大分県人のアイデンティティ
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- 旅行時期:2022/12(約3年前)
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by たびたびさん(男性)
大分市 クチコミ:72件
大友宗麟公像は、大分駅の北側出てすぐ。ちょっと難しい顔をした像です。
キリシタン大名として知られる大友宗麟は、積極的に西洋の文物を受け入れ豊後府内を発展させたとされますが、その評価は微妙かな。一時は、豊後、豊前、筑前、筑後、肥前、肥後の北九州6か国を支配し、九州最大の戦国大名となるのですが、毛利氏、龍造寺氏との争いで体力を削がれたのは許容範囲としても、耳川の戦いで島津氏に大敗すると衰退への道へ。キリシタンの優遇による内部の軋轢も原因の一つとされ、キリシタン大名としての功績ももしかしたらマイナスの影響の方が大きかったかもしれません。それでも、最後は秀吉の九州平定に助けられて命脈を保ちますが、嫡男、大友義統は、文禄の役で小西行長を救援せず撤退したことが秀吉の逆鱗に触れて改易となる。
結局、小さな戦いの勝利を重ねても大きなところで戦略を誤る的なイメージがあるんですね。大分だと間違いなく英雄ではあるのですが、大分県人のアイデンティティとしてやっぱりやや弱いような気もします。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2023/05/22
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