王四酒家の乞食鶏(叫化童鶏)
- 3.5
- 旅行時期:2011/05(約13年前)
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by そんざーさん(男性)
蘇州 クチコミ:7件
王四酒家は、蘇州一の繁華街、観前街の一本南を走る太監弄という通りにあります。
老舗らしい落ち着いた雰囲気があります。場所は、松鶴楼のすぐ近くで、観前街から来る場合は道教寺院の玄妙観のある角を南に曲がって、太監弄を右折したところにあります。
ここ王四酒家の看板料理といえば、何と言っても叫化童鶏(乞食鶏)です。こじき鶏は中国江南地域の名物料理ですが、この変わった名前にはこんな謂れがあります。
清の前期、常熟(蘇州のすぐ近くの都市)で一人の乞食が鶏を一羽盗んだものの、調理道具を持っていなかったため、蓮の葉で包みそれをさらに黄土の泥でくるんで火の中に入れて焼いた。泥が乾いてから割ってみると、蒸し焼きにされた鶏の美味しそうな匂いがあたり一面に漂った。以来、この料理は叫化鶏(「叫化」とは乞食を意味します。)と命名され、周囲に広まったというものです。
確かに、この江南エリアには蓮の花も多いし黄土もありますので、この伝説の舞台、常熟でもできますし、ここ蘇州や杭州といった江南エリアなら、どこででもありえる話です。したがって、今や、叫化童鶏(乞食鶏)は、蘇州でも、杭州でも、そして、上海でも、いろいろなレストランが名物料理として挙げるメニューの一つになっています。
蘇州には何度も来ている私なのですが、実は蘇州で叫化童鶏(こじき鶏)を食べたことがありません。今回も一人旅なので叫化童鶏(こじき鶏)を食べるのは重たいのですが、やはり食欲には勝てません。叫化童鶏(こじき鶏)を食べることだけを目的に、王四酒家に来てしまいました。
料理など詳しい内容は旅行記をご覧ください。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 2,000円未満
- アクセス:
- 5.0
- 蘇州位置の繁華街である観前街の一本裏にあります。
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 乞食鶏は旨いのですが、総合的に考えると微妙です。
- サービス:
- 3.0
- サービス水準は平均以下ですね。混んでいたせいもあるかも知れません。
- 雰囲気:
- 3.5
- 普通の庶民的なレストランです。あまり高級なものを期待してはいけません。
- 料理・味:
- 4.0
- 乞食鶏は旨いのですが、他の料理は‥‥。
クチコミ投稿日:2011/11/12
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