やはり最高のオペラ・ハウス!
- 5.0
- 旅行時期:2014/04(約10年前)
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by tadさん(男性)
ウィーン クチコミ:58件
ここは、1974年のクリスマスの夜、「くるみ割り人形」を見たのが最初だ。大きなクリスマス・ツリーが舞台に飾ってあったのを今でも鮮明に覚えている。正月のニューイヤーコンサートもこの滞在では楽しんだが、国立歌劇場では、当時当たり役のジェームス・キング他の「フィデリオ」と、それから「こうもり」も見た。とくに「こうもり」は31日の上演で、クリスタ・ルートヴィヒほかの豪華な上演だったのを覚えている。
その後、79年の夏来た時は、夏休みで閉鎖中だった。1992年初夏に来た時には、4回見ているが、その中では、ヒルデガルト・ベーレンス他の「トリスタンとイゾルデ」が印象に残る。次は、2005年9月末で、「トスカ」と「カルメン」を見た。どちらも演出や舞台装置が素晴らしく、大いに楽しんだものだ。とくにカルメンは例のゼフィレッリが演出したもので、装置も長く使用されてきた。ビデオでカルロス・クライバーが振ったものは、特に印象に残る名演だ。
その後のこの国立歌劇場で見た公演については、旅日記に簡単に記しているが、昨年3月、5日連続で見た。さらに今年の3月に3回と4月に5回見た。さらにこの12月のクリスマス前後も予約を入れている。「魔笛」「アラベラ」「椿姫」「くるみ割り人形」等だ。このところ、ますますこのオペラハウスが気に入っているのは、やはり、音響効果がすばらしいのがおおきな理由だ。それにウィーンのオーケストラの素晴らしいサウンドに圧倒される。他の国の大型のオペラ・ハウスも、あちこち見てきたが、広すぎて、身体に音が浸み込んでこない!大声の出せる太っちょが集められやすいことになるだろう。その点、ウィーン・シュターツオパーはやはり別格だ。結核で死にそうな椿姫がデブっちょで、どでかい声をはりあげたりすると、私は見る気がしない。。。私は自分自身が若い時結核で死にそうになっていただけに、この点については、譲れないのだ!
それにもう一つ、ウィーン国立歌劇場のよさは、レパートリーが短期滞在でも違う演目にたくさん出会えることであろう。昨年の3月のように5泊で5回見るなどというのがウィーンでは可能なのだ。ただ、今年は既にまた2回行ったので、これは既に見た演目だというのが出始めた。その時は他の劇場やコンサートに足を向ければいい。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2014/08/08
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