ウィーンの中心
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- 旅行時期:2014/04(約12年前)
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by tadさん(男性)
ウィーン クチコミ:58件
ウィーン観光の拠点としては中心となる場所。初めて見たのは1974年のクリスマス・イブの日の午後遅くに、パリから乗りこんで来た後のことだった。小雪が降っていて、当時は真っ黒に見える石の大伽藍に白い雪があちこちに積もっていたのが印象に残る。周囲を一周して、当時持ち歩いていた一眼レフで興奮状態で撮りまくった記憶がある。入り口で深夜ミサの整理券をもらったか、買った記憶が残る。実際夕食後、市庁舎の巨大なクリスマス・ツリーを見た後、深夜直前にまた聖シュテファン大聖堂に戻ってきて、深夜ミサに参加したものだ。確かウィーン・フィルのメンバーも参加した深夜ミサが始まった。当時は内部も。今あるような鉄格子で分けてはなくて、信者でない私も中にはいっていった。ただただ圧倒されたと記憶する。この時は何の曲だったかも覚えていない。
ただ、朝、起きて、クリスマス・ミサの本番に、まずここからスタートし、次にウィーン少年合唱団のミサを見に王宮礼拝堂に行き、さらにアウグスティーナー教会のミサにも行った。で、私の経験では、音楽好きなら、最後のアウグスティーナー教会のいい席を選ぶのが最善の選択だと、その時以来思っている。アウグスティーナー教会の口コミで書いたように、こういった機会にはウィーンではモーツァルトの「戴冠ミサ」をどちらも演奏していた。あの華やかさと美しさは確かにこう言った機会に相応しい名曲だ。そういえば、昔カラヤンというオーストリアの大指揮者がウィーン・フィルハーモニー・オーケストラを率いて、ローマ法王の前でバチカンで演奏したCDをもっているが、その曲も「戴冠ミサ」だった。さらにザルツブルク音楽祭の期間中のザルツブルク大聖堂内での特別礼拝でも「戴冠ミサ」を演奏していた。この曲はそういった特別な曲なのだろう。これを音響のいい現場で聞く感激は、やはり特別だ!CDやビデオなどではまったく伝わらない世界だ。
だから、今度の12月のクリスマスもこういったコースで家内を案内する予定だ。ただ、深夜ミサと朝のミサが両方こなせるかどうかは、体力次第だ。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2014/08/09
いいね!:4票
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