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旧市街アルトシュタット 施設情報・クチコミに戻る

デュッセルドルフ:旧市街(500m四方の狭い町)には何でもある。

  • 4.5
  • 旅行時期:2016/10(約8年前)
jijidarumaさん

by jijidarumaさん(男性)

デュッセルドルフ クチコミ:19件

Duesseldorfデュッセルドルフ観光:  
http://www.duesseldorf.de/

<Altstadt旧市街(500m四方の狭い町)散策>

デュッセルドルフの有名人の中でも詩人ハインリッヒ・ハイネは“アルトシュタッドの息子”と呼ばれ、親しまれている。ハイネの生家はこの旧市街の真ん中にあり、今はビアーレストランになっていて、家の壁に記念の石版が張られてあるだけだ。
もう一人Schumanロベルト・シューマン(1854年精神を病んで、ライン川に身を投じるという事件を起こした2年後にボンで死去。没後162年になる。親友ブラームス、メンデルスゾーンも旧市内に住んでいた由)も住んでいて、妻のクララと2年間(1852~54年)住んだ住居があり、ここにも生誕175年記念の石版とクララのレリーフが埋め込まれている。こちらは少し離れていたので、見るのを省略した。

旧市街はともかく歩くことだ、狭いだけに間違っても困る事は無く、ケーの方向か、ライン川の方向に行くかを決めればよい。見たい、食べて飲んでみたい所はいずれにしても狭い中なのだ。
きれいに改装された家並みが続き、二人の労働者風の大きな銅像が道路でにらみ合う銅像にびっくり。以前は無かった像、二人の間に立って押しとどめたが・・・。

角を曲ると、地ビール・アルトビールのレストランUerigeウエリゲ(ビール醸造所:シュレッサーアルト、シューマッハアルト、ウエリゲアルト、フランケンハイムアルトの一つ)、魚料理のレストラン(Fischhausフィッシュハウス)などが続く。まだまだ閑散としているが、それでも店前に設けられた席で一杯やっている人もいる。このあたりは居酒屋やレストランが軒を連ねていて、「世界一長いカウンター」と称されているとか。

その近くはマルクト広場で、ルネッサンス様式のRathaus市庁舎、選帝候JanWellenヤン・ヴェレン騎馬像(1570年)が絵になる形で立っている。
その先のBurgplatzブルグ広場にまたやって来た。来る度にRadschlagerbrunnenラートシュレーガーブルネン側転の泉を撮る。1288年、ケルン大司教の軍に対し、ベルグのアドルフ伯に従う市民達の軍がWorringenヴォリンゲンの戦いに勝利し、市民は都市の自治権を獲得する。この勝利を祝って、凱旋する兵を子供たちが“側転”をして出迎えたと言う故事に因んだもので、黄色くなったプラタナスの樹の下に“側転”像と噴水がある。
しかも、”Worringenヴォリンゲンの戦いに勝利した像”も近年になって、直ぐ近くに作られた、
Schlossturmシュロスの塔(現在は船舶博物館)もあり、大きな観覧車だけが場違いの如く立っている。それさえ無ければ、このあたりは昔と変わらぬ様子なのだが。

Rheinuferpromenadeライン川畔プロムナードもいつも必ず見に来る。
ラインには左からRheinkniebrueckeラインクニー橋、Oberkasseler Brueckeオーバーカッセラー橋、TH-Heuss Brueckeテオドーア・ホイス(初代西ドイツ大統領の名)橋と、三つの大きな橋が掛かる。その橋の下を相変わらず遊覧船や大きな、長い輸送船が河口に向けて、或いは上流に向けて、航行している。
この辺りのライン川の川幅200~300Mで大きく蛇行している。この川岸から見る景色は変らず、遠くに172mのラインタワーが見え、かつて住んだOberkasselオーバーカッセルのKaiser-Friedrich-Ringカイザー・フリードリヒ・リングは遠くて見えない。

(注)第二次大戦におけるDie Bruecke von Remagenレマーゲン鉄橋の攻防について先に述べたが、デュッセルドルフでも1945 年 3 月 3 日にドイツ国防軍は連合軍(英米)のライン川渡河を阻止するため、オーバーカッセラー橋を爆破した事を知った。

旧市街名物の“金貨をひり出す男”の像が銀行の店の壁に彫られています。縁起物ということで、しっかり金貨?!を手で触って、運が付くように祈り、写真を撮った。

Schneider-Wibbel-Gasse仕立屋横丁というメルヘンチックな小道に行く。
時計のある建物に仕立屋シュナイダーさんの銅像が鎮座し、通り過ぎる人たちは皆、体の各所を触っていく。髪の毛、眉、鼻、手や腕、膝の箇所が地の銅色に変わっている。
丁度、小学生たちがいて、彼らはワイワイ言いながら、触っている。私共が立っているのに気づいた男の子が、仲間に「ホラ観光客が見たがっているから、場所を開けなよ!」と言ってくれた。嬉しいね!ついでに「ここに小さなネズミが隠れているよ!」と教えてくれた。見ると、像の前掛けの襞にネズミが一匹いた。

仕掛時計は11、13、15、18、21と一日5回も時計の下の扉が開き、針と糸を持ったシュナイダーさんの人形が出てくる。
ハイネの作詞の誰も知っている“ローレライの曲”が流れる。
このような仕掛時計もあって楽しい横丁だが、何故かスペイン横丁と呼んでも可笑しくないほど、スペイン料理屋が並び、駐在時ひいきにしていた“El Amigoエル・アミーゴ”の店も健在だった。

これを落としては叱られる。
ナポレオン皇帝陛下の席で、名物のライン風ムッシェルン料理を食べたレストラン“ツム・シッフェン”、近くにHeimatbrunnen郷土の泉(1982年)、Hetjens-Museumヘッチェンス博物館(Deutsches Keramikmuseumドイツ陶磁器博物館)もある。
そしてアンドレアス教会傍の「アンナ小母さんのレストランWeinhaus Tante Annaワインハウス・タンテ・アンナ」の店も。

この旧市街には何でもあって楽しいのだ。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)
観光の所要時間:
半日
アクセス:
5.0
景観:
4.5
人混みの少なさ:
4.0

クチコミ投稿日:2017/11/19

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