2017年11月末にコタイジェット(金光飛航)で香港(上環フェリーターミナル)とマカオ(タイパフェリーターミナル)間を往復...
続きを読むしました。香港⇔マカオ間のフェリーは、船体が青色のコタイジェット(金光飛航)の他に、船体が赤色のターボジェット(噴射飛航)もあります。
ターボジェットはおもにマカオ半島のフェリーターミナル(アウターハーバー)に、コタイジェットはタイパのフェリーターミナルにそれぞれ発着するので、コタイ地区の各リゾートホテルに泊まるのならコタイジェットのほうが近いことは近いのですが、マカオ半島のアウターハーバーにもコタイ地区の各リゾートホテルの送迎シャトルバスは沢山来ていて本数も多くありますし、バスに乗ってしまえば港からホテルへの所要時間はさほど大きくは変わらないので、実際にはどちらのフェリー会社を選んでもほとんど同じなのかな、という気がしました。
ただ、どちらに乗るにしても、香港⇔マカオ間は高速艇で航行時間は約1時間なので、乗ってしまえばわりとあっという間に到着はするのですが、往きも帰りもとにかく「乗るまで」と「下りた後」に要した時間が想像以上に長く、チェックイン・イミグレの長蛇の列と待合所の大混雑に辟易し、騒がしい大群衆の中にいるだけでげんなり疲れてしまいましたので、そういう意味ではちょっと覚悟が必要かもしれません。。
香港⇔マカオは、現時点ではこのフェリーが最もポピュラーな移動手段のようですが、利用者数がとにかく多いので、もし香港には特段の用事がなくてマカオへ行くだけなら、香港は経由せずに日本から直接マカオへ飛行機で行かれることを強くおすすめしたいです。それくらい、乗船と下船の手続きには本当に時間と無駄な体力を要しますし、且つそれだけの大変な思いをして乗ったわりには、高速艇という性質上、デッキに出られるわけでもなく、窓には飛沫がかかりまくって海景色も楽しめないし、キャビンもこれといった特徴もなくただシートが一列にずらっと並んでいるだけで退屈です。キャビンには係員が何人かいるので、あまり船室内を用もなくうろうろ探検することも憚られる雰囲気です。海の上を移動するためだけの乗り物として割り切って乗るならいいですが、「フェリー」と聞いて船旅の旅情のようなものを求めると、期待はずれに終わってしまうかと思います。
チケットはコタイジェット/ターボジェットの各公式サイトから予約できます。バウチャーをプリントアウトして現地フェリーターミナルの改札でチケットに引き換えます。座席の指定は出来ません(勝手に席の番号を割り振られます)。当日にターミナルの券売機でもチケットはもちろん買えますが、やはり混雑のことを考えて、事前に準備しておけるものはすべて準備しておくほうが時間のロスは防げますね。当日も時間に余裕をもって、とにかく早め早めに行動することをおすすめします。船内に荷物を置くスペースはたっぷりありますが、上環フェリーターミナルは混雑している長い急階段を下って乗り場へ向かう(エレベーターは無い)ため、大きなスーツケースやベビーカーなどを抱えていると結構しんどい思いをして大変です。手荷物はできるだけコンパクトにされていくことをおすすめします。
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投稿日:2017/12/03