兵どもが夢の跡　～　有岡城跡

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旅行時期：2025/01（約12ヶ月前）

伊丹クチコミ：5件

ＪＲ伊丹駅から直ぐの史跡「有岡城跡」は且つての伊丹氏の居城・伊丹城であり、その後に織田信長の家臣でもある武将・荒木村重によって有岡城と改名し、城内から町の整備に至るまで城下町としての基盤を造り上げました。

有岡城は城である主郭部と、家臣団の住む侍町、そして一般町人の住む町屋地区に分かれています。
主郭部は伊丹段丘が東に突出した位置に築かれ、西側と南側に人工の濠を設けています。
そして,侍町と町屋地区を含む東西８００ｍ、南北１７００ｍの範囲を堀と土塁で囲んだ惣構の城とし、北・西・南の要所にはそれぞれ岸の砦、上ろう塚砦、鵯塚砦の３つの砦を築いた戦国時代の城造りに成っています。なので江戸時代の様な３つの丸に天守や御殿・隅櫓・櫓門などは設けてないのです。

城主の荒木村重はその後、信長に反旗を翻しましたが攻め落とされて城は陥落しました。
その後、伊丹は秀吉の直轄領となり、大名は置かれずいつしか城は放置されたまま江戸時代になり、城下町としての伊丹は消滅したわけです。
しかし、焼け残った町屋地区を中心に伊丹の町は酒造りで発展し１５ヵ村一続きの“伊丹郷町”として繁栄してゆきました。