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焼尻島

自然・景勝地

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北海道本島の傍らに米粒のようにぽっかり浮かぶサフォーク種原産の牧歌的な小島

  • 4.0
  • 旅行時期:2023/08(約2年前)
織田グレイシー道さん

by 織田グレイシー道さん(男性)

苫前・小平・羽幌 クチコミ:3件

サフォーク種の羊肉が旨いという前評判だけで、成吉思汗マニアの自分は居ても立っても居られなくなり焼尻島まで読んで字のごとく焼肉を食しに行く事にした。
高速船を使い9時前に迅速に上陸してお目当ての肉を平らげようとしたが、ターミナル隣の焼肉屋の開店が昼間際なので周囲12キロの島を徒歩で一周して腹を空かせる事にした。

フェリーターミナルにあったガイドマップを片手に歩くこと2時間半で難なく島を一周して、北海道というよりは沖縄の島を歩いてるようで起伏も殆どなく、オンコの林が久高島の聖地(行った事がないが)のような風情だった。
徒歩でのんびりと牧歌的な景観を堪能したが、どういうわけだか牧場にはゴトシープのように黒い頭をしたサフォーク種が一頭たりとも居なかったのには面食らった。
だがしかし水平線上に浮かぶ利尻冨士を筆頭に隣の天売島や北海道本島のお冬さん岬の絶景にありつき、北海道観光の穴場的存在の離島情緒を満喫できたのは言うまでもない。

ちょうど焼肉屋の開店11時頃に島内一周を終わらせて、念願のサフォーク種の成吉思汗(ではなく網焼き)を三千円払って食ってみた。
確かに羊肉特有の赤身や癖が無く歯応えも弾力があって生焼けだと噛み切れないほどで、羊と言うよりは山羊に近い品種のように思われた。

まあ希少種なので仕方のない話だろうが、三千円にしては肉の量が少なく羊肉特有のコクがないため自分的にはちと物足りなさが禁じ得なかったのが正直な感想である。
厚真や長沼あるいは八戸フェリーターミナル食堂の成吉思汗のほうが同じ量のランチ定食なら半額で済み、しかも肉の味も羊特有の深みとコクと力強さが好みなのでサフォーク種の旨味はいささか過大評価を禁じ得なかった。
おそらく羊肉独特のクセを受け入れない者に好まれる品種なのだろう。

焼尻島の後は翌日に士別のめん羊牧場まで足を延ばしてサフォーク種の成吉思汗をハシゴするつもりだったが、本種が味覚の琴線に触れないので取り止める事にした。
島を去ったあとすぐさま羽幌で日帰りを決め込んで翌日、近場にある石狩当別の某焼肉屋で成吉思汗の仕切り直しした方がコスパに優れ味覚や嗅覚にも納得できたのが何とも皮肉な話ではあった。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
3.0
天売島より手前だけにアクセスは良い
景観:
5.0
沖永良部島とか南大東島チックな景観かも?
人混みの少なさ:
3.0
本命がオロロン鳥の天売島だけにさほどでもない

クチコミ投稿日:2023/08/15

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