日本神話の舞台に現代アートはやり過ぎ感がある
- 4.0
- 旅行時期:2022/11(約3年前)
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by toroppeさん(男性)
新川渓谷温泉郷 クチコミ:6件
日本神話が好きなので、一度訪れてみたいと思っていました。霧島温泉郷、鹿児島空港方向から223号線を南下して来る場合、妙見温泉「石原荘」を過ぎるとすぐ右側に「熊襲穴」の案内板があります。そこを少し登ると駐車場があります。結構広いので15台はとめられそうでした。穴の所有主は「石原荘」さんです。無料で開放されているのは、ありがたいことです。
駐車場から石段、木段を一気に登り続けること約6分で「熊襲隼人」のゲートに到着。その先の岸壁下部に洞窟の入口があります。頭を低くしてでないと通れない狭い入口です。内部は暗いので、入る前に右側にあるスイッチを入れて行きます。一人だと、ちょっと怖いかもしれません。
熊襲族が居住していた穴で、首領がヤマトタケルノミコトに誅殺された場所。第一洞穴は奥行き22m、幅10mで百畳位の広さ、第二洞穴は約三百畳の広さがありますが、現在は入口が崩壊し入れないようです。日本神話は天皇家に都合よく描かれているというのは当たり前なので、熊襲族がそんなに弱かったとは思いません。鹿児島県人のお顔を見ると、熊襲族の子孫なんだろうなという感じがしますよね。
中に入ると通路には段差や水溜りがあるので、目をならしながらゆっくり進みましょう。照明があたっている壁面に描かれた鮮やかな絵は、芸術家・萩原貞行氏のモダンアートで2020年に30年ぶりに描きなおされたようです。もとあった壁画を再現したという部類のものではありません。以前訪れた福岡県の王塚装飾古墳に描かれていた絵柄に雰囲気が似ていますが、ちょっとやり過ぎな感もありました。ライトが当たらない場所にはiPhoneのライトを当てて眺めました。
入口の横には絵馬と賽銭箱がありましたが、ここでは手に入らないので石原荘に行けばあるのではないでしょうか。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 1.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2022/11/29
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