2003/06 - 2003/07
96位(同エリア100件中)
ねむのきさん
現在、ワシントン条約によって禁止されている捕鯨。しかし、インドネシアにはそれが乱獲ではなく、また、伝統的生活の一部であることから例外的に捕鯨が認められている村があります。大学の授業でその村の様子をテレビで見ていこう、その村に行ってみたくなり、1ヶ月かけてその村を含むヌサ・トゥンガラ諸島をまわってきました。この写真は、本やテレビで捕鯨の認められた村・ラマレラ村が紹介されるときに、必ずと言っていいほど紹介される風景です。行ったときよりも、帰ってきて写真を現像し、この1枚を見たときに「あぁ、本当にラマレラ村に行ってきたんだ」と実感しました。
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まずはティモール島へ。ここでの最大の目的は、インドネシアからの独立を果たした東ティモールとの国境の町、アタンブア。この写真は、そのアタンブアの中心にあった塔で、最も印象的で、独立運動が激しかった地域との境であることを実感させられました。塔の頂上にはインドネシアの国鳥ガルーダが鎮座ましまし、6面の各面には、国是5原則のパンチャシラの5項目がそれぞれかかれ、残りの一面には「一つのインドネシア」の文字。「独立=一つのインドネシアの崩壊は許さない」というメッセージが強くでていると思います。
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ティモール島は乾燥地域であり土地も痩せているため農業に適しません。主要産業の一つに砂利生産があるそうで、河原の至る所に岩を砕いて砂利を生産する小屋を見かけました。この写真の少年はそのうちの一つで働いており、毎日ハンマーで岩を砕いてアスファルトの下地になる砂利をつくっているそうです。
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ティモール島で1週間過ごした後、いよいよラマレラ村へ向かいます。まずはティモール島のクパンから高速フェリーに乗って、フローレス島のララントゥカへ。そこで船を乗り換えて、ラマレラ村への玄関口、レンバタ島のレウォレバヘ向かいます。この写真は、そのレウォレバの港から撮った写真です。
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夕日に染まるレウォレバ。
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レウォレバで1泊したあと、いよいよラマレラ村へ向かいます。象徴にバスで出発して、ラマレラ村に着いたのは昼過ぎ。ゲストハウスに荷物を置き、さっそく海岸に行ってみると、子どもたちが遊んでいました。現在は電気が通っていないラマレラ村。放課後、子どもたちは毎日海岸で遊び、漁に出た男たちの帰りを待ちます。今日こそ、鯨を捕ってきてくれると信じながら、、、、、。
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海岸には、大事な船を納める格納庫が並びます。左上、格納庫の前に見えるのが鯨の肉です。鯨は年に数頭しかとれません。こうして日干しにし保存します。また、この肉は山で生活する民族から山の幸を得るための貨幣の代わりの役割を果たします。鯨を捕るのが男の仕事なら、この山の民族と交渉をし、山の幸を得るのは女の仕事です。
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ラマレラ村はカトリックの村です。海岸の中心には、マリア像がまつってありました。
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日が沈むころになると、漁に出ていた男たちは海岸へ戻ってきます。この村では、エンジンのついていない伝統的な船で、昔ながらの伝統的な漁を続けています。さて、今日の釣果は、、、、、。
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2泊3日の滞在中、残念ながら鯨はあがりませんでしたが、エイとイルカがあがりました。
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とれたエイやイルカはさばき、伝統的慣習に則って船の乗組員や船の所有者に分配されます。それぞれの役割で、受け取れる部位が決まっています。これは、エイをさばいているところです。
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エイをさばいていくとこんな感じです。砂浜でさばき、その場で分配されます。砂がついても気にしない。最後に海で洗って持って帰ります。
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続いて、イルカをさばいていきます。とりあえず、日本人としてはイルカを食べることに驚きですが、結構赤身でおいしそうです。
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さばいているところを、子どもたちは楽しそうに見ています。親に船の乗組員がいる子どもは、特にうれしそう。
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イルカのしっぽ。
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この子の親は、イルカを捕った船の乗組員だったようです。
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イルカを持って帰ります。
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鯨などの大物をねらう船と、小魚をねらう船とがあります。この子どもの親は、小魚をねらう船の乗組員だそうです。
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