末吉鉄道記念館 (末吉駅跡)

展示・管理・状態が悪過ぎて残念です？　～　末吉鉄道記念館（旧末吉駅跡）

1.5
旅行時期：2023/09（約9ヶ月前）

大隅半島（鹿屋・垂水・志布志・肝属）クチコミ：11件

曽於市末吉町の市街の外れに在る「末吉鉄道記念館」は旧国鉄時代の志布志線・末吉駅跡地を利用して整備された鉄道記念館です。

大正１２年に都城/末吉間が志布志線として開業しその後、志布志まで延伸し全線開通。開業当初から物資輸送を目的としていた為に貨物輸送は蒸気機関車にて順調だったようです。

昭和５０年頃に訪れた際にはＣ１１形・Ｃ５８形両蒸気機関車やキハ２６形気動車をよく見掛けました。
当時は都城で乗り換えて末吉から志布志へ向かい、また乗り換えて大隅線で鹿屋方面へ向かいました。

そして、時代は流れて昭和６２年３月に志布志線廃線と共ない駅も６４年の営業に幕を閉じました。
参考までに当時の駅は相対式ホーム２面２線に側線１本がある交換可能な駅で駅舎も現在の駅舎ではなく当時からの木造平屋建て駅舎でした。

館内の展示品は往時の物が少なく大半が寄与された写真ばかりの掲示で、展示方法や説明・解説などの創意工夫が出来なかったものかと残念に思います。
それ以上に屋外展示は余りに悲し過ぎます！…、線路とは９０度違う方向に敷かれたレールに置かれた気動車の動輪は錆び止めの様な赤い塗装まみれで酷い有様…。

駅名標は当時は木製であったのに金属製に替えられて展示されるいい加減さ？…、手動式転轍機の配置位置や管理場が悪くて、何も考えずにただ適当に並べて展示しただけのように思えて成りません？…、それらが余りも悲しくなってきます。

これでは折角の宝物が時代に埋れて埃まみれで錆びついて輝きを失うようでただ悲しいばかりです。