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日本仏教の神聖な霊域とされる”弘法大師御廟”に通じる石橋です!

  • 4.0
  • 旅行時期:2021/11(約3年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

高野山周辺 クチコミ:4件

『御廟橋』は、真言宗の開祖である平安時代・初期の僧「空海(諡号:弘法大師)」上人が中国王朝「唐」の都「長安(現:陝西省西安市)」の「青龍寺」において学んだ「密教」の教えを基盤に大成した「真言密教」における修禅の根本道場として開創した「高野山」の地で、「真言密教」の悟りを得るための修行の場として「高野山・奥之院」の巌窟に入定し、現在も禅定(永遠の瞑想)し続けていると伝わる日本仏教の神聖な霊域とされる「弘法大師御廟」に通じる石橋として霊域との境界を流れる清流「玉川」に架けられており、『御廟橋』から先の霊域エリアとなる「弘法大師御廟」は撮影禁止となっています。
「高野山」の開創については、「空海」上人が修禅の根本道場にふさわしい場所として第52代「嵯峨天皇」に上奏し816年(弘仁7年)に賜わった標高1000メートル前後の”外八葉・内八葉”と呼ばれる蓮の花が開いたような形状とされる峰々が連なる山林エリアに広がる標高800メートル程度の山上盆地となる土地であり、平安時代・中期に編纂の「金剛峯寺建立修行縁起」によると804年(延暦23年)に第18次「遣唐使」留学僧の一員であった「空海」上人が約2年間の留学を終えて帰国の途につく折に「唐・明州」の浜から”伽藍建立の地を示し給え”と念じて持っていた三鈷(仏具)を投げたところ現在の「高野山・壇上伽藍」の壇上となっている地に落ちたとされ、帰国後に「空海」上人が修禅の根本道場にふさわしい場所を求めて和歌山県と奈良県の県境となる当時の大和国・宇智郡を訪ねたところ黒と白の二匹の犬を連れていた猟師姿の「狩場明神」と出会いその犬たちに導かれ険しい山中に入り奥に進むと次に古くからその山の主とされる「丹生都比売大神」と出会い「空海」上人に協力する旨が伝えられ、さらに奥に進むと忽然と幽邃な大地が出現し「唐・明州」から投げた三鈷が木に架かっているのを発見したことでこの地に修禅の根本道場を開創することを決意したと伝えられています。
「高野山」開創から30年以上となる835年(承和2年)に「空海」上人は、「真言密教」の悟りを得るための修行とされる禅定(永遠の瞑想)の地として「高野山・奥之院」の巌窟に入定しています。
さらに「空海」上人が入定してから86年後の921年(延喜21年)になると「東寺真言宗」の総本山「東寺(教王護国寺)」(京都市南区)の長者である「観賢」上人の上奏により第60代「醍醐天皇」から「空海」上人に「弘法大師」の諡号が贈られ、その報告を「空海」上人に伝えるため「観賢」上人が「高野山・奥之院」の巌窟(廟窟)内に入ると「空海」上人が髪を伸ばして生存しているような禅定姿であったことが伝えられたことで「空海」上人が”生き続け世の中の平和と人々の幸福を願っている”とされる「入定信仰」が生まれています。
現在においても朝6時と昼10時30分の2回にわたり食事とされる”生身供”が「空海」上人に捧げられており、「奥之院」にある「弘法大師御廟」ならびに「高野山」開創時に「空海」上人が一番最初に着手した修禅の根本道場「壇上伽藍」のある地が「高野山」における2代聖地として和歌山県の代表的な観光スポットとなっています。
今回は、和歌山市在住の方に自動車で観光案内をしてもらい初めて「高野山」に立ち寄り、時間の都合上「中の橋 駐車場」から有名企業の供養塔などがあるエリアを通り途中から「奥之院」参道に合流するルートで「弘法大師御廟」を参拝しました。
「中の橋 駐車場」は無料で収容台数も多く道路をわたった向かい側に参道出入口があるので自動車を利用して「弘法大師御廟」を参拝する際にとても便利です。
有名企業の供養塔などがあるエリアから奥に進み「奥之院」参道に合流すると樹齢数百年の杉木立が連なる中に歴史上の戦国武将や大名などの慰霊碑・供養塔が建立されているエリアに代わり徐々に現代社会から離れて時空を遡っているような不思議な感覚となり、霊域となる「弘法大師御廟」に通じる『御廟橋』をわたる際は身が引き締まる思いで「弘法大師御廟」を参拝しましたが、参拝後は心が洗われたような清々しい気分となりました。
機会があれば、「奥之院」の正式な参拝ルートから時間を気にせずに参道の慰霊碑・供養塔をゆっくり見て廻りながら参拝をしてみたいと思います・・・

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
その他
アクセス:
2.5
”一の橋”からの参拝ルートの場合:最寄りバス停は奥の院口または一の橋口です。
人混みの少なさ:
3.0
平日の午後に立ち寄りましたが、参拝者が絶えることがありませんでした。
バリアフリー:
3.0
”一の橋”の参道入口から”御廟橋”をわたり”弘法大師御廟”までの距離が約2キロメートルです。
見ごたえ:
4.0
御廟橋までの参道は、樹齢数百年の杉木立に囲まれ歴史上の戦国武将や大名などの慰霊碑・供養塔が複数あります。

クチコミ投稿日:2022/10/23

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