昭和の遺構とも言える店　～　マヅラ喫茶店◎

3.5
旅行時期：2024/12（約1年前）

キタ（大阪駅・梅田）クチコミ：2件

大阪駅前梅田に位置する大阪駅前第一ビル地下１階に在る「マヅラ喫茶店」に４０数年ぶりに伺いました。
昭和４５年は大阪万国博覧会が開催された年で戦後の日本の復興と発展を世界に知らしめる頃で、大阪の中心である梅田界隈の都市整備開発が推進された象徴の一つとして、大阪駅前第一ビルから第四ビルまで建設されました。
その初めての第一ビルの地下１階に開業した喫茶店・マヅラは周辺の多くのサラリーマンやＯＬで賑わいって来ました。

今回は友人と久々に会うことに成り、ならば我々に相応しい店でお茶でもということでここに決めました。
友人は専門学生の頃の思い出として、私は梅田に行った際の時間つぶしの利用として互いに様々な思い出がある喫茶店です。

店頭の脇に在るジョニーウオーカーの人形が懐かしい！～、酒屋やバーでもないのに何故かスコットランドブランドウイスキーマスコットが有るのかが不思議です？…、想像するにはご主人の気まぐれか趣味なのではと思うのですが？。

店内は昭和４０年代に流行したポップアートなデザインで施工され、吊るされた薄暗い照明のどこか怪しい雰囲気と、四角い白い合板テーブルに一人用丸いソファー（スナックなどでよく見掛ける）椅子などが今では観ることも無い昭和の遺構のようです。

そして、ネルドリップで淹れた苦味ある味が昭和の珈琲に相応しくてい懐かしい！、さりげなく置かれた灰皿は今でも喫煙可能を誇示しているようで愛煙家には嬉しい限りです。
その珈琲が￥３００とは驚きの価格ですが？、メニューを見れば大半が開業時から時が止まったようにそのままに成っていました…。

嬉しい様でもあり驚きでもありますが、話しに夢中に成ってる間に周りが騒がしく成って来ました…、時計を見ればお昼前、周辺で仕事する多くの常連客が喫煙を目掛けてやって来ました。
何時の間にか煙草の煙の中に閉じ込められたようで息苦しく成って来たのでそろそろ退散することにしました（服にタバコ臭が染み付きますのでご注意を）。

支払いの際に聞けば店内でも一角だけ禁煙エリアも在るそうです？、が分煙などの仕切りは無いそうです。