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三宜楼

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門司港の栄華を語れる 場所に相応しい ~ 三宜楼

  • 4.0
  • 旅行時期:2022/09(約3年前)
機乗の空論さん

by 機乗の空論さん(男性)

門司・関門海峡 クチコミ:22件

且つての”門司港の栄華を語れる 場所”に相応しい遺構として令和に受け継がれて来た「三宜楼」は昭和6年に創業した料亭で木造3階建て現存する料亭建築では九州最大級。

創業者の三宅アサは江戸時代末期に京都で生まれ幼少の頃から芸能に嗜み、その後下関の料亭・春帆楼で働き明治39年頃にこの地で三宜楼を創業。
商才を生かして一代で財を成し昭和6年に眺望の良いこの高台に三宜楼を建てました。が6年後の昭和12年にアサは83歳の生涯を閉じ、親族が跡を継ぎました。

その三宜楼の中でも2階の百畳の間と呼ばれる大広間は圧巻で格式高い能舞台も造られ当時としては珍しい荷運び用のエレベータ―も設置されてました。
また、各部屋ごとに異なる細やかな意匠は贅を尽くしたもので、社交の場として連日連夜宴会などで賑わい数多くの著名人が名を連ね出光商会(現在の出光興産)創業者・出光佐三氏はこよなく愛したそうです。
数少ない往時の大型料亭の繁栄ぶりを伺い知ることが出来る唯一の遺構だと思います。

現在は市が買い取り運営なども起こってます~、館内は一般開放されてるので無料見学が出来ます、2階の大広間もイベントなどが無ければ能舞台共々見学可能です。
偶々でしたがスタッフの方々に館内を案内説明して頂いたり、貴重なDVDを視聴させて頂き、厚かましくお茶までご馳走に成りましたことに感謝を申し上げます。

そして、三宜楼・創業者の三宅アサさんと出光商会・創業舎の出光佐三氏の両名については興味深々に成って来ました。別の角度からも理解してみたいですね。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
3.0
JR門司港駅から徒歩10弱と近く判り易い!
人混みの少なさ:
5.0
平日だったので貸し切りでした
バリアフリー:
2.0
2階3階へは階段のみです
見ごたえ:
5.0
昭和初期の大型料亭の遺構は全国的にも珍しい!

クチコミ投稿日:2022/11/01

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