四半世紀ぶりのポンドックインダ...若き頃の思い出の「ポンドックインダモール...旧館、一号館」...(ポンドックインダ地区/ジャカルタ/インドネシア)
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- 旅行時期:2024/09(約1年前)
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by コタ(Kota)1号さん(非公開)
ジャカルタ クチコミ:35件
私は32年前に、ここ「ポンドックインダ地区」の一角に住んでいた。
当時は、この地域は「インドネシアのビバリーヒルズ」と呼ばれ、とんでもなく巨大で白亜の家が沢山建てられていた。
今のように両隣がギチギチではなく、あちらこちらに空き地が広がる新興住宅地であった。
私らはその大邸宅がある中心部から少し離れたポンドックヒジョーという場所だったのだが、それでも日本には無さそうな、とぉ==ってもリッチな香りの漂う新興住宅地。
その一角に「ポンドックインダモール」という隣がゴルフ場に面したとても(大きな=当時は大きく見えた)、素敵なモールがあった。
今は、モール自体が3つの建物に別れているのだが、当時は一棟しか無かった。
凄く設備が整い、外の過酷な状況を一瞬で忘れられるリッチな雰囲気を漂わせていた。
設備が良いのに、いつもガラガラ…(それだけ貧富の差が激しく、一部のインドネシア人大金持ちか、外国人ぐらいしか入れなかった様な場所であった)
当時は衛生観念が酷く、この国では「野菜(特に新鮮な生野菜)」を食べれる場所はほぼ無かった中で、このモール内にあったアメリカン・ファーストフードの『シズラー』が出ており、ここにあるサラダバーが唯一の安心して口にする事ができる生サラダであった。
毎週末、女房とこの店にサラダを食べに来ていた事を昨日の事の様に覚えている。
今回、四半世紀経ってから改めてやって来た「ポンドックインダモール」は、新しい建屋(no2-3)が二棟も追加で建設されており、ゴージャスで大きなモールになっていた。
私が知っている初期の「第一棟目(no1)」の建屋は、昔と一緒で綺麗に清掃され、床などはピカピカのまま。
ただ、元々駐車場の場所に建てられた第二棟(no2)や昔空き地だった場所に建てられて第三棟(no3)に押されて、今や、とぉぉぉ—-っても小さく、とても古臭く見えるモール(旧棟)と化していた。
なんと、高層ビルで立派な「インターコンチネンタルホテル」まで出来ていた。
こんな小さく、ショボいモールが…当時は、「最新に見えた」のかぁぁ…と、今この古ぼけたモール(第一棟目)を前にしながら、時代の流れを感じてしまった…汗)
そんな、若い頃、女房と一緒に過ごしたこのモール…中に入って暫くウロウロしてみたら(no2,3は全く興味がないので、no1のみを自分の足跡を探して歩いて見た)
今でも昔と同じ場所にあった「BMガジャマダ(シーフードレストラン)」があったので、そこに吸い込まれてしまった。
ここで懐かしの「ナシゴレン」を注文し、「チャべ(辛子)」をたっぷり掛けて、昔のまんまのチープな味と香りがする…昔と一切変わらないナシゴレンを食べながら、自分の海外でのキャリアのスタートとなったあの頃を(実際には半世紀以上も前の事なのに)まるで昨日の話のように思い出しながら遠くを見る目になってしまった。
光陰矢の如し…
一見の観光客が態々このポンドックインダに行く事は、ほぼ無いとは思うが(まあ、観光でジャカルタには来ないかぁ…)、この地で仕事をしたり、嘗てこの場所で生活した事がある者にとっては、
この『ポンドックインダ・モール』は、今も昔も生活には欠かせない上、(私にとっては)本当に歴史のある思い出の場所なのであった…
以上
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- お買い得度:
- 5.0
- サービス:
- 5.0
- 品揃え:
- 5.0
クチコミ投稿日:2024/11/06
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