アウシュビッツをご覧いただきありがとうございます。
    ポーランドは私一人でツアーに参加しました。
    アウシュビッツでは、気分が悪くなって外で待っていた人もおられました。
    私はナチスのホロコーストの実態を見たかったので、アウシュビッツがポーランド訪問の一番の目的でした。

    fk

    fkさん からの返信 2005/08/20 14:08:09
    RE: RE: アウシュビッツ
    さすらいおじさん,

    女性はちょっと見学しにくいでしょうね,実際のところ。

    むかし多分ドイツで,強制収容所のどこかを訪問しているはず
    ですが,記憶にないのです。

    チェコのテレジンもナチの強制収容所として使われていました。
    「アンネの日記」のアンネに似た男の子が残した絵日記かなにかが
    現在話題になっているので,一度訪問しておくのが後学の為に
    なるのかな,と思わないでもないです。

    歴史的価値のあるところですし,友達にテレジンについて質問
    されることもあるので,機会を作る予定です。


    やっぱり,奥さんと別行動する時もあるのですね。

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2005/08/20 18:01:28
    RE: RE: RE: アウシュビッツ
    fkさん

    チェコのテレジンにもナチの強制収容所があったのですか。「アンネの日記」似た男の子が残した絵日記というのは関心があります。アムステルダムでもアンネの隠れ家に行きました。
     でもアウシュビッツなど戦争の悲惨さを展示する場所は、観光気分では行けないところなのでホロコーストや反戦などに関心がある方が行かれる方がいいでしょうね。

    fk

    fkさん からの返信 2005/08/20 19:14:27
    RE: RE: RE: RE: アウシュビッツ
    さすらいおじさん,

    思い出しましたが,
    私もアンネの隠れ家を訪れたことがありました。

    テレジンについて少しメモしました:
    http://d.hatena.ne.jp/fksa/20050820

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2005/08/20 20:10:28
    テレジンの強制収容所の情報をお教えいただきありがとうございます
    fk さん

    テレジンの強制収容所の情報をお教えいただきありがとうございます。
    ブログも拝見しました。インターネットでテレジンを調べましたら、15000人の子供達が4000枚の絵を残したそうですね。絵も数点見ることができました。明るい絵でした。でも15000人中、100人しか生き残らなかったというのは悲惨ですね。
    チェコに行ける機会があればテレジンに行きたいと思います。貴重な情報をありがとうございます。
  • まみさん 2005/08/16 12:32:36
    クラクフ行くならアウシュヴッツ
    さすらいおじさん、こんにちは。

    おじさんのアウシュヴッツのこのページだけで、もうガイドブックになってしまいそうです。私が見てきて、敢えて写真に撮ろうとしなかったところが、くまなく載っているというかんじ。

    私が行ったのはハイシーズンの夏だからか、ものすごーーい混んでいました。
    写真を拝見すると、混み具合はわからないのですが、どうでしたか?

    建物の中に入ると、あちらこちらに団体がぎっしり。
    私も現地ツアーを利用して出かけたので、その団体の一員ではありましたが。
    コルベ神父がとじこれめられた餓死の牢の建物は、人いきれで苦しく、狭い中に立ちっぱなしの刑の苦しさが、ほーーーーーーーーーーんのちょびーっとだけ、わかった気がします。
    私たちは、見学し終わったらすぐに外に出て、深呼吸をして水をがぶがぶ飲むことができましたけど……。

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2005/08/16 19:47:10
    RE: クラクフ行くならアウシュヴッツ
    まみさん

    >おじさんのアウシュヴッツのこのページだけで、もうガイドブックになってしまいそうです。私が見てきて、敢えて写真に撮ろうとしなかったところが、くまなく載っているというかんじ。
    私が行ったのはハイシーズンの夏だからか、ものすごーーい混んでいました。
    写真を拝見すると、混み具合はわからないのですが、どうでしたか?
    建物の中に入ると、あちらこちらに団体がぎっしり。
    私も現地ツアーを利用して出かけたので、その団体の一員ではありましたが。
    コルベ神父がとじこれめられた餓死の牢の建物は、人いきれで苦しく、狭い中に立ちっぱなしの刑の苦しさが、ほーーーーーーーーーーんのちょびーっとだけ、わかった気がします。
    私たちは、見学し終わったらすぐに外に出て、深呼吸をして水をがぶがぶ飲むことができましたけど……。

    アウシュヴッツに行ったのは5月9日、独立記念日の翌日で、5月8日はイスラエルからの参拝者を含め、ユダヤ系の人達でいっぱいだったそうですが、5月9日は比較的混んでいませんでした。前日、5月8日にユダヤ系の人達が捧げられた花束でいっぱいでした。

    見学者の中には途中で気分が悪くなって外で待っておられた方もあったのですが、私は人間に潜む残酷さを正確に伝えたいと思って残酷な写真もあえてUPしました。



  • wakabunさん 2005/05/26 15:55:24
    続きを拝見しました
    ご無沙汰してます。

    「人間はここまで残酷になれるのか!」、私も全く同じ感想です。ミュンヘン郊外のザッハウ強制収容所はいかれましたか?アウシュビッツの写真を見ると、施設の様子など、全く同じで、ザッハウでみたこと、感じたことが鮮明に思い出されました。あのような収容所が他にもたくさんあるなんておそろしいですよね。アウシュビッツも早いうちに訪れたいと思っています。 

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2005/05/26 17:11:56
    RE: 続きを拝見しました
    WAKABUN さん アウシュビッツをお読みいただきありがとうございます。

