......日本の本屋さん......
一昔前は、今のようにネットなどない時代...
重たいガイドブックや地球...
続きを読むの歩き方を命綱に世界中を歩き回ったものです。
ニューヨーク、パリやシンガポールやバンコクの様な日本人が大勢住む街には、必ずといっていいほど「紀伊国屋」や「丸善」等の大きな日本の書店があり、そこで久しぶりに会う日本の書籍の香り(文字や)に嬉々とした自分をいまだに覚えています。
日本の書籍販売が禁止されている国(中国ほか)なんぞもありました。
旅に来ているのに、海外の大丸や三越の書店に入り浸ってしまう程 当時の情報量が少なく、その唯一の発信源であった日本のガイドブックや書籍。そしてそれを販売する日本資本の書店。
まあ、海外まで出て来て『なんで日本の本屋よぉ~?日本で読めばいいじゃぁ~ん?』とツッコミを入れられてしまいそーですが、旅の期間が長くなるにつれ、やっぱ日本の情報や日本語に餓えてくる....この感覚は、我々の世代には痛い程わかるかと...
それがいつしか「i-phone」や「i-pad」ひとつで済んで(キンドル等)しまう時代になろうとは.....
ただ そんな時代のスピードや変化に対応できない私を含むおっさんや日系人がいる限り、海外の書店は永遠に不滅です...と叫びたい。
日本国内の出版社や書店も息絶え絶えの中、海外にある本屋さんは生き残ってほしい(Kindleなんて...とか、やっぱ本は紙でとか、いまだに言い続けている世代の方の為に)...と、ただ、ただ祈るばかりです...
ブラジル(ここサンパウロ)などは、(ITを駆使できるできないの問題ではなく)昔の我々と同じ感覚の、日本や日本語に餓えているお年寄りの日系移民たちがたくさんいるんです...
頑張ってください。
PS)以下、ニッケイ新聞(日系新聞)より
『...フォノマギ竹内書店の麻生譲治店長(63歳、福岡県)は....歳の時、家族と共に渡伯。ブラジルの大学を卒業した後、大阪外国語大学(現大阪大学)に半年間日本語留学、九州工業大学にも2年留学して機械工学を学んだ...留学後は日本のソフトウェア会社に3年間勤務し...帰伯後ファクトリーオートメーション(工場機器自動システム・システム会社)会社に10年勤めた...その後、麻生さんの妻の家族が所有していた同店を後継者として引き継いだという...』
なんだそーです。
閉じる
投稿日:2021/01/23