2022年に改装/改築され、すっかり綺麗になった「サリナデパート」。お土産を買うなら...今はここしかないかなぁ。(ジャカルタ/インドネシア初のデパート)
- 4.0
- 旅行時期:2024/09(約1年前)
-
-
by コタ(Kota)1号さん(非公開)
ジャカルタ クチコミ:35件
今回、ほぼ四半世紀(24年)ぶりに訪れたジャカルタで一番びっくりした事の一つが、
この「(元国営の)サリナ・デパート」が、完全復活を果たし、綺麗なモダンな感じのビルに生まれ変わっていた事(外壁も内部も全面改修され、22年7月に再オープン)。
実は、この『サリナデパート』は「インドネシアの最初のデパート」であり、歴史的にシンボリックな建物であった。
1960年代初頭、非常に高いインフレ経済に見舞われていたインドネシアで、当時の大統領:スカルノ大統領(デヴィ夫人の旦那)が、
物価を安定させる為に、(共産主義国家のやり方を真似て)「大きな百貨店を価格の安定装置」として利用する事が模索され、最終的に国の主導によりこのビルは国内最大のデパートとして建設された。
ビル自体は、日本の戦争賠償金を使い(日本のゼネコンにより)1962年から1966年の間に建設され、サリナデパートとしてオープンしたんだとか。
因みに、この「サリナ」というデパート名は、スカルノ初代大統領の幼少期の乳母の名前から命名されたんだそう。
あの当時、ボロボロでお化け屋敷の様だったサリナデパートは、今やピカピカになり、高級なお土産屋も眩いばかり、昔の面影は全くなく、すっかり別のビルに様変わりしていた。
当時この近辺は、サリナの横にある「スカイラインビル」に、「日本人クラブ」や「ダイワプルタミナ銀行(現りそな)」などが入っていたので、日本人が集まりやすい場所であった。
私は、銀行で金を下ろした後、汚ねぇサリナの一階にあったマクドナルドに、仕事をサボりに良く来ていた覚えがある。
私がこの地にいた頃は、メラウェイ地区(ブロックMの一角)にあった「パサラヤ」というデパートのお土産屋の方が、良・質共に優れていて、外国人はそちらばかりで買い物をしていた記憶があるが、
今や、その「パサラヤ」の方が、すっかりうらぶれてしまい、お化け屋敷の様になっていた…
あゝ、時代の変遷を感じるわぁぁ…光陰矢の如し…
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- プルマンホテルから歩いて行ける
- お買い得度:
- 4.0
- 値段は...でも、これだけ品数豊富なお土産屋は他にない...かな...
- サービス:
- 4.0
- まあ、なんか上品な店員が増えたかな...
- 品揃え:
- 4.0
- まあ、昔のパサラヤには負けるが、そこそこは揃っている
クチコミ投稿日:2024/10/08
いいね!:13票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する