アオザイはツーリスト用？

2004/09/06 - 2004/09/10

「アオザイは日本のキモノのようなものです。普段は動きづらいし」と言うのはガイドのトゥンさん。

　ベトナムにきたなあと実感させてくれるアオザイだが、言われて見れば、その姿はホテル、レストラン、パーティ会場あたりでしか見かけない。

　ベトナムのお嬢さんのおしゃれはブラウスにあるようで、都会はもちろん、郊外に行っても、刺繍やレースの着いたこざっぱりしたブラウス姿が目につく。

　ノイバイ空港でのこと。すっきり楚々と立って旅客の案内をしていたアオザイ姿の女性。これで当分見納めかと目に焼き付ける。

　チケットと荷物のチェックが始まる。

　くだんの女性が椅子にどっかと大股開けて座ったかと思うと、アオザイの後ろと前のひらひらを、やおら股の間に押し込んで作業を始めた。ああ。

　やっぱり動きづらいんだ。アオザイは観光客のロマンをかき立てるだけの衣裳なのかも知れない。

　ベトナムの女性はみんなほっそりしていて、ぴったりしたアオザイがよく似合う。これも神話かも。

　確かにたおやかな柳腰というお嬢さんも多い。でも、スリットのパンツの上から横っ腹がはみ出しているようなおばちゃんもいた。ああ。

　ツーリストの夢をこわさないでほしい。ああ。

（表紙の写真はメリア・ハノイ・ホテルのパーティ会場入口で）

こちらにも旅コンテンツあります。
http://fkoktts.hp.infoseek.co.jp

エリア ハノイ(ベトナム)

文廟にて。

ホーチミン廟案内所で。

メリア・ハノイ・ホテルのビョッフェで。ちょっと年かさだけど、お腹がはみ出していたのは、この奥さん方ではありません。

メリア・ハノイ・ホテルのショップで。

メリア・ハノイ・ホテルの車寄せで。

レストラン・エンペラーのパティオで。伝統音楽のサービスをしています。
ベトナムでは少ない茶髪娘でした。