京都でいちばん予約困難な京料理店
- 5.0
- 旅行時期:2022/09(約3年前)
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by beanbagさん(男性)
下鴨・宝ヶ池・平安神宮 クチコミ:1件
知る人ぞ知る京料理の名店。完全予約制で京都で最も予約が困難なお店として有名です。私も予約開始直後に200回近くリダイヤルして、希望日時の予約を取ることができました。結婚40周年のお祝いとして夫婦で訪れます。過去に一度、妻がランチに訪れており、その推しです。
開店の夕方6時に予約客が一斉に入店、当然満席。宴が始まります。決まったメニューはなく、「その日に採れた自然の恵みを、主人、料理人達が心を込めて料理」するという趣向です。夜のコースは、この日は@28,600円、食事の進み具合を見て、追加料理(この日は松茸ご飯@3,300円)あり。全てお任せです。
この日の献立は、
- 八寸(秋茗荷の酢飯詰、玉蜀黍の寒天寄せ、味女どじょう、独活の花の味噌漬け、花オクラ、枝豆と白無花果のきな粉酢和え、鬼灯の中に月に見立てた銀杏と黄身など)
- モロヘイヤ、アシタバ、菊の花、栗、小さな揚げ豆腐のお浸し
- 椀物(鹿ヶ谷かぼちゃ、茗荷、白味噌・赤味噌の合わせ味噌仕立て)
- 焼物(子持ち鮎の塩焼き・ウルカ乗せ、万願寺唐辛子にトマトペースト、みかん)
- お造り(鯉、マイクロ胡瓜、完熟ゴーヤ、ミニトマトはマスターカード・マーク、鯉の鱗の素揚げ、季節の野菜など)
- 煮えばな(アルデンテ)と有明海苔
- 吸い物(鱧、えんどう豆、松茸)
- 鯖?のなれ鮨
- 炊き合わせ(蓮根小豆詰め、芋茎、薩摩芋、蕪の間引き菜、舞茸)
- 強肴(十勝完全放牧牛のステーキ、センマイなど)
- 焼き物(鰻の白焼きと香茸)
- 茗荷、香茸、焼きゴーヤなど
- 松茸ご飯、カラスミ乗せ
- ご飯
- 丸干し
- 香の物、茄子の煮浸し、椎茸と胡瓜の和物・ニラの花乗せ
- パリ(お焦げ)
- ニューヨーク(お茶漬け)
- 水菓子(みかんゼリー・バジルのアイス・バルサミコソース、葡萄)
- 京番茶
- 水出しコーヒーと蕎麦の実入り黒糖金平糖・蘇
というラインアップでした。
店主の軽妙なトークに引き込まれ、あっという間の3時間です。季節感あふれる料理はどれも驚きの連続、他では味わえない個性的なマリアージュが次々と展開します。長い人生では一瞬ですが、至福の時間が過ぎて行きます。単に舌とお腹を満たすだけではなく、この環境に身を置く時間にこそ意義のある経験です。値段が値段なので常連という訳にはいきませんが、一度は訪れる価値のあるお店です。
なお、支払いは現金のみ。忘れないようにしましょう。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算:
- 10,000円以上
- 利用形態:
- ディナー
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- サービス:
- 5.0
- 雰囲気:
- 5.0
- 料理・味:
- 5.0
- 観光客向け度:
- 4.0
クチコミ投稿日:2022/09/22
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