樽酒マイスターファクトリーの見学会は必見です!
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- 旅行時期:2023/04(約3年前)
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by nichiさん(男性)
御影・灘 クチコミ:2件
魚崎駅から徒歩10分かからずに、菊正宗酒造記念館に到着しました。
長屋門の入口から、酒蔵の雰囲気満載ですね。
菊正宗の創業は、万治2年(1659年)。
江戸幕府で四代将軍であった徳川家綱の時代です。
灘を代表する酒蔵の一つですね。
入口で15時からの樽酒マイスターファクトリーの見学会を予約。
1日に3回の開催ですが、15時はラストの会です。
参加者は10人ほどです。
中は撮影禁止です。
ココは、樽酒のミュージアムではありません。
樽酒の工房です。
中に入るとぷ~んと素敵な木の香り。
スタッフの方の解説で中を巡っていきます。
この日はお休みのため、職人さんたちはいません。
普段は、樽を加工する音で中は「カンカン」すごい音がしているそうです。
奈良の吉野杉をどうやって加工して、釘を一本も使わない樽をどうやって作っていくのか?
昔から受け継がれた伝統技能が紹介されています。
細かく説明を受けるたびに
「は~~ 凄いな~」
と技術の高さにため息が出ます。
途中、動画による説明もありました。
酒の品質に影響する釘、接着剤を一切使わずに杉板と竹のみで作られていく酒樽。
その拘りをじっくり拝見することができました。
樽酒、確かに美味しいもんな~
幕末においてh、江戸に流通する酒の約8割が灘の酒だったそうです。
江戸へ酒を運ぶ船は、樽廻船という船でした。新酒の時期には、どの酒蔵がいち早く江戸へ新酒を届けるか?その速さを競っていたようです。
その様子を表した、酒蔵ごとに旗を立てて江戸に入っていく面白い絵も見せて頂きました。
この頃の新酒を「新走り(あらばしり)」というのですが、俳句の11月の季語なんだそうです。
酒飲みですが俳句にも少し知見がある家内には判るようです。
10月に新米を収穫して、1ヶ月間で酒を仕込み、江戸に運んでいたということですね。
面白いですね~
- 施設の満足度
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4.0
クチコミ投稿日:2023/06/02
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