スミニャックのフレンチレストラン『Teatro Gastroteque』でディナー。予約は日本にいるときに、シェラトンのコ...
続きを読むンシェルジュにメールで依頼。レストランも慣れたもので、ちゃんとPDFでのコンファメーションも送ってくれました。
一応、毎回どこの国でもフレンチを食べることにしているのですが、今回は『MOZAIC Beach Club』、『METIS』と悩みました。しかし、イマイチこれら2軒に惹かれず、 モダンアジアン・ウェスタンを標榜するこちらに。
表からはガラス越しにキッチンが丸見えなので、通りを歩く人がみんな興味深そうに見ています。入り口の外には受付のお姉さんが立っていて、名前を確認して入店。外の喧騒とうって変わり、店内は完全にファインダイニングの雰囲気。この後、満席になっていました。
ショウプレートがいかにもモダンですねぇ。相方が来るのは翌日だったため、この日はまだ一人1人。でも、テーブルには2人用のセット(笑) この後、向こう側は片付けられましたけど。
料理は4つくらいコースがあって、悩みますが、無性に海老食べたかったので、ロブスターの入ってるコース「archipelago」に。意味は列島、かな。そういや、インドネシアも日本と同じく、多くの島から成り立ってるんですよね。
インドネシア人のシェフの料理は、フレンチなのかな?とも思うけど、いわゆるオーセンティックなフレンチでもない。料理はどんどんインターナショナル化していきますね。
まずはアミューズ・ブーシュが続きます。1皿目はなんだっけコレ。完全に忘れました。
2皿目は魚介系のクリーム、だったような。上にはオレンジ風味のクルトン的な。なかなか美味しい。
3皿目、超・ミニサイズの、スタッフ曰く「小籠包」。イカスミ風味です。微妙に日本語を知っているようで、「シオウロンボウ」と言うのですが、イマイチわからず、「ああ、ディムサムね!」と言ったら「それ!」って言われました(笑) でも、これは小籠包ではなく、どちらかというと「肉まん」だと思う。直径は3cmくらいですが。美味しいけど、まあ肉まんですね(笑)
パンはなぜかプレッツェル。バターは唐辛子入り。
4つ目、サゴのアミューズはスタッフ曰く、「OGURA SOUP」。オグラスープ。小倉です。あずきです。といっても、加糖しているわけではないので、甘くはないのですが。これはフレンチのレンズ豆のスープを意識しつつ、日本の食材を使ってみたんでしょうね多分。悪くないです。
・Prawn Pamelo
4皿のアミューズの後、料理へ。まずは海老。酸味のあるソースでいただく海老はなかなか斬新というか、不思議な感じ。フレンチ好きな僕ですが、生海老はやっぱ醤油がベストな気がする。
・Confit Papua Octopus
蛸を柔らかく似たもの。シェフは丸いモチーフが好きなのかな? 蛸はなかなか良い素材で、美味しい。黒いソースは黒にんにく。
皿は逆に丸が欠けたような作りなのが不思議。かっこいいなコレ。
・ソルベ
続いては丸い球体の皿が。パカっと開けると…
中身はソルベ。ジンジャーティーの泡も。下はキウイだったかな?この位置にソルベが来るってのが、何だか不思議。さっぱりして美味しいけれど。
・Lombok Sunset Clam
その名の通り、あさりを使ったビスクのパスタ。ロンボク島産なのかな? パスタの茹で加減は…かな。まあ、僕そもそも手打ちあんまり好きじゃないので。ソースは美味しかった。もう少し、スパイシーでもいいかな。でもこれがオーストラリア人向けかも。
・Batik Lobster
黒い更に、緑と白のソース。白いのはコニャック風味で、余韻が良いです。緑は…何だっけ。楽しみにしてた割には、普通でした。海老もちょっとサイズ不足。
・Local Pegion
レンズ豆やビーツ、そのソースをガルニに。これはちゃんとしたフレンチですね。エトフェしてないのか、鳩は血の風味が薄めなのが、いつも食べるのと違って印象的。これがローカル、って感じなんでしょうか。臭みもなく、食べやすい鳩でした。いかにもモダンフレンチ、って感じ。
・52時間ブレゼした仔羊のスネ肉
なぜかもう一皿、肉料理。ホント不思議な構成だな~。この辺りはやっぱりスペインとか、それっぽいんだろうか。でも、この料理自体はやっぱりフレンチっぽい。
ジュを使ったソースも完全にフレンチらしい力強さがあったし、ボリューム的にも満足できたし。不思議だけど、楽しいレストランでした。
・Valrhona Chocolate
ヴァローナのチョコなんでしょうね。何か久々に聞いたような。少し前までは、日本でもよくウリにしているお店がありましたが。
甘さも程よく、おいしかったです。
デザートの前くらいに、相方から空港着いたよ~のメールが。ホテルにトランスファーも頼んであるので、別に焦らなくて良いのですが、なんとなく早く帰らなきゃと思って、プティフールは持ち帰りにしてもらいました。単なるタッパーですけどね。
そして、この焦りによって、おみやげのココナッツオイルをレストランに忘れるという失態…orz 一応、ホテルに帰ってからコンシェルジュに連絡してもらって、置き忘れたことまでは確認できたけど、そこからホテルに送ってもらうのは時間の都合もあって諦めました。まあ、2,000円くらいだし、仕方ない。
この『Teatro Gastroteque』というレストラン、バリではトップクラスの高級店だと思います。まあ、実際作っているものも、雰囲気も、そしてサービススタッフのコミュニケーション力も、ちゃんとしていますし。ただ、マイナス点としては、最後にタクシー呼んで、って言った時に、表に止まっているタクシー(非メーター)を呼んでいたことかな。これだけの高級店なら、ブルーバードとかちゃんとしたタクシー会社と契約して、呼ぶべきだと思うんだけど、それは日本の感覚なのかな?
急いでで料金交渉もしなかったため、250,000ルピア(約2,000円)で、クタのシェラトンホテルまで帰りました。まあ、もう10時半くらいでしたから、深夜料金もあるのかもしれませんが。一応、乗るときに料金言ってくれただけ、マシだと思いましょうかね。
最後のタクシーでちょっとマイナスでしたが、料理や雰囲気などはバリでも最高級の良さがあると思いますので、オススメです。
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投稿日:2016/03/06