久しぶりに観劇し、感激!
- 5.0
- 旅行時期:2014/04(約10年前)
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by tadさん(男性)
ウィーン クチコミ:58件
久しぶりにVolksoperフォルクスオーパで観劇し、感激した。(年老いると、この程度がジョークの限界です!)
この4月の12日間のウィーン滞在では国立歌劇場で5回、ムジークフェラインで1回、テアター・アン・デア・ウィーンで1回音楽を楽しんだ。復活祭のミサ演奏も2回見た。
他に、このフォルクスオーパで一度だが、カールマン作曲の「マリツァ公爵夫人」を見た。娯楽に徹した演出で、大いに楽しめた。前日がこの演出のプレミエだったようで、後で音楽誌で読んだが、この上演は好評だったようだ。昔ここで、「ウィーン気質」の上演をおおいに楽しんだ記憶があるが、今回も満足した。ウィーンらしさは、国立歌劇場よりは、こちらのほうがプンプンとしている。グリンツィンのワイン酒場の乗りが楽しい人は、こちらを楽しまない手はないだろう。本来、ニューイヤーコンサートもこの手のウィーンの乗りで楽しむべきものだろうと思う。今やチケットの闇値段が一枚60万円などという話を聞いたが、昔私が聞いた時は、一週間前に現地で1万円くらいで買えたものだ。まだ観光客だらけでなかったころの古き良きウィーンの味がホイリゲにも残っていた時代だった。
今回久しぶりにフォルクスオーパで、オペレッタの楽しさが満喫できた。ホールも大きすぎないのがいい。アンティームな気分が充溢している。この12月クリスマス前後にまたウィーンに行くが、ぜひここにも顔を出そうと思う。この12月の国立歌劇場の「魔笛」のチケットは既に取ったが、このフォルクスオーパでも「魔笛」を見てみたい。本来のモーツァルト時代はもっと小さな歌劇場でやっていたのだ。近年、ますます巨大な近代的ホールでクラシック音楽を聴くのがいやになっている私にとって、やはりウィーンは昔からの音楽の都であることをこのところ再認識している。今は12月の再訪まで、オペラ予習など準備に余念がない。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2014/07/29
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