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才ノ神の藤

花見

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樹齢2000年と言われるヤマフジの古木。

  • 5.0
  • 旅行時期:2023/05(約3年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

福知山 クチコミ:3件

有路集落の山間にある〝才ノ神の藤〟は、樹齢2000年と言われるヤマフジの古木を中心とした藤棚がある場所である。歴史に現れた祭ノ神の藤は、崇神天皇の治世四道将軍として丹波に派遣された丹波道主命が巡視中にアリが群がっていることから〝近くに人里がある〟と考え、その在りかを家来を供の者に探らせたところ、道端の大木の根元にある石を拝む老人を見つけ誰かと尋ねたところ〝才の神〟と名乗った。そのことを聞いた丹波道主命は〝畏れ多い〟と直に駆け付けて拝んだという。その場所ことが現在現地に残る祠の裏にある御神木のヒノキであり、それに絡まるヤマフジであるとされ、以降才の神として崇められ今日に至っているという。才の神を祀った丹波道主命は、その後丹波国主となり豪族の娘であった丹波之河上之摩須郎女を妻に娶り、その子であり第11代垂仁天皇皇后となる日葉酢媛命をもうけ、孫には第12代景行天皇や斎宮の伝説上の起源と言われる倭姫命が生まれ、その血筋は繁栄を極めたとされている。

勿論神話の時代の話なのでどこまで史実なものかは不明である。また御神木であるケヤキの木は幾度かの落雷のため、枝は折れ幹は裂け樹幹のごく一部と一本の太い下枝を残すのみとなっていたが、わずかに残っていた1本の太い下枝も平成25(2013)年の空梅雨で遂に枯死してしまい往時の面影はほとんど残ってはいない。唯一その老木の藤の根元に〝何かに絡まっていた〟痕跡が残っていることから往時を知るしかないのは残念である。しかしその老藤の根元には何か〝特別なもの〟を感じさせる何かがある。具体的に言い表せないのだが、オーラを放っているようにも見えなくはない。藤と言うと園芸種であるノダフジの〝砂ずり〟といった長い花穂のものが第一に挙げられるようだが、才の神の藤は自生するヤマフジが生育した珍しいものである。

地元の方々の尽力でここまで育った才ノ神の藤、地味ではあるが他の藤棚にはない〝神秘性〟をまた味わいたいと思う場所であると私には思えたのであった。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
5.0
舞鶴大江ICから車で15分程度。
景観:
5.0
見頃の時期にはまさに圧巻であった。
人混みの少なさ:
4.0
それなりに観光客は訪れていた。
バリアフリー:
3.0
芝生と土の広場なので足場は良いとは言えない。

クチコミ投稿日:2023/05/14

いいね!:4

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