    >ミュンヘン郊外のザッハウ強制収容所はいかれましたか?アウシュビッツの写真を見ると、施設の様子など、全く同じ--

    ザッハウ強制収容所はまだ行っておりません。
    ナチスドイツという特別な組織が行った残虐行為といわれていますが、カンボジアのポルポトも同様、人間誰でも残虐になりうるということに恐ろしさを感じます。人間の持つ2面性を一人一人が自覚することが大切だと思いました。
  • すずかさん 2005/05/16 13:13:02
    とりはだ・・・・(:.;゚;Д;゚;.:)
    さすらいおじさん、こんにちはっ。
    金曜の夜からPC開かなかったんですが、今日お邪魔すると・・・
    すっごい勢いで旅行記できててびっくり(☆0☆)

    会社の昼休みに、なにげなくあけたのがこの旅行記。
    鳥肌が立ちました。
    人間は悪魔より怖いかもしれませんね。
    きっと麻痺しちゃうと、”死”というものも何も感じなくなり、”命”というものの価値観も忘れてしまうんでしょうね。
    人間であろうが、動物であろうが、命を受けたら生きる権利を第三者が奪う権利なんか無いですもんね。
    戦争って、頭の思考回路がおかしくなってしまうんでしょうね。

    こんな悲しい歴史は二度と繰り返したくないですね。
    いや、二度とさせてはダメですよね。
    思いっきり仕事中に考えさせられました。

    それでは、いろんな思いを持ったまま仕事に戻ります。
    他の旅行記、仕事が終わったらじっくり拝見しますね。

    すずか

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2005/05/16 13:25:29
    RE: とりはだ・・・・(:.;゚;Д;゚;.:)
    すずかさん アウシュビッツお読みいただきありがとうございます。

    >人間は悪魔より怖いかもしれませんね。
    きっと麻痺しちゃうと、”死”というものも何も感じなくなり、”命”というものの価値観も忘れてしまうんでしょうね。
    人間であろうが、動物であろうが、命を受けたら生きる権利を第三者が奪う権利なんか無いですもんね。
    戦争って、頭の思考回路がおかしくなってしまうんでしょうね

    人間は悪魔より怖い! と思いました。誰にでも潜んでいるから怖いのです。アウシュビッツでは人は洗脳されやすいし集団心理も働く、人間の残酷さ弱さを自覚させていただきました。
  • obaqさん 2005/05/16 10:25:03
    すごいペース
    こんにちは
    あまりに速いペースの更新に目を見張っています。
    爪の垢を煎じて飲まないといけない私ですが・・・・・
    アウシュヴィッツ強制収容所の生々しさをみて、”ここまできちっと残しているのか”と驚きました。
    アウシュヴィッツに関する、色々な旅行記を拝見していましたが、少し違ったイメージを持っていたので、近い将来行くと思うこの地への気持ちを改めて考え直して出かけたいと思いました。

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2005/05/16 13:00:43
    RE: すごいペース
    obaqさん アウシュビッツをお読みいただきありがとうございます。

    >アウシュヴィッツ強制収容所の生々しさをみて、”ここまできちっと残しているのか”と驚きました。
    アウシュヴィッツに関する、色々な旅行記を拝見していましたが、少し違ったイメージを持っていたので、近い将来行くと思うこの地への気持ちを改めて考え直して出かけたいと思いました。

    アウシュビッツの残酷で生々しい情報をここまで報告するのは苦しかったのですが、やはり私が見たとおり感じたとおりを伝えるべきだと思いました。obaqさんが訪問されればまた違った観点でご覧になるでしょう。ぜひご訪問ください。
  • チビケイさん 2005/05/16 00:50:23
    【8】 「人間はここまで残酷になれるのか!」 アウシュビッツ強制収容所 。。(-"-)
    さすらいおじさんさん、こんばんわm(__)m
    アウシュビッツに関して・・ユダヤ人のホロコーストに関して
    映画や本で多く読んできました・・
    そしてその残酷さには目を覆いたくなります

    今もケーブルテレビのヒストリーチャンネルで時々
    ユダヤ人虐殺を取り上げて放映していますが
    幾度見ても・・・言葉も出ません・・・(涙)

    人間が人間にそこまで無関心に、残酷になれるなんて
    いつも胸が痛みます・・・

    実際にその場に行かれた、さすらいおじさんさんの胸の痛みは
    こんなものではなかったのではないでしょうか・・・

    でも人としての痛みを実際に見る事は大切なのでしょうね(ーー;)
    嫌な事を避けて通るのではなく自分の目で確かめて
    心に刻んで行くことで歴史を繰り返さないようにと
    思いながらも・・・
    未だに世界の何処かで小規模とは言え同じような事が
    繰り返されて・・・残念です。。。

    貴重な旅行記を拝見させて頂き有り難う御座いますm(__)m

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2005/05/16 01:03:23
    RE: 【8】 「人間はここまで残酷になれるのか!」 アウシュビッツ強制収容所 。。(-\
    チビケイさん 早速お読みいただきありがとうございます。

    >でも人としての痛みを実際に見る事は大切なのでしょうね(ーー;)
    嫌な事を避けて通るのではなく自分の目で確かめて
    心に刻んで行くことで歴史を繰り返さないようにと
    思いながらも・・・
    未だに世界の何処かで小規模とは言え同じような事が
    繰り返されて・・・残念です。。。


    悲惨な現実を見ることも、正しく伝えることもつらいことですが、人間の残酷さを見て感じたひと、一人一人が逃げずに感じたままを伝えることは大切なことと思います。戦争になれば私たちが悲惨な目にあうことは、人ごとでは無い訳ですから。

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