メキシコの旅【７】　世界３大奇跡の　メキシコシティ　グアダルーペ寺院

2005/03/16 - 2005/03/23

メキシコシティ　グアダルーペ　カトリック寺院には１５３１年１２月９日に出現した褐色の聖母マリア像が浮かび上がったという奇跡のティルマ（マント）があり、多勢の信者が巡礼に訪れる。聖母マリアの出現を受けたのはホアン・ディエゴという人。聖母マリアは出現を証明するために冬にもかかわらずバラの花を咲かせホアン・ディエゴのティルマに包ませ信用しない司教達に見せるよう指示した。ホアン・ディエゴが司教達の前でティルマを広げるとバラが零れ落ちティルマには褐色のマリア像が浮かび上がった。そのティルマが新聖堂の中央祭壇に祀られている。奇跡のマリア像なので５００年経っても色はあせないし、フラッシュをたいても色に影響は無いとのこと。不思議な話で私のような凡人はすぐに「本当に本物ですか？」と疑って聞いてしまうのだが、カトリック信者の方は本物だろうが作り物だろうが意に介すること無く一心に信仰されるそうだ。メキシコでは乳幼児の死亡率が高く、子供を出産すると多くの人達が健やかな育成を願ってマリア像に祈りを捧げる。また国内、海外を問わず巡礼が絶えない。この日も自転車で遠方から巡礼に訪れる人達を道路で見かけた。ちなみに、カトリック世界３大奇跡の他の２つはポルトガルのファティマー１９１７年５月１３日聖母マリア出現、とフランスのルルドー１８５８年２月１１日聖母マリア出現。グアダルーペ　カトリック寺院では何年経っても色あせない奇跡の布を拝めたことは貴重な体験であった。
（写真は褐色の聖母マリア像）

エリア メキシコシティ(メキシコ)

褐色の聖母マリア像は信者が多いため、動く歩道から写真を撮る。

褐色の聖母マリア像は信者が多いため、動く歩道から写真を撮る。

聖母マリアの出現を受けた、ホアン・ディエゴ像。

グアダルーペ　カトリック寺院新聖堂。中央祭壇に聖母マリア像が祀られている。

１７０９年建造のグアダルーペ　カトリック寺院旧聖堂。地盤沈下のために傾いている。

１５５６年に建造されたグアダルーペ　カトリック寺院小聖堂。

この旅行記へのコメント （6）

• ドク金魚さん 2009/09/14 09:47:37

  はじめまして

  華麗なる渡航歴ですね。
  見聞を広げてらっしゃる。（私は娯楽重視）
  
  さぞやメキシコも、チュニジアも・・やっぱり！！
  思い出巡りをしながら、さすらいおじさん様の
  旅行紀を楽しませて頂きました。
  
  「グアダルーペ寺院」ドク金魚夫婦も訪問しました。
  率直に「人為的なモノではない〜？信じがたい・。」
  まだまだ信仰が浅いようです。（カトリックです）
  
  しかし、何故に名も無き少年少女にマリアは現れるのでしょうか・・。
  結局は信仰の深い者達を試すに使われてるだけ・・。
  嘘つき！呼ばわりさてた彼等を思うと悲しくなります。
  （重くなりましたね〜失礼しました。）
  
  私2歳児の母です。
  ヨーロッパ、中米はご無沙汰してます。
  只今アジア地区で旅の地ならし中〜
  来年は思い切って家族3人で！と意気込んでおります。
  
  今後も楽しませていただきますね♪

  さすらいおじさんさん からの返信 2009/09/14 14:10:02

  RE: はじめまして

  ドク金魚さん
  
  ご訪問、コメントをありがとうございます。
  私はいろんなところへ行ってみたい好奇心が強いのであちこち歩いていますが、旅のスタイルは学生と変わらないエコノミーなものがほとんどです。買い物もほとんどせず、ごちそうもほとんどたべず、安いホテルに泊まって節約しながらひたすら体力が続く限り歩こうという旅です。贅沢なたびを楽しまれる方から見れば、何が楽しいのだろう、と思われるかもしれませんね。私の場合は未知の世界を見ることが嬉しいのです。
  
  カトリック世界３大奇跡のグアダルーペ、ポルトガルのファティマ、フランスのルルドを訪問して感じたのですが、信者の人たちは奇跡を科学的に解明しようとはしておらず、奇跡を信じて祈ることで自分も救われたいと考えているようでした。
  「神だのみ」は人類共通でしょうが、精神的に安らぐことで病気がよくなる＝奇跡＝もあるのだろうと思いました。
  
  ご家族３人でどうぞ良い旅をなさってください。
  これからもよろしくお願いします。　
  
  

• きっきちゃんさん 2005/04/04 00:53:40

  こんにちは

  さすらいのおじさん　先日は私の旅行記に訪問、書き込みありがとう
  ございます。
  いや〜　たくさんの国に行かれていますね！
  旅って　色々な事を吸収できるから　いいですよね。
  これから　ゆっくりさすらいのおじさんの旅行記を拝見させていただきます。
  またきますね
  きっきちゃん
  http://www.ne.jp/asahi/kiki/kikichan/
  

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/04/04 02:51:38

  RE: こんにちは

  ＞旅って　色々な事を吸収できるから　いいですよね。
  これから　ゆっくりさすらいのおじさんの旅行記を拝見させていただきます。
  またきますね
  
  きっきちゃんさん　書き込みありがとうございます。
  私は、旅は人生の縮図だと思っており、人生勉強の大切な時間です。
  つたない旅行記ですが、ご覧いただければ嬉しいです。
  

• 続・魔女ランダさん 2005/03/31 03:31:48

  奇跡のマリア

  こんばんは。さすらいおじさん。
  拝見していますよー、メヒコ15巻。
  
  この奇跡とは、
  マントに突然このマリア像が浮かび上がったということですか？
  そのまま500年色あせずずっとそのままに？
  で、マントが広げられて額に入れられて飾られているんですよね。
  
  カトリック教徒特有の信仰対象でしょうけど、とても興味深いですね。
  500年前の奇跡ですか。
  当時の絵画様式と一致するのかしら？ちょっと調べたくなりました。
  疑っているのではなく、時代背景も一緒に知りたいと言うことですけどね。
  (^.^)
  
  続きを拝見いたします。
  
  魔女ランダ

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/03/31 09:25:18

  RE: 奇跡のマリア

  ＞拝見していますよー、メヒコ15巻。
  
  大量に読んでいただき、またたくさんご評価いただき、またパワーになりました。ありがとうございます。(^-^)
  
  ＞この奇跡とは、
  マントに突然このマリア像が浮かび上がったということですか？
  そのまま500年色あせずずっとそのままに？
  で、マントが広げられて額に入れられて飾られているんですよね。
  カトリック教徒特有の信仰対象でしょうけど、とても興味深いですね。
  500年前の奇跡ですか。
  当時の絵画様式と一致するのかしら？ちょっと調べたくなりました。
  疑っているのではなく、時代背景も一緒に知りたいと言うことですけどね。
  (^.^)
  
  マントにマリア像が浮かびあがり、５００年色あせず、それが飾られているのです。科学的な検証がされているのかは疑問ですが---１５００年代の絵画様式と一致するか、ルネサンスとバロックの中間くらいでしょうか、私は絵画に詳しくないので魔女ランダさん、お分かりならお教えください。私も興味があります。o(^o^)o
  
  ところでＪＥＳＵＳの名をドイツでつけてはいけないのは聖人だからですか？初めて伺ったので疑問を持ちました。(- _ -;